斉藤うめ子ブログ

新しいニセコの街づくりにとりくみます

105歳で天寿を全うした曽祖父!

2020-08-11 17:28:41 | 歴史
古い写真を処分していたら、とりわけ古そうな写真がでてきました。
それは母方の曽祖父の葬儀の写真で写真の裏には昭和34年5月8日故子之助
百五才 葬儀網走市大盛寺に於いてとあります。
幼い時から105歳で亡くなった曽祖父の話はよく聞かされてきましたが、
これではっきりしました。

1854年安政元年に生まれた曽祖父は歯が丈夫で100歳を過ぎても歯は健康
そのもので硬いものをバリバリ食べていたと聞かされていました。
その遺伝子のせいか姉も兄も小学校の頃に歯の健康優良児に選ばれ一度なら
ず表彰されていたようです。私は選ばれることはありませんでしたが、歯で
あまり苦労したことはありません。

さて1854年とは江戸末期明治維新1868年の14年前になります。
1854年は安政元年で、ペリーの黒船来航の翌年になります。
ペリー来航の1853年は嘉永6年で翌1854年元号は嘉永から安政に変わり
日米和親条約が締結されています。曽祖父がどこで生まれていつ北海道に
渡って来てなぜ網走にいたのかわかりません。

いまから60年余り前に105歳で天寿を全うした人は珍しいのではないかと
思います。当時としては相当の長寿だったのではと思いますが、長寿の
公式記録がないのでわかりません。

160年前の歴史に思いを馳せたひと時になりました。また機会があれば
先祖のルーツを辿ってみたいと思います。

西富遺跡発掘調査説明会

2019-05-04 00:15:59 | 歴史
時折激しく降る雨の中、5月2日(木)西富遺跡調査グループによる
遺跡発掘調査の見学に参加しました。この調査は2015年から毎年継続
して実施されてきたものです。

遺跡の発掘調査を行なっているのは北海道大学 埋蔵文化財調査センター
助教授高倉純先生のチームと協力参加している早稲田大学教授の長崎潤一
先生です。

旧石器時代の多種多様な道具制作・メンテナンスの痕跡を見学しました。
4000~4500年前の縄文時代後期に残されたと思われるストーンサークル
の遺跡がみられます。




「ジェンダー・クオータ」

2018-10-30 23:55:57 | 歴史
「政治分野における男女共同参画の推進に関する法律」が成立し、この法律を
実効性あるものにするために全国でさまざまな活動が繰り広げられています。
「クオータ」・「パリテ」の成立の歴史的背景を基に私の意見も交えながら
情報を紹介します。

ノルウェー⇒北欧諸国⇒欧州⇒世界にクオータ制が広がる中で、1990年代は
イタリアやフランスなどで「クオータは男性への逆差別ではないか」という
違憲訴訟があり、フランスでは違憲の判断が下されたことに対して憲法を改正
して、パリテ法を作りました。「パリテ」は「完全なる平等」を意味する言葉
だそうです。

ベルリンの壁が崩れ、「民主主義とは何か」という命題をつきつけられ、
当時、フランスの女性国会議員比率が欧州最低でギリシア以下になったことが、
世界初の「人権宣言」をした自負、先進国として恥ずかしいことだ、という
共通認識がフランスで広がったようです。パリテ成立前のフランス議会は、
9割以上が男性であり、日本以下でした。

パリテは、もはや女性への差別是正措置ではない、ということ。
近代社会が当初から男性の市民社会として形成されてきたことを認め、その過ちを
訂正したのがパリテであったというものです。
近代市民社会の民主主義の欠損というフランス・パリテ(2000年6月6日)
の指摘は世界に大きな影響を与えました。50-50の目標は、もはや性差別の
是正ではなく、民主主義社会の実現を目指す人類の課題としてそこにあるように
なりました。

日本で「政治分野における男女共同参画の推進に関する法律」が成立した背景には
1992年に「全国フェミニスト議員連盟」が創立され、
2012年に「クオータ制を推進する会」が結成され、
2015年には「政治分野における女性の参画と活躍を推進する議員連盟」が設立され、
長い年月をかけて政党や国会議員らへのロビーイングを地道に継続してきた努力の
結果であり、今度は日本が世界に追いつき追い越す番です。

武四郎がたどった幕末の尻別川

2018-09-25 01:26:22 | 歴史
尻別川の未来を考える【オビラメの会】の主催で「松浦武四郎が
たどった幕末の尻別川」と題する講演が9月22日(土)町民センター
で開催されました。約50名以上が参加しました。講師は梅田滋さんです。

北海道命名150年の意味を考える内容の講演でした。
150年以上前からすでに北方領土問題が始まっていたことが分かりました。
そして「日本書記」(720年成立)に記された安倍比羅夫の北征の記実。
新井白石、間宮林蔵、近藤重蔵、伊能忠敬等、北海道にロマンを抱いて
関わった人々、アイヌとの関係、これから解明されなければならない
歴史が今開かれようとしています。
私たちはまだまだ北海道について知らないことが多すぎます。
今後の調査・研究の必要性を強く感じます。


 [トークイベント] カフェ 土香る

2018-07-25 00:01:57 | 歴史
~ニセコ有島に眠る地霊のつぶやきに耳を傾け現代口承文芸を語り継ぐ~
トークイベントが7月21日(土)土香る会主催により有島記念館で開催されました。
作品は梅田滋さん作の「お地蔵さんと悪ガキたち」です。作者自身による解説を
交えて朗読がおこなわれました。

土香る会から梅田滋さんに
第1回[ Arish Meister] 賞が贈られました。

Arish の意味について会長の井上さんにお聞き下さい。