斉藤うめ子ブログ

新しいニセコの街づくりにとりくみます

ニセコ連峰と羊蹄山

2014-08-30 19:48:09 | 自然と遊ぶ
およそ4年ぶりに8月半ばから登山を始めました。
まずイワオヌプリを皮切りに、チセヌプリ、ニセコアンヌプリには
3週連続で3回登りました。
もうかっての昔のような健脚には程遠く、今はただ自分の可能性への
挑戦と達成感を求めて体重と痛む足との闘いです。

「中高年の登山は事故が多いから気を付けてね。」というアドバイスを
尻目に、かつての山仲間は次々リタイアーしてしまい、新たに一緒に
登る人が見つけられず、自ずと単独行になってしまいます。

登山道をすり抜けて走るように登下山する若い人たちを横目に、
あのころは現在の自分を全く想像できませんでした。
時の流れは容赦なく、人生の厳しさを実感しています。
でも不自由はあっても登れることに感謝してただただマイペースで
一歩一歩人生の頂点を極めるかのような心境で登るのみです。

自宅の前に悠然と聳える“羊蹄山”の頂上にもう一度立ちたいとの想いで
やっとスタートを切った登山ですが、この頃の秋風の冷たさが身に染みて
きます。

後志町村議会議員研修会

2014-08-29 21:16:45 | 政治
後志町村議会議長会主催の議員研修会が泊村「泊公民館」で8月21日
開催され、後志19町村から218名(全議員定数201名)が出席しました。
講師は全国町村議会議長会、議事調査副部長の鈴木毅氏でした。

演題は「最近の地方議会の動向について」で
講演の内容は以下3つの項目に分けられました。
1 地方自治法の一部を改正する法律の概要等
2 議会改革等の動き
3 第59回町村議会実態調査結果の概要

議会改革に向けて全国の自治体議会は最近特に活発になってきているように
見受けられます。こうした動きが見えるようになった背景には過去10年以上
に渡り、改革への準備が議会の中で着々と進められてきた結果が今現れている
ように思います。

「町村議会実態調査の結果」では
2013年(平成25年)調査によると全国に930町村、
議員定数11,632人(1議会平均12.5人)、
議員の性別では
男性91.4% 10,471人
女性8.6%   991人でした。
北海道の女性議員率はもっと低く7%台にあります。
「202030」運動、2020年までに女性議員の割合い30%の目標にはまだほど遠いようです。
興味深いのは
神奈川県大磯町 14人 女性8人、男性6人
神奈川県葉山町 14人 女性7人 男性7人
大阪府島本町  14人 女性7人 男性7人
このほか全国には町村以外に女性議員の割合が30%を超える議会も徐々に見られる
ようになってきています。

現職議員の年齢構成では
60台 53.5%、50台 21.1%、70台 17.4%、40台 5.4%、30台 1.9%
80台 0.6%、30歳未満 0.1%でした。
議員の在職年数
4年未満 26.6%、4年以上 19.8%、8年以上 19.0%、12年以上 15.1%
16年以上 8.5%、20年以上 4.7%、24年以上 3.0%、28年以上1.5%
32年以上0.9%、36年以上 0.6%、40年以上 0.3%
在職年数は年数期間が上がるほど少なくなっています。

などなど全国の町村議会の実態について興味深いデータが他にもたくさん紹介され
参考になりました。

狩太神社祭~踊り山~に参加しました

2014-08-25 23:23:24 | 地域活動
毎年8月25日はニセコ町恒例の狩太神社祭です。
祭りに繰り出される~踊り山~は今年で33回目を迎え、約70人近くの
男女が揃いの浴衣姿で朝8時半頃から午後4時過ぎまでニセコ町内を
練り歩きました。

役場内の国際交流員(イギリス、スイス、中国、韓国)や外国人職員、
町内に滞在する外国人の方々が多数踊りに参加し、国際色豊かなニセコ
らしさの演出に一役買ってくれました。

なにかしら秋の気配が感じられるさわやかな一日となりました。


北大公共政策大学院地方議員向けサマースクール

2014-08-24 23:37:15 | 政治
北海道大学公共政策大学院が主催する地方議員向けサマースクールに
参加しました。このサマースクールに2010年から毎年参加して今年で
5回目になりました。8月20・21日の2日間の日程でしたが、今年も
後志町村議会議員研修会と重なり1日のみの参加になりました。

受講者は道内外から51名が参加し、道内では芽室町から7名、
道外では神奈川県の海老名市から6名が参加しました。
斜里町から3名が参加し、北海道大学公共政策大学院と連携して日本で
初めてとなる新しい条例の制定を目指しているとのことでした。

最近の傾向としては議長経験者や議会事務局職員の参加者が目立ちます。
新しい議会のあるべき姿を模索し議会改革が活発になってきたように感じます。

1日目<座学> 講演と質疑応答
◇人口減少と公共施設の維持・更新 北海道大学公共政策大学院 石井吉春教授
◇滝川市における公共施設マネジメントの取り組み(事例紹介)
 滝川市総務部公共施設マネジメント課 浦川学央課長
◇釧路市における公共施設マネジメント
 釧路公立大学地域経済研究センター 佐野修久教授

1960年代東京オリンピックを契機に建設された公共施設が半世紀経ち
2010年から公共施設の維持・更新が始まっています。
北海道は1970年代の札幌オリンピックを契機に公共施設が次々建設され、
これから更新の時期に来ています。
将来的に人口減少や高齢化が進み、社会保障費が増大し、これまで以上に
財政難が予想される中、漫然と新設・建て替えではなく計画的な施設管理が
必要になってきます。

子ども議会

2014-08-08 23:31:25 | 政治
毎年8月に「子ども議会」が開催され、傍聴しています。
今年は8日に開かれました。
立候補した小学生5年生から中学生2年生まで10名が議員になり、
行政側に一般質問を行いました。
この議会は児童生徒が議員を務めている以外は全く普段と変わらない
本物の議会と同じで、それを体験するのが目的です。
児童・生徒議員10名全員から以下のような質問が出されました。
1.室内野球練習場を作ってほしい
2.公民館で映画を上映して欲しい
3.原子力災害の避難について
4.バスの停留場に待合所を
5.ニセコ中学校のプールをきれいに広くして欲しい。
6.少年グランドの整備
7.ゴミ拾いについて
8.学校給食
9.イベントの企画への要望:子どもから大人まで登山やキャンプ等
10.ニセコにデパートのような大きなお店が欲しい。
等々普段から身の回りで感じた思い希望・期待すること、安全について
とても良い質問が出されました。

ニセコ町まちづくり基本条例
第4章「まちづくりへの参加の推進」の中に次の件があります。
(満20歳未満の町民のまちづくりに参加する権利)
第11条 満20歳未満の青少年及び子どもは、それぞれの年齢にふさわしい
まちづくりに参加する権利を有する。

この「子ども議会」はその準備のためのトレーニングの一つと思います。
ただ一つ残念に思うのはこの「子ども議会」は台本に従って子ども議員も
説明員も議会を進行しています。ですから再質問、再々質問は行われません
もっと自由に台本なしの“がっちゃんこ”議会になってこそ返って面白い、
議論が深まる議会になるのではないかと感じました。難しいことですが。

*今年は児童・生徒議員の机が半ラウンド型に並べられていたのが
新鮮に思われ印象的でした。

こうした子ども議会がきっかけとなり未来の政治家が生まれることを
期待したいと思います。