斉藤うめ子ブログ

新しいニセコの街づくりにとりくみます

総務常任委員会所管事務調査

2014-07-25 00:42:50 | 政治
所属する総務常任委員会所管事務調査が7月22日から24日まで
3日間に渡り行われました。
今年は今期議員最終年で4回目となりました。

一日目は幼児センター、ニセコ小学校、近藤小学校、ニセコ中学校の現地調査、
二日目は企画環境課と町民生活課、ニセコ高校、
三日目は税務課、総務課、保健福祉課の事務調査がありました。

いつも思うことは、所管事務調査はこれで良いのかという疑問です。
各課との質疑応答はありますが、指摘した問題点について議員間での議論を
深め確認し合い情報を共有するという感じはありません。常に時間に追われ
形式化されてしまっているように思います。

年1回の調査は委員会が所管する教育委員会関係と各課から資料が渡され、
概ね30分から1時間の説明を受け、その後質疑応答し終了です。
資料は3日間全部で約350ページあります。
一通りの説明の後、質疑は一人約5分という時間制限が設けられていますが
実質は委員長の判断で大幅に左右され、こうした形式で“良し”とする
慣例・慣習に基づき行われています。
しかしこうしたやり方はまだ一般的なのかもしれませんが、としても委員会を
もっと日常的に開催して議員間の議論を深める必要性を常に感じています。

他の自治体議会はどのようにしているのかぜひ知りたいと思います。




西岡恵子藍住町議の失職を採決

2014-07-23 23:33:56 | 政治
徳島新聞7月23日(水)朝刊に西岡恵子藍住町議の失職採決
が議会資格審査特別委員会で決定した記事が添付メールで送られて
きました。大変残念に思います。しかし今回の問題はこれで決着した
わけではなくむしろ新たなスタートに立ったと言えます。

新聞記事は大きい見出しでその内容は1ページの四分のⅠを占めており、
失職の理由を次のように掲載しています。

「被選挙権がない」とする決定書では「水道や電気の使用状況が少なく
生活の実態が裏付けられず、議員資格がない」と結論づけた。とあります。

納得がいかないのは失職の理由がどこをみてもこの点だけということです。
西岡さんは「少ない光熱水費でも生活はできる。ずっと藍住町で生活している」
としています。
西岡さんが関係者に送信したメールの中で、本人のプライバシーに関わる
これまでの経過をかなり詳しく公開しています。光熱水費の使用量
が少ないからという理由で生活の実態が裏付けられないとすることに疑問
を感じます。

私はこの西岡さんの光熱水費とほぼ同じか、それ以下で生活している知人
を数名知っていますが、この方々は新聞や講演でご自分の生活実態を詳しく
公表し、ここまで日常生活のエネルギーを節約してもそれなりに豊かに
生活することは可能であることを実証しています。

私は西岡さんを失職へ追い込む、本当の理由は他にあるように思います。

西岡さんは藍住町議員16名中ただ一人の女性議員です。
2000年に初当選して以来現在4期目です。
その西岡さんを何が何でも失職させて議会から引きずりおろし、議会を真っ黒い
男性議員一色に塗り替えようとしているように感じます。

しかしなぜそこまでして?
この事件はこれからさまざまな波紋を呼ぶことになるのではと感じています。



徳島県藍住町議会への抗議文

2014-07-21 20:31:02 | 政治
佐渡島で開催された全国フェミニスト議員連盟のサマーセミナーで
2泊同室した徳島県藍住町議会議員西岡恵子さんから現在藍住町議会で
起こっている信じがたい事件についてお話を伺い、本当かしらと半信半疑で
お聞きしていましたが、事実であることがわかり徳島県藍住町議会議長宛て
抗議文を送りました。
みなさんもぜひ藍住町議会議員西岡恵子さんを検索してみてください。
とても他人事とは思えません。地方議会で現在も当たり前のように
横行している、理不尽で不条理な女性議員への人権侵害にあたる行為は
ひどいものです。
女性議員に対しては人権侵害にあたるような行為でも男性議員に対しては
全く正反対のまるで調子よく何でも問題なく通過してしまうことがよくあります。
女性だから(特に町村議員は女性議員が一人というところが多いこともあって)、
数が少ないからと好き勝手に弱いもの“いじめ”を楽しんでいるところがあります。
泣き寝入りせずにこれからはどんどん声を上げて白日の下にさらさなければ解決策は
ないと思っています。

ニセコ町も現在のところ藍住町ほどではありませんが、コンパニオンを懇親会
に呼ぶことに反対し止めさせたことから私を問責、懲罰にかけるべきだという議員が
いると議長から脅されたことが一度ならずありました。
本会議場で発言したものでもなんでもありませんからできるものならして下さいと
腹を決めて“闘う”覚悟で待っていましたが、今のところ問責・懲罰は発生していませんが、
問題が解決したわけではありません。
ニセコ町も藍住町と五十歩百歩で権力者による“いじめ”や“いやがらせ”、
“梯子はずし”による報復は日常発生しています。“絶対に許してはいけない!”

