斉藤うめ子ブログ

新しいニセコの街づくりにとりくみます

6月議会定例会が始まります

2017-06-14 23:22:16 | 議員活動
6月議会定例会が15日(木)から始まります。
一般質問は最終日21日(水)です。
14日(水)に一般質問5件を議会事務局に提出しました。

1. 新庁舎建設構想について
2. 町民への行政サービスについて
3. 公共施設であるニセコ町役場庁舎内の禁煙について
4. ラジオニセコの活用について
5. 北海道版CCRC(生涯活躍のまち)構想について

各項目の質問事項はできるだけ短く簡素にしました。
質問はすべて町民のみなさんからの意見・要望を聞き、それを反映させる
ために議会で質疑応答して、首長の考え方を問い質すために準備しています。
一般質問は16日の議員運営委員会で議長と5人の委員(審査官)に審査
されて採否が決まります。

星座忌コンサート

2017-06-13 00:24:03 | 地域活動
有島武郎の命日である6月9日を悼んで毎年6月の初めに星座忌が
行なわれます。今年は有島武郎が大正12年にこの世を去ってから、
94回目の命日に当たります。




有島武郎の遺影に黙祷のあと代表による献花が行われました。
その後、ヴァイオリンニストの大平まゆみさんをお迎えしてコンサートが
行なわれました。





検査入院

2017-06-12 23:52:33 | 健康
およそ35年ぶりに入院を体験しました。
今回は5日間ほどの検査入院でした。
もともとモニターに応募して、自費で検査を受けるもので、医療に
貢献できて、自分の健康管理にもなると思い5年間の継続検査を
受けることにしました。自分の意志でいつでも止められるものでしたが、
今回は最後の5回目で全て終了の予定でした。その最後の最後に
気になる変化が見られるとのことで、入院して検査を受けることに
なりました。
結果は6月末頃になる予定です。結果はとても気になりますが、
神に全てを委ねるしかないという心境です。



病室から見える風景



ドクターヘリが時々目の前を発着しています。

2017年度 全国フェミニスト議員連盟 総会と講演会

2017-06-04 21:23:48 | 議員活動


去る5月28日(日)調布市で「全国フェミニスト議員連盟」の総会と講演会が
開催されました。会員約200名の内、町(村?)議会議員は10%もいるのでしょうか。
出席者は主に全国の市議会議員・東京都区議会議員(元・前職を含む)が
ほぼ全体を占め、県議会議員数名と、時折現職国会議員も参加しています。
私のように北海道の小さな町から参加するのは例外的かもしれません。
それだけに希少価値?があるのか、とても親切にされています。
ニセコ町議会とは「天国と地獄」の違いをいつも感じています。
やはり本物の女性議員が増えなければ社会は変わらないことを実感しています。
私は地方の小さな町村の女性議員こそこうした全国規模の議員連盟に参加して
政治のKnow―howを一緒に学んで欲しいと思っています。



役員体制の中で私は<増やせ女性議員!なくせ「女性ゼロ議会」
プロジェクトチーム>に所属しています。
今このチームがメインに取り組んでいるのは、三井マリ子さんが中心に
なって全国の女性ゼロ市議会をなくする運動を積極的に展開しています。

このプロジェクトチーム(ゼロ僕)の活動方針は
1)「女性ゼロ議会」の市がなくなるようあらゆる努力をする
 (当該市の訪問調査や女性団体とのネットワーク構築を土台とする候補者
  擁立の促進活動)
2)Q の会(クオーター制を実現する会)への参画
3)NWEC( ヌエック 国立女性会館の略称)ワークショップ企画運営
4)「地方議会女性議員進出度マップ」更新
5)選挙制度改革をすすめる団体や活動との連携
6)女性議員を増やすための調査・研究等

超アクティブな女性議員ばかりで物凄い刺激を受けています。
知力、能力、実力、体力の全てにおいてとても敵いませんが、その中にいる
だけで勇気、希望、自信につながります。

会計報告の中で、会計担当の議員から議員連盟が2015年7月に発行した
「自治体議会における『性差別体験アンケート』報告集」をニセコ町
議会事務局が購入したことを高く評価されて、全国の自治体議会での購入が
大変望ましいという発言がありました。

この報告集は2014年6月の東京都議会でのセクハラ発言をきっかけに、各地の
議会でのセクシャル・ハラスメントの実態について調査を行ったものです。
議会で当事者として日常的に性差別と向き合い問題意識を抱え活動している会員の
「この実態を明らかにして、議会を変えたい」という声を受けて行なったものです。
私もこのアンケート調査の中でニセコ町議会の実態について回答しています。
ぜひ読んで欲しいと思います。


