店主敬白(悪魔の囁き)

栄進大飯店の店主さがみやがおくる日々の悪魔の囁き。競馬予想や文学・音楽・仕事のグチやちくりまでいろいろ。

店主、休養十分か?

2009-12-03 21:56:30 | Weblog
 明日から仕事なので、たぶんしばらく休みがないだろうから、いろいろと書きかけだった記事をUPしておきます。
 またひたすら温泉でふやけながらも、休みはあっというまに過ぎていく。
 

店主出張

2009-12-03 21:40:48 | Weblog
 先日年末の仕事のために出張に行ってきた。
 場所は佐賀県の某所である。
 珍しく(本当に稀だ)スーツなど着込み、イタリア製の書類カバンを小脇にめかしこんでいるおいらは、久々の電車移動である。
 そもそもスーツなんか着ている時点で雨が降るんじゃないのか?と思ったが天気は見事なほどに快晴である。
 そういや、こっちに来てから電車に乗ったのは三角港行った以来であるのたが、車内でさえもなんか暑い・・・このスーツはパンツスーツなので、特に暑い。
(早ええとこスカートのスーツを作っておこう、失敗した)
 そんなもんでお昼は、出張先の工場のある駅の近くで、ざるそばにした。
 土曜日なので、近隣の皆さんは皆出かけているのか、あたりにあまり人がいなくて、静かななかに駅近くのスーパーの呼び込み音楽だけがじゃんじゃん鳴っているのである。
 そのスーパー近くのそば屋で、そばを食べる。

 味はいいんだけど、セイロの下のほうにブチブチ切れたそばが入ってる・・・。
 でもってセルフで漬物とこんぶが出るんだけど、店の人はそんなこと何も説明しなかった。
 相席した近所の人らしいばあさんが教えてくれるまで、知らなかったよ。
 だしをとったあとの昆布を煮たらしいつくだにもおいしかったけどね。

 その後、会議まで時間があったので、大きな道路に出て、喫茶店で時間をつぶした。
 ゆっくり飲んだ苦めのコロンビアの味。
 ああ、そういえばひとりで喫茶店入って、コーヒーをゆっくり飲むなんてひさしぶりだった。
 満喫満喫・・・そんでもってタクシーを捜して出張先へ。

 今は食品業界もうるさくなっているので、出張先の工場も検温・消毒があり、そのうえ敷地内も、勝手に歩くこともできなくて、白線の通路にそって目的の建物まできちんと歩かないと、ガードマンが寄ってきて注意されるのだ。
 通路をはみ出すと、
「そっちには行かないでください」
 って言われた。そういうものなのか、厳しいのお。
 おいらはまるで文明についていけない田舎から工場見学に出てきた人のようにかしこまって、ヘコヘコしながら歩くしかなかった。
 そして会議が終わると、工場関連のおみやげをもらって建物を出て、また白線を歩いて帰る。
 こんなカンジだった。

 さて画像はJRの駅でゲットした「九州版桃鉄クッキー」である。
 価格も500円台と手ごろだし、桃太郎クンの顔入りのクッキーなのだ。
 味はちょっと子供向けなのか、甘めにできている。



  
 

クイーンってそういうもんなの???

2009-12-03 21:12:26 | 音楽
 そういえば、ブログ開設からもうずいぶん日がたっているというのに、音楽に関した項目は、数えるほどしかない。
 まあ、サボッているようなものですので、反省してます。

 さて今回は・・・
 まだニュース記事を見ただけだが、あの松本零士氏がクイーンの「ボヘミアン・ラプソディ」の曲アニメを製作し、ネットで配信するのだという。
 えっ?
 おいら的にはあまり考えたこともなかった組み合わせだったので、驚いた。
 「スターフリート」(ブライアン・メイのソロアルバムに入ってる曲)だったらわかるけどさあ・・・このコラボってなんか違うんじゃないの?
 その記事の画像を見てみると、さらに違和感がひろがった。
 なんか松本氏が最近取り組んでいる作品のキャラを使っているようなのだが。

 はっきり言って・・・やだ。
 
 それしか言いようがないのか、貧弱なボキャブラリーの発言すんな、とか言われそうだけれど、あの曲にはもう少し、幻想性のある作家さんのほうが良いのではないか。
 松本氏のSF性とこの曲があってないんだよ、本当に残念だけど。
 もうちょっと宇宙とか、メカとかをとっぱらっちゃったファンタジー色があればいいんだけどねぇ。
 まだこの時点では一点の画像しかみていないうえで、文句をたれてもしょうがないことなんだけど。 

古きよき紳士の時代

2009-12-03 12:02:06 | 小説・読んだ本
 なんか今、イギリスにかぶれてて昔のロンドンを書いた「言語都市ロンドン」やこの本を読んでいる。
 P・G・ウッドハウス「エムズワース卿の受難録」。
 ウッドハウスという人について、おいらは中野翠さんのエッセイで知ったのだが、日本での知名度はイマイチだけど、イギリスでは有名作家も参加している研究会があったり、あちらではかなり有名な作家で、たくさんの本を残している。
 今回読んだ本も、かなりおもしろいのだ。
 もう、古き良き時代の貴族生活全開で、善良な領主様であるがゆえに、とんでもない事件にばんばん巻き込まれるエムズワース伯爵。
 本当は退屈なまでの平和が好きなんだろうけれど、次から次へと事件が、人とともにやってくる。
 それを決してスマートではなく、聡明なやりくちでもなく、権謀術数を駆使するでもなく、おたおたしながら解決していくから、この作品は面白いのだ。
 いや、伯爵には災難だが、読者には大笑いでしかなんだけどね。
 一族の者も、愛すべきところもあるけれど、自分の利益や名誉が大好きな、けっこうとんでもない人だらけである。
 この「とんでもなさ」の描き方がすごくうまい作家だからこそ、あっちではたくさんの人に愛され、大笑いされたんだろう。
 なんかおいらもハマってしまいそうである。