斉藤うめ子ブログ

新しいニセコの街づくりにとりくみます

議会の活性化

2016-03-31 23:19:22 | 議会・議員
議会は最近どんどん変わってきているように思います。
議員の自主勉強会も昨年9月から月2回のペースで始まりました。
そして今日議員協議会開催のファックスが届きました。
協議事項は「議会の運営全般について」で
議員間での意見交換充実のための検討として
〇所管事務調査の見直し
〇常任委員会による研修や研究の充実
〇政策案件説明会と議員協議会の進め方について
とありました。

30日第3回ニセコ町議会臨時会が開かれ、ニセコ町国民健康保険税条例の
一部を改正する条例と平成27年度ニセコ町一般会計補正予算について
審議されいずれも活発な質疑・応答の末、全て可決されました。
これまでの臨時会だとほぼ行政側の提案を受け入れ、質疑があるかなしかで
終わるケースが多かったのですが、今回は27年度一般会計補正予算について
3月議会定例会終了からわずか2週間後の臨時議会であり、既定の予算総額に
7,3855,000円追加して総額4,787,005,000円になりました。
この追加総額のほぼ100%近くが国と道からの補助金です。
28年度予算との整合性を問われて町長は
「どんどん国が変わっていく、補助金が付くか付かないか、その日まで採択
されるかどうかわからない。今回は3月18日に内示があり、忸怩たる???
思いで100%獲得した」と答弁しています。
交付金と補助金頼りの自治体運営の厳しさもありますが、基本として経済的に
自立自活できる自治体を目指していくことが目標と思います。



ひきこもり

2016-03-27 12:34:54 | 議会・議員
家から眺める羊蹄山はまだすっぽり雪に被われていますが、その雪面に
春の陽射しを受けて、光り輝き春の到来を感じさせてくれる今日この頃です。
そうした明るいお天気にも関わらず、長引く風邪のためここしばらく
家の中に引きこもっていましたが、そうばかりはしていられません。
いよいよ明日からは心機一転して、行動を開始したいと思います。

30日には第3回ニセコ町議会臨時会が開かれます。
議案は①ニセコ町国民健康保険税条例の一部を改正する条例と
②平成27年度ニセコ町一般会計補正予算です。
この日は午後から「後志教育研修センター組合議会第1回定例会」が倶知安で
開かれます。センター組合議会議員として出席する予定です。

29日はニセコ駅前にある「旧でんぷん工場」と「1号倉庫」が昨年6月から改修工事を
行ってきましたが、この度完成し「中央倉庫群改修工事完成見学会」があります。
この中央倉庫群はニセコ町にとって大切な歴史的建造物として残したいという
町長始め建設課の強い思いがあって、補助金も下り改修工事が行われましたが、
改修の費用は同様のものを新築するよりも1.5倍の建設費がかかりました。

この中央倉庫群が地域活性化の拠点として今後どのように発展していくのか、
果たして発展できるのか、維持運営費はどうなるのか、採算は取れるのか、
まず人が常時どれだけ集まるのか、まだ未知数です。
想定したバラ色の計画書はありますが、現実にどうなるのかはわかりません。
ニセコ町としてはある種の“賭け”に出ていると言えます。
急がずにもう少し時間をかけてじっくり検討できなかったものか、何れにせよ、
物事の運び方が、初めに結論ありきから出発している感があるので気付いた
時点で異論を出しても立ち止まる余地がないのが現状です。

『心に木を植える』

2016-03-20 22:55:39 | 自然の驚異
C.W.ニコル氏の講演会が18日(金)町民センターで行われ、
大ホールには250人余りが参加しました。
これだけの聴衆が集まるのは久しぶりのことです。
翌日の新聞にも大きく取り上げられたので、ご存知の方々もたくさん
いらっしゃることと思います。

私はニコル氏のことは知りませんでしたが、英国ウェールズ生まれのケルト人で、
若い時から海外で活躍し北極の生態系の調査研究などを手掛け、またエチオピアの
国立公園を作るなど、世界的に大変有名な方です。
エチオピアの国王?や英国のチャールズ皇太子が彼の森を訪ねています。
また天皇・皇后両陛下からのご招待も受けています。

ニコル氏は1980年日本の自然に魅せられ、長野県黒姫に居住し、荒廃した森の再生
活動に取り組み、みごとに再生させていますが、まだ目標に到達するまで50年、
80年の年月がかかると話されていました。

