今回はこの本。
ま~とんでもない内容の本である。
20世紀を代表する芸術家、ダリ。
その狂気じみた私生活と、そのとんでも私生活を維持するためにタレ流しにされた贋作「芸術」。
読んでいてめまいがするようなダリとガラの果てしない欲望。
お金のためなら、贅沢のためなら白紙にサインをしてばんばん売ってしまうのである。
(もちろん後から、絵が印刷されてくる)
油絵と違って大量生産できるリトグラフの世界は、これだから怖いのだ。
なんか芸術愛好家をナメきったような世界がえんえん続くんだけど、
「どうせみんな、資産(投資)として作品を買ってるんだから、いいじゃん」
「こんなもん買うほうが悪いんだよ」
と言われてるようで、だんだんハラが立ってくるのだ。
そう、白紙にサインをしながら朝食をとっているシーンを読んでいると、かなりムカムカしてくる。そばにいたら思わず殴りたくなるほどにだ。
まあ、こんなことしてたら主人公(絵画の斡旋人)じゃなくてもイヤ気がさしてくるんだろうな、と思うけどね。
読後感はかなり悪い。
でもそれは作者のせいでも主人公のせいでもない。
ダリ夫婦とその二人を骨抜きにして「金もうけマシン」にしてしまった周囲の連中、
あんたらがすべて悪い。
ま~とんでもない内容の本である。
20世紀を代表する芸術家、ダリ。
その狂気じみた私生活と、そのとんでも私生活を維持するためにタレ流しにされた贋作「芸術」。
読んでいてめまいがするようなダリとガラの果てしない欲望。
お金のためなら、贅沢のためなら白紙にサインをしてばんばん売ってしまうのである。
(もちろん後から、絵が印刷されてくる)
油絵と違って大量生産できるリトグラフの世界は、これだから怖いのだ。
なんか芸術愛好家をナメきったような世界がえんえん続くんだけど、
「どうせみんな、資産(投資)として作品を買ってるんだから、いいじゃん」
「こんなもん買うほうが悪いんだよ」
と言われてるようで、だんだんハラが立ってくるのだ。
そう、白紙にサインをしながら朝食をとっているシーンを読んでいると、かなりムカムカしてくる。そばにいたら思わず殴りたくなるほどにだ。
まあ、こんなことしてたら主人公(絵画の斡旋人)じゃなくてもイヤ気がさしてくるんだろうな、と思うけどね。
読後感はかなり悪い。
でもそれは作者のせいでも主人公のせいでもない。
ダリ夫婦とその二人を骨抜きにして「金もうけマシン」にしてしまった周囲の連中、
あんたらがすべて悪い。
もしくはヤッターマンのボヤッキー。
マジメなダリのファンの方は、読まないほうがいいかもしれませんね。
この一文ですごく読みたくなった。
多少変わっててもいい人ならいいけどさぁ。