講演会は秋田県藤里町社会福祉協議会会長の菊池まゆみさんが講演されました。



藤里町は人口3,448人、65歳以上1,555人、高齢化率45,09%です。

この町の活動が凄い!
~秋田県では「一人の不幸も見逃さない運動」として昭和55年度より開始~
「ひきこもり」対策、
「弱者でも地方創生の担い手になれる」
「町民全てが生涯現役を実践する町づくり」構想
「仕事づくり拠点」
これからの町づくりの原点に立って実践していく意気込みがひしひしと伝わってきます。
ニセコ町もこの活動を参考にして取り入れて行って欲しいものがたくさんあることを
感じました。

著書:「『藤里方式』止まらない」、「地域福祉の弱みと強み」




会場近くの中華料理店で懇親会 飲み放題・食べ放題で3,600円でした。

グローバル・グリーンズ リバプール大会報告会

2017-06-04 16:23:31 | 緑の党
5月27日(土)東京都文京区民センターで行われたグローバル・グリーンズ
リバプール大会報告会に参加しました。
世界90か国から2,000人が集まり、日本から20名が参加しました。
リバプール大会の動画が上映され、参加者からの報告がありました。
勇気と希望をたくさん頂き、自信が湧いてきます。




緑の党共同代表の長谷川羽衣子さん
初めてお話しました。とても美しい方です。




派遣団団長の長谷川平和さんの「新しい社会をつくる政治的受け皿としての
GREENS の役割を探る」の文書の中から「宣言」の要約を掲載します。

【この宣言は、環境危機、不平等、武力紛争の増大、排他的ポピュリストに
よる虚構の解決策に対して、多様性を尊重し、平和と真の民主主義をめざして
世界の緑の党が団結して取り組むことを決意するものです。】

2017年3月31日から4月2日、イギリス・リバプールで緑の党第4回世界大会
グローバル・グリーンズが開催され、この大会の成果が「リバプール宣言」
として発表されました。

以下は「リバプール宣言」全文です。
 
長いのでお時間のある方はぜひお読みください。

グリーンズ 世界的運動、統一ビジョン

世界は憂慮すべき危険な傾向にあります。その傾向がもたらす課題に立ち向かう
ために、多様な主体が団結し始めています。グローバル・グリーンズは、持続的で
公正、自由で民主的な変革の担い手として、私たちに共通の価値観を追い求める
多くの戦いに参加してきました。世界は私たちが未来世代から借りているに過ぎません。
その世界を未来の世代に返すために必要とされる根本的変換を成し遂げるために、
私たちはこの先も連携をより強化することを誓います。

環境危機、不平等、武力紛争が増大しつつあり、政治的かつ社会的な変化を求める
声が上がっています。悪質で独裁主義的な指導者と右翼政治家が、その不満の声を
利用しています。ポピュリスト的手法を使い、彼らは事実上全ての問題について、
少数派、反対派、「よそ者」、とりわけ移民と難民申請者に責任を押し付けています。
気候変動あるいは緊縮財政そして社会分裂などの現実の問題に対して、ロシア大統領
プーチン、米国大統領トランプ、トルコ大統領エルドアン、フィリピン大統領ドゥテルテ
などの指導者たちは、虚構の解決策を示しています。私たちグリーンズはその対極にいます。
私たちは恐怖を希望に、憎しみを慈しみに、人種差別主義を全ての人への尊重に替えること
を求めます。

私たちグリーンズは実践的かつ理想的な政治を提供します。多様性を尊重し、平和を進め,
真の民主主義を構築し、不平等に疑問を呈し、とりわけ、自然と将来の世代を尊重する社会を,
私たちは信じます。 私たちのグローバル・グリーンズ憲章に掲げられるこれらの緑の価値観は、
地球上の緑の党に共通しています。 緑の党それぞれの多様性を尊重し、共通理念と実践的な
アプローチの両方を携えてアクションに活かします。

[気候変動]
気候変動は、私たちが直面する最大の脅威であり、人々、 人間社会、環境、未来に対する
脅威です。私たちグリーンズは、産業革命以前からの気温上昇を1.5度までに抑えるという
パリ協定の目標を達成するよう、気候変動に関し迅速に行動するよう尽力します。

すべての人のためのクリーンな電気
太陽光、風力、その他の再生可能なエネルギー源は、 地球にパワーを与えます。
グリーンズは、クリーンな電気へのアクセスをすべての人に与えるために努めるとともに、
原子力を排除し、新しい大規模ダムと産業規模のバイオマス発電を拒否します。