日本は北に流氷が来て、南にはサンゴ礁が広がる、一国の中でこのような国は
日本の国以外に見られないとのこと。イギリスでは1000年も前に森から熊が消え、
400年前にはいのししが消えた。ヘビも2種類しかいない。
イギリスには人間にとって都合の悪いものは徹底的に殺戮を行ってきた歴史があります。
私はイギリスの景色は美しいが、どれも人工美であって、人間が完全に自然をコントロール
してしまい、どこもかしこも絵になるような景色であるが、そこには自然らしさが感じられない。

私は人間とは生きとし生けるもの全ての自然界にあってその生態系の一部に過ぎないと思う。
そこに生きるものはどれ一つ欠けても、バランスが崩れても成り立たない。
人間が自然をコントロールして意のままに操ろうなどこの上ない自然界への冒涜であると思う。
しかし自然災害は可能なかぎり避けて、被害を最小限に止めなければならない、
軽々と命を差し出すわけにはいかない。

話が脱線するようですが、20数年前にロンドンで毎年開催されるイギリス最大級の
チェルシイーフラワーショウに招待されて見に行ったことがあります。
その花・花・花のすさまじいほどカラフルで、その規模の大きさから、圧倒されてしまい、
何時間もそれに向かい合っていると、くらくらしてきて目まいさえ感じました。
ところが、日本の展示場に行くとなんと大きめの竹を活けただけのグリーン一色に統一されて、
しかしそのグリーンの中にも数種類の微妙な色合いが醸し出され、それだけのシンプルな
展示で清涼感に浸され、砂漠でオアシスに出会ったような不思議な感覚に落ち入り、
命が救われた思いがしました。そこでは自然と深呼吸ができました。

欧米の文化、色彩感覚の強烈さに比べ、日本の自然との共生の精神こそが、
私たちが未来に向かって守っていかなければならないことではないでしょうか。
そんな気がします。

 ニセコFriends

2016-03-18 23:40:50 | 地域活動
<ニセコFriends>の正式名は国際交流推進協議会ですが、名称が堅苦しく
長すぎるので昨年新しくニセコFriendsという愛称を決めました。
会員は現在40人程います。

ニセコ町では2011年からこれまでにイギリス、オーストリア、スイス、カナダ、
中国、韓国等から国際交流員が役場に配属され毎月各国の伝統や文化を紹介する
イベントが活発に行われています。
その他に大人向け英会話教室や英会話ランチ、料理教室、国際色豊かなポトラック
(料理持ち寄り)パーティも盛んにあります。その推進員の一人で中国から来た
羅宇晴さんが3年間の仕事を終えてニセコ町を離れることになり、16日に羅さんの
送別会が開かれました。しかし主役の羅さんは風邪から体調が悪く欠席でした。
ご本人はどんなにか残念に思われたことでしょうか。本当に良く活躍されました。

今日ニセコを発つのでお見送りにいきたかったのですが、私も今流行の風邪で
体調が悪く昨日も今日も予定をキャンセルしてしまいました。
議会終了までは緊張感もあり何とか持ち越しましたが、その後も行事やイベントが
連日つづき疲れが出てきたのか長引く風邪に悩まされています。

議会が閉会しました

2016-03-17 21:41:27 | 議会・議員
3月議会は予算審議があり、一番長く責任の重さを感じる議会です。
14日に一般質問があり、6人の議員から11件の一般質問がありました。
その後予算特別委員会が開かれ、質疑が行われ、15日は起立採決で全て
承認され可決されました。
平成28年度ニセコ町の一般会計予算の総額は42億3千万円です。
一般質問に関しては後日お知らせしたいと思います。

3月議会終了後は役場主催の懇親会がヒルトンホテルで開かれ町長始め
説明員(管理職及び係長)と議会議員合わせて40名近くが出席しました。

議会と役場の懇親会がヒルトンホテルで開かれるのは数年ぶりです。
普段は甘露の森か、いこいの湯宿いろはで交代して開かれてきました。

今回のヒルトンホテルの会場で何よりも一番大きな違いは喫煙者が一人も
いなかったことです。理由は“禁煙”です。以前は会場のテーブルに着いた
途端まだ宴会が開かれる前に一斉に喫煙が始まりました。
それが今回ホテル側の“禁煙”で、一変しました。当然のことです。
「喫煙」は「危険」であることは今や常識です。
しかしまだまだ徹底されてはいません。
またなぜ「禁煙」かの認識も不十分です。
日本は未だに喫煙対策後進国と言えます。

ニセコ町は「環境創造都市ニセコ」として、また「環境モデル都市ニセコ」町
として名実共にふさわしい町になることだと思います。