斉藤うめ子ブログ

新しいニセコの街づくりにとりくみます

ひきこもり

2016-01-31 23:58:01 | 人生
朝から雪、雪、雪、時折吹雪く、かと思えば雪がしんしんと
真っ直ぐに降りつづく。ニセコらしい冬模様である。

今日こそはスキーの練習をと思ったが、この降り頻る雪の中で
外に出る気になれず、一日中家の中に“ひきこもり”、ひたすら
パソコンに向かってメールを送受信しながら一日が暮れてしまう。
こんな日もあるのか、あっても良いのだと自分をなだめるように
言い聞かせる。今頃が一年中で一番寒さが厳しい日々である。

今日で1月が終わる。この1月は特別長く感じられた。
忙しかった性だと思う。
新年早々行事がつづき、東京にも10日間出かけた。
カレンダーを見ると予定の入っていない日は3日ぐらいである。
一日中仕事や用事が重なることが多かった。

明日から2月、俳句歳時記では2月4日からもう立春である。
しかし北国では正に大寒の真っ最中、まだまだ寒さは
しばらく続きそうである。

生活の家 もちつき会

2016-01-30 22:53:58 | 地域活動
今日のニセコは家に籠っているのはもったいない位の好天に恵まれ
生活の家では恒例の「もちつき会」がありました。

「生活の家」は道路を隔てて有島記念館のすぐ向かい側にあり、
今から16年前の1999年4月に札幌で設立し、翌2000年にニセコ町に
移住してきました。

その設立の目的と趣旨は以下のとおりです。
【「障害者」団体と相互に情報交換や連携をとり「障害」を持つ人も、健常者も、
共にその存在を認め合い、地域の中で、仲間や家族・友人達と助け合いながら、
当り前に暮らしていくことを日常的にめざしていくことを目的とする。】

「もちつき会」は誰でも参加できる生活の家の年中行事となっています。
私たちは互いに人間として様々な問題を抱えながらもお互いに助け合いながら
生きて行かなければなりません。生活の家はこうした機会を私たちに提供して
くれる場になっているように思います。
小さい頃から障がいがあってもなくてもいろいろな人たちと互いに触れ合う場が
あると抵抗なく相手を受け入れることが出来るようになり、お互いに理解も
深まっていくと思います。

つきたての美味しいおもち:あんこ、よもぎ、ミカン(初めてです)、納豆、
えのき、だいこんおろしなど、いろいろな種類のおもちをたくさんいただいて
今年最後のお正月気分を満喫して帰ってきました。

 俳句

2016-01-29 23:57:44 | 人生
先日思わぬところで、思わぬ人から
「道新であなたの俳句を読みました、お母さんが亡くなられたのですね」
と言われてちょっとびっくりしました。

母が亡くなってからもう2年以上が経ちました。
10月の末、母がなくなった知らせを受けてから、葬儀一切が終了するまでの
1週間余り、素晴らしいお天気に恵まれ、温かく、冬の訪れを全く感じさせない
気持ちの良い日和がつづきました。

家族は全国・海外とみな離れていましたが、そのほとんどが集まることができました.
母を見送った者の一人としてそれが何よりの天からの贈り物としてありがたく思われました。
この季節になるとその時のことがいつも思い出されます。

   母逝くや小春日和を賜りて

俳人の五十嵐秀彦さんの「俳句」の論評が目に止まりました。
「なぜ俳句という詩型を選んだのか。・・・しかし俳人は俳句を選び、
17音という世界最短の詩型と格闘している。
人が伝えたいと思うことは、必ずしも言葉で説明できるものばかりではない。
そして思想や理屈をつたえるのであれば、散文で表現すればよい。
17音という詩型はいやがおうにも説明を捨てねば文芸表現として成立しない詩型であり、
裏返せば思想や理屈とは全く対極にある何ものかを表現すべき文芸なのである。
では、人が説明を排除しても伝えたいものとはなんだろうと考えたとき、
そのひとつに『生死』があることに気づく。それはおそらく人の心にあって最も重く深く、
また理性では理解不能な感覚なのである。俳句の中に『生死』を扱う作品が多くみられるのは、
この詩型と無縁ではないだろう。」

この論評を読んで、深く共感を覚えました。
私にとって俳句は、私の中にある感性のようなものを5・7・5という17文字の中で
理性を超える何かとして伝えたい思いを表現してみたいのです。



原発のコストを考えよう!