全国はもとより全世界の女性たちは連帯してこうした女性への弾圧に対して
屈することなく闘っていかなければならないこという思いを新たにしています。

以下はしんぶん赤旗7月21日から抜粋
【「女性に関するあらゆる差別を撤廃する条約」(女性差別撤廃条約 
1979年の国連総会で採択され188か国が批准しています。)が国連総会で
採択されて今年で35年です。日本が批准して来年で30年になります。
世界が条約の実現に努力するなか、日本は男女平等を示す国際的な指標が
135か国中105位と年々悪化しています。】

以下は藍住町議会議長 小堀克夫様宛て送付した抗議文を掲載させていただきます。
西岡恵子議員失職に関する資格審査特別委員会の開催に抗議します

西岡恵子議員の「光熱水費」の使用料が少ないとの理由で藍住町に居住して
いないのではないかとして議員辞職へ追い込む決議を計画していることを知り
大変驚いております。藍住町議会の異常事態発生と受け取っております。
こうした異常事態は他人事で済まされることではなく、全国の議員はもとより
市民のみなさまにもこうした異常事態を公表し知ってもらうことではないかと思い
抗議の文書を送らせていただきます。
またこれからも全国にも発信していきたいと思っております。

西岡議員は藍住町を良い町にしようとさまざまな活動をされ長期に渡り大変な努力を
されてきました。こうした議員を失職させようと資格審査特別委員会を設けること事態、
藍住町議会には根深い異常な問題があると思います。
この事件の根底には藍住町の「浄化」を進めようとしてきた西岡議員への嫌がらせによる
妨害ではないかと思っています。
こうした正義派の議員を「光熱費」云々で失職させようと資格審査委員会を設けることなど
言語道断と思います。
そもそも日本はエネルギー政策の誤った方向により、過度なエネルギーの使用量を限りなく
増大させるために原発を増やし、結果福島のような過酷な事故の発生にもつながる結果となりました。
私たちはこれからのエネルギー政策を見直し、市民一人一人がエネルギー政策を
考えなおして行かなければならない岐路にあって、西岡議員の「光熱水費」使用量を
生活可能な限度まで削減する努力をされてきたことに対し議会はむしろこれからのエネルギー
使用のモデルとして見習うべきではありませんか。
居住の件については事実関係を調査すれば直ちにわかることです。

日本中の自治体議会の中に藍住町のような議会があることを全国の市民の
方々に知っていただき全国のみなさんから公正な判断を仰がれてみてはいかがでしょうか。
西岡恵子議員を失職に追い込むための議員資格審査特別委員会を直ちに解散し
西岡議員への人権侵害への謝罪と名誉回復を強く求めます。 以上

良識ある市民のみなさん、藍住町議会の動向を監視し、これは西岡恵子議員への人権侵害
であるとともに西岡さんを選んだ有権者のみなさんへの人権侵害でもあり、また私たち女性議員
への差別でもあります。
ぜひ西岡議員へのご支援をよろしくお願いします。

ニセコ町議会議員会視察研修と北海道町村議会議員研修会

2014-07-09 00:30:22 | 政治
今年のニセコ町議員会視察研修は7月3日登別市役所を訪れ
「北海道登別洞爺広域観光圏事業について」視察研修を行いました。
登別市観光経済部観光室観光振興グループの総括主幹より
当地域の広域観光(3市4町)への取り組みについて説明を受けその後
活発な質疑応答がつづき約2時間近く意見交換を行いました。

登別市とニセコ町の観光へのコンセプトの違いは、その背景に
地理的、歴史的、地域の特性などがありますが、それをいかに活かして
これからの観光産業を進展させていくか、国内はもとより、海外から
の観光客をいかに多く呼び込んでいくか、登別市のその取り組みへの
意気込みが感じられました。
恵まれた自然を活かした長期滞在型リゾート地を目指すニセコと
火山と景観、アイヌ文化を世界にアピールする登別洞爺観光圏、双方とも
観光を基幹産業とする自治体として共に学び合い今後さらに協力できる
ことがいろいろあることを実感してきました。

札幌へ向かう途中、道の駅えにわ花ロードを見学しました。
ニセコの道の駅ニセコビュープラザの改修・改装を検討する中、
人気の高い恵庭の道の駅はニセコビュープラザと似たところもあり
参考になりました。

4日午前中は福山醸造、苗穂醤油工場を1時間ほど見学しました。

北海道町村議員研修会が行われる札幌市のコンベンションセンターには
全道144町村議会議員、現在1631人、北は利尻・礼文、猿払村から
南は松前・福島町、東は羅臼町まで会場は千数百人の町村議員で埋め尽く
されました。研修の講演は以下の内容でした。
法政大学法学部 廣瀬克哉教授 「議会改革のこれから」
読売新聞編集委員 橋本五郎委員 「これからの日本の政治」

現在大多数の議会が改革に取り組んでいる中でニセコ町議会では
まだ“議会改革”の兆しは見えてきません。“改革”を実行するには
リーダーシップを発揮できる“長”の胸中にかかっていると言えます。
改革への一歩はまず議員間の定期的勉強会を開催することではないかと
思います。その必要性のマグマは確実に実行の機会を窺がっていることを
実感しています。

なお登別市議会は早稲田大学マニフェスト研究所が毎年行っている
議会改革度調査2013ランキングで全国1,444地方議会(全議会1,789
議会)中109位、北海道で第5位にランキングされています。

台風8号の影響

2014-07-08 22:09:33 | 政治
7月12・13日全国フェミニスト議員連盟サマーセミナーが佐渡島で
開催されます。つづいて14日には新潟県議会の中山均議員(みどりの党
共同代表)が実行委員になって柏崎刈羽原発の現地見学が行われる
予定で参加を申し込みました。
何より気がかりなのは台風8号の影響です。過去最大級の台風とあって
しかも現在の予報では11日はちょうど佐渡島辺りが台風の領域に入ります。
空も海も欠航が予想され天気予報のニュースに目が離せない状況です。