化石燃料を地中にとどめる
私たちグリーンズは、すべてのレベルで、2020年までに化石燃料への補助金をG20諸国に
おいて終了するためのキャンペーン、そして政府と公的機関による化石燃料からの投資撤退
のためのキャンペーンをしています。グリーンズは、フラッキング(訳注:水圧破砕法)、
新しいまたは拡大した石炭採掘、海上石油・ガス掘削に反対します。

森林を保護する
自然な森林は気候解決の一部であり、他の 自然環境も同様です。グリーンズは、それらを
保護します。

損失と損害の補償
私たちグリーンズは、脆弱な国々が気候変動により生じた損失と損害の賠償を得られるための、
国際法での枠組みも含めた支援を実現するよう尽力します。

[エコロジー]
すべてのいのちが依存している地球システムは、前例のない速度で、破壊され、汚染され、
劣化させられています。人間の活動をグローバルサステイナビリティの制限内に抑える緊急の
変革がなければ、結果は壊滅的となる可能性があります。グリーンズはローカルからグローバル
までの全てのレベルでのエコロジカルな持続可能性と回復性に向けて共同行動を導く比類ない
位置にあります。

自然を保護し復元する
私たちグリーンズは、生物多様性および森林、海洋、氷帽、山の氷河を含む重要なエコシステム
を保護し回復する決意です。

必須の人間支援システムを変革する
私たちグリーンズは、持続可能な食糧、水、都市システムをサポートするエコロジカルな経済と
新しいガバナンスを促進します。グリーンズは、動物保護者でもあり、他種への慈しみを促進し、
工業的畜産や他形態の残虐行為に異議を申立てています。

[民主主義]
もし真摯な民主主義が機能しなかったら、気候変動も環境問題も社会的課題にも取り組めないで
しょう。参加型民主主義によってこのような課題に対する有効な解決策を見出せると確信しています。

民主的プロセスへの参加
私たちグリーンズは、参加の障壁となる不当に高額な立候補費用(供託金)や制限的な政党登録
規則は取り除くように働きかるとともに比例代表制の導入を促します。一党支配や'終身任期’
は民主主義に反するものとして非難します。選挙監視団には可能な限り参加していきます。

女性のエンパワメントで政治参加をすすめる
私たちグリーンズは、女性の政治参加を妨げる要因を生活のあらゆる局面から取り除き、
政治的均等を促進します。グローバル・グリーンズ女性ネットワークの活動を支え活発化を
進めます。

若い世代に政治参加を働きかける
私たちグリーンズは、あらゆる形の政治参加ができるように若い人たちを力づけます。
参加型民主主義を念頭にグローバル・ヤング・グリーンズがこの方向へ進めるように協力していきます。

グリーン・シールドに再び尽力する
2001年に立ち上げられたグリーン・シールドは、脅威に晒されているグリーンズの仲間の保護を
支援するよう、緑の党の国会議員や活動家を結集しています。この枠組みは主に政府への強い働き
かけを使って、収監や拷問や人権抑圧や危険の中での生活から救出しようとするものです。

政策は企業でなく政府が決める
私たちグリーンズは、公的な空間や力を取り戻すとともに、企業が民主主義をしっかりと守るよう
転換させるために力を尽くします。貿易協定に「投資家対国家の紛争解決(ISDS)」条項が
盛り込まれ、投資受入国を通常の法的枠組み外にある秘密主義の裁決機関に訴える権限が
外国企業に与えられている場合、その条項を廃棄します。

私たちグリーンズは、中南米ではカナダ採鉱企業、ナイジェリアではシェル社が、資源搾取と
環境破壊しておきながら、母国では議会に工作活動を行い影響を与えているといった事実を
暴露するなどして、これに(国際的に)協力して対抗するよう尽力します。

市民社会を保護する
私たちグリーンズは、個人の自己決定権、市民組織や社会的自己組織化を支持します。
市民社会と市民組織による活動領域のあらゆる拡大を大切にし、政権によるいかなる侵害や
そのような傾向には反対します。

報道の自由を尊重する
私たちグリーンズは、報道の自由を含むあらゆる自由権を尊重し拡大させます。
ジャーナリストに対する不当な拘束や独立報道機関への抑圧に反対します。

[社会的公正]
私たちグリーンズは、より平等な社会を支持します。不平等はだれをも傷つけるものであり、
収入や財産の著しい不平等は貧困や社会の崩壊につながります。グローバル化によって確かに
社会的進展と新たな機会が生まれましたが、その反面で資産と権力がわずかな人たちのみに
集中するという負の側面を持っています。すべての人びと全員の生活の質を向上させるためには,
平等とインクルージョン(社会的包摂)とが不可欠です。

