店主敬白(悪魔の囁き)

栄進大飯店の店主さがみやがおくる日々の悪魔の囁き。競馬予想や文学・音楽・仕事のグチやちくりまでいろいろ。

寿司は腐ってないが、奴は腐ってる?

2008-03-12 10:08:00 | 珍事件
 昨日おいらが仕事をしていると、朝の開店前に、向かいの店に入った高校を卒業したばかりのバイトのねえちゃんが、困り果てた顔をしていた。
 どうしたのかと話をきくと、
「さっき●●さんがきて、今日寿司が売れ残ったらタダで三個くださいって言うんです」
 と言っていた。
 ちなみにこの●●とは、おいらの同僚であるが、別にすし屋の店員ではなく、まったく別のテナントの店員だ。
 この店の寿司はだいたい1500円前後である。
「その人(●●)、買ったとこのある人?だったら余ったらあげればいいと思うよ。買った人のいる前で、買ってない人に余ったもの配って、問題になった人もいるから」
 おいらがそう言うと、そこに別の、(すし屋の)店員のおばさんがきた。
「買うわけないじゃないのよ、●●さんが。最初からタダでくれって、私も言われた」
 と言うのだ。
 「その人、ひとり暮らしでしょ?なんで3個もいるの?(自分のぶんだけでいいのに、というニュアンス)」
 同僚のひとりも、呆れたようにそう言った。
 彼女も「くれくれ攻撃」にそうとう頭にきているようである。
 結局は、●●にはやらなかったそうである。

 お客様がお金を出して買ってるのに、自分は「タダ」かよ。
 しかもひとり暮らしのはずなのに、3つも・・・。
 商品が売れ残るって決めつけられてるようで、おいらならむかつく。
 聞くだけであさましくなる話だ。
 こういうのを「節約」ってもてはやすんなら、それはやめてくれ。
「そうしなければ、寿司など高くて買えない」
 って言うなら、一生食うな。
 人に迷惑をかけて、厚かましく生きるな。

 ちなみに、この日寿司は売れ残らなかった。
 ねえちゃんと、おばさんの意地の勝ちである。
 素晴らしいことだ、おいらたちは、みな拍手した。
 まわりの連中も「タダでください」には、頭にきていたのだろう。
 ざまあみろである。

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