店主敬白(悪魔の囁き)

栄進大飯店の店主さがみやがおくる日々の悪魔の囁き。競馬予想や文学・音楽・仕事のグチやちくりまでいろいろ。

三婆の②

2010-12-08 19:59:12 | 珍事件
 先日休みの日に、いつも行く近くの温泉に行ってきた。
 ここは近くに大型施設が他にないせいか、ほとんど町の人たちとドライブ客しか来ない穴場なのである。
 そんなこんなで湯につかってボーッとして、サウナに入ってイヤなもんを抜いて・・・。
 風呂から出て脱衣場にいたら、2人のばあさんが何かしゃべっている。
「アンタ●●●子ちゃんでしょ?」「そうだけど」ばあさんたちは、どうやら今日偶然再会した、中学か高校の同級生らしい。
 そうこうするうちに、脱衣場にいたほうのばあさんが、食堂にいるらしいもうひとり別のばあさんを連れてきた。
 「ほら、アンタ●●●子ちゃんだよ」
 「えっ、ぜんぜん変わっちゃってるから、わかんないよ」
  そういう会話がえんえん会話は続く。
  その間「●●●子」と名指しされたばあさんは裸。
  そしてこいつらは、脱衣所と浴室のドアの前に立って、ドアを堂々と開けっ放しにしてひとりは裸のままえんえんと昔話をしているのだった。
  ここの湯は、以前「街のサイレンが鳴っても誰も何も動じない」とおいらが書いた場所である。さすが●●町民、浴室のドアを明けッぱなしでも誰もなんにも動じないのだった。 そんなところだから、おいらが「中の人が寒いから、ドアを閉めて浴室か脱衣場のどっちかで会話しなさいよ」などというのは、野暮なことなのだろう。

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