ジェンダーと性認識
私たちグリーンズは、解放と多様化を推進します。女性が完全に対等でない社会を拒否する
とともに女性のエンパワメントは緑の理念の核心であると主張します。ジェンダーは(男女という)
二元的なものに限られず、性認識は多様であると認識しています。グリーンズはこれまでも、
ゲイ・レズビアン・トランスジェンダーの平等な権利を促進してきました。

移住および避難
私たちグリーンズは、国外避難する権利、避難(移住)者がもつ権利を擁護します。
難民を社会問題の原因とみなすような(政治的)意見は認めません。難民の数は気候変動や
世界的不平等、戦争や武力衝突のために増加しています。すべての政府は、とくに富裕国は、
避難の原因を認識し、解消に貢献する責任があります。

公正な税制
私たちグリーンズは、企業も裕福な個人も正当な税を支払うべきであり、国、地域
(訳注:国より広い範囲を指す)、そして国際的な「税逃れ」に対しては断固として闘います。
またグリーンズは、わずか8人の超富裕者の資産が世界人口の半分のそれを上回るような
状況を看過できません。

教育
私たちグリーンズは、すべての人が無料で良好な教育を受ける権利があると主張します。
私たちはまた、国際交換学生プログラムへの協力を通じて民主主義と国際的視野を育てます。
職業環境の変化に応じて、だれもが生涯を通じた学習の機会を提供されるべきです。

公正な移行 (※訳注)
私たちグリーンズは、環境上の責務、デジタル革命、機械化によってもたらされた労働の質と
配分の変化によって影響を受けた個人やコミュニティーに、「公正な移行」(訳注:より持続
可能な社会への移行を促進するため、国際労働運動が国際社会と共有して提唱している理念・
原則)を提供することを約束します。※参考:「公正な移行」に関する資料
http://www.ilo.org/tokyo/information/pr/WCMS_436503/lang--ja/index.htm

[持続可能な開発]
私たちグリーンズは、生態系を保護し、自然環境を尊重する、人々の人びとによる人びとの
ための新たな経済構築を目指します。

経済の転換
私たちグリーンズは、持続可能な開発目標SDGに沿った経済の転換を行い、工業、サービス産業、
農業のいずれもが経済的に順調でしかも持続可能であることをめざします。これとあわせて寡占、
企業特権、企業による統治を抑止し、土地の収奪を防止します。

地球の限界(※註注)の中で暮らす
経済が永遠に成長することはありえません。私たちグリーンズは、地球上で人類に割り当てられた
範囲の十分に内側で(生態系の意味で)公平に生きていける経済活動への移行に積極的かつ喫緊の
課題として取り組みます。
※「地球の限界( planetary boundaries)」とは、「その境界内であれば、人類は将来世代
に向けて発展と繁栄を続けられるが、境界(閾値)を越えると、急激な、あるいは取り返しの
つかない環境変化が生じる可能性がある」境界のこと。地球システムと環境科学者のグループが、
持続可能な開発のための前提条件として、あらゆるレベルでの政府や、国際機関、市民社会、
科学界および民間部門を含む国際社会向けに、「人類のための安全動作領域」を定義するように
設計されたフレームワークとして提案した。

斬新な社会構造
緑の党的文化は「消費主義」に反対します。グリーンズは、再使用と修理とリサイクルとが容易に
なる循環経済を望みます。私たちは、協同組合のような組織による共同所有に基づいた経済をめざし、
一部ではなく多数のために役立つ経済システムをつくっていきます。

[平和]
エコロジカルな問題、社会正義、民主主義、平和は繋がっています。人々が民主的にコントロールし
市民的・人間的権利(女性の権利を含む)を享受している場合にのみ、矛盾を平和的に解決する機会
があります。人類は、時間とともに人間が適応し、学び、そして変わることを可能にするルールを
多層的につくり、私たちが受け継いだものを将来世代に受け渡さなければなりません。

核のない世界
私たちグリーンズは、 ウランの採掘、輸出、および使用の根絶のために行動し、核軍縮のための
運動を展開します。

法の支配
私たちグリーンズは、その中核において、国連との多面的国際秩序を維持し更に発展させること
に努めます。強者が意思のままに活動し、弱者が言われるままに振舞わなければならない国際関係
システムを拒否します。

公正な貿易
公正な貿易は平和的国際発展のための必要条件です。私たちグリーンズは、社会の土台を壊すような
貿易を通じた搾取に反対します。

軍事化の拒否
私たちグリーンズは、国際関係の軍事化を拒否します。私たちは、国境を変え、人々から自由を
奪うような軍事的手段の使用を決して受け入れません。