2016-01-28 23:35:48 | 福島原発事故
《忘れない。3.11集会》が大島堅一氏を講師に札幌で講演会が
開催されますのでお知らせします。

日時:3月6日(日) 13:30~15:40
場所:札幌教育文化会館(小ホール)
   札幌市中央区北1条西13丁目 011-271-5821
主催:泊原発の廃炉をめざす会(廃炉の会)
参加費 500円(高校生以下は無料)

講師の大島堅一さんは現在立命館大学国際関係学部教授
今年4月から電力の自由化が始まります。
私たちは原発以外の電力を選ぶことができるようになります。
大島先生は〈原発のコストと経済〉について次のようにコメントしています。

「他の電力と比べて安いと言われてきた原発のコスト。
でも本当のコストはいくらになるのか・・・福島での原発事故にかかる莫大な
損害賠償を考えると原発が経済的に成り立たないのはあきらかではないか。
脱原発をすすめることの合理性をコストの面から訴える。」

基調講演につづいて<電力の自由化と私たちの暮らし>についての
クロストークがあります。
司会:川原茂雄(shut泊共同代表)
  ・泊から現地報告   佐藤英行(全国原告団連絡会担当世話人)
  ・核ゴミはどうする? マシオン恵美香(防災・各ゴミ問題担当世話人)
  ・北電から新電力へ  難波 徹基(弁護団副団長)

みなさまのご参加をお待ちしております。
またこの講演会の拡散をお願いします。

「ニセコの自然とエネルギーを考える会」の学習会

2016-01-27 23:53:28 | 人生
毎月第4水曜日に原発問題に関する学習会を開いています。
始まってからかれこれ7年位になると思います。
まもなく3.11東日本大震災による福島原発事故から6年目を迎えようとしています。
学習会を始めた頃はまさか日本でこのような原発事故が発生するとは想像していま
せんでした。でも現実に日本で世界最大級の原発事故は起こってしまったのです。

今日の学習内容は
1.放射能廃棄物と地層処分の問題について
●放射性廃棄物とはなにか
●放射性廃棄物の種類
●放射性廃棄物の分類
●高レベル放射性廃棄物の管理に関する世界の趨勢
●各国の高レベル放射性廃棄物の扱いについての現状
●日本の「地層処分」は特異か
2.原発、再生可能エネルギーなどの最近の世界の動き
●世界の原発は停滞・衰退期を過ぎて復活期にある?今後どうなるか
 世界の原発の数は2015年の時点で438基、その半数以上が欧米とアジアにある。
 運転年数が30年を超えており、今後10~30年以内に、運転延長も考えられるが、
 順次廃炉になって行く可能性が高い。その数を超える新規原発が建設されるかどうかは、
 原発を建設中・計画中の新興国・開発途上国の動向によって決まってくると思われる。
●世界の再生可能エネルギーの動向

 最近の注目すべきトピックス
*世界の発電量の22.8%が再生可能エネルギー(2014年末)
 太陽光と風力の伸びが大きい。
*ドイツの電力総消費量に占める再生可能エネルギー電力の割合が2014年の目標を
 上回る26.2%にまで上昇。目標は2030年50%、2050年80%以上。
*オーストリア・二―ダーエスターライヒ州が100%再生可能エネルギーを実現。
 比率は水力68、風力26、バイオマス9、太陽光2。28億ユーロを投資。
 同国は全電力に占める再生可能エネルギーの割合が75%、欧州で1位。
*ニュージーランドでは2018年までに石炭火力を全廃し、ガス発電へ切り替え。
 2025年までに再生可能エネルギー依存度を90%に。2014年の時点で
 再生可能エネルギーの割合は39.5%で世界3位。
*ハワイ州で2045年までに島内の再生可能エネルギー:地熱、風力、水力、太陽光
 による発電の割合を段階的に100%到達させる法案を2015年州議会が可決。
*日本では沖縄県の小規模離島では100%再生可能エネルギー発電を目指している。

約2時間半近い学習会は中身が濃く盛りだくさんで全部はとても消化でき
ませんが、特に関心のある部分だけもう一度反芻してみることにしました。

さて日本のエネルギー政策は今後どのような方向にシフトしていくのでしょうか。
電力の自由化によりこの4月から各家庭でも購入できるようになります。
購入する電力の中身は選べるのか。原発のない電力とその値段が気になります。