斉藤うめ子ブログ

新しいニセコの街づくりにとりくみます

土の香りの会 臨時総会

2016-02-29 23:50:29 | 地域活動
土の香りの会~有島記念館と歩む会~の臨時総会が29日に開催されました。
2011年(平成23年)度以降事実上休会になっておりました。
この「土の香りの会」は2002年(平成14年)10月に「星座の会」の解散に代わり
新有島記念館友の会として発足し、その年『土の香りの会』と名称を決定し、
副称は~有島記念館と歩む会~と決定したとあります。
―会の目的―
「この会は、有島記念館の振興と、記念館を中心とした文化的まちづくり
事業の推進を行うとともに、有島武郎に関する研修を深め、あわせて会員相互の
親睦と交流を図ることを目的とする。」とあります。

私は2006年(平成18年)7月にニセコ町に移住してきたので、
この会を知ったのは2008年(平成20年)以降になります。
最期の会員名簿には77名とありますが、この日集まった会員は10名でした。
教育委員から5名職員が出席し、総勢15名の臨時総会になりました。

総会の議事は1点に絞られ、今後の会のあり方について、【存続】か【解散】か、
会員ひとり一人からの意見が求められました。結果10人全員から【存続】の希望
を確認しました。ただ問題は会の事務局体制をどのように進めるかが焦点に
なりました。事務局を教育委員会にバトンタッチするか、官依存の体質から
脱皮し、会員自身が自主的に動いてこの会を作っていくべきではないか、
活動の仕方、体制について活発に話し合われました。
【存続】が決まり、体制が整えば事務局をボランティアで引き受けても良い
と言ってくれる会員がいることが職員からの話にありました。
ニセコ町民でなくても有島武郎に思いの強い人に事務局に入って欲しい
という要望がでました。
会として【存続】していく方向で、現在の会員にアンケートを送付し、会員の整理
をして4月か5月に新年度の定期総会を開催する予定で進めることになりました。

有島武郎の「相互扶助」の精神はニセコ町のシンボルでもあり、全国で初めて
つくられた自治基本条例である「ニセコ町まちづくり基本条例」の中には
この有島武郎の残した精神が盛り込まれています。

数年前有島武郎の命日に毎年行われる「星座忌」で記念講演をされた
北海道大学の中村三春先生の有島武郎論考はこれまでの講演者とはかなり
違った角度から有島武郎の先見性を捉え、有島武郎の存在の意義の深さ、
未来性を予測しており、学ぶことの大きさを教えていただきました。

これからのニセコ町のあり方と有島武郎の残した遺産をどのように私たちは
引き継ぎ、活かして行くかが今後の課題になると思います。



地域おこし協力隊活動報告会

2016-02-25 23:46:59 | エネルギー問題
現在ニセコ町には5人の隊員がおり、この1年間の活動報告を行いました。
一応隊員たちは農政課、商工観光課、綺羅の湯、商工会等に所属していますが、
地域を知ることを第一に何でもやってみたいこと、また必要とされるお手伝い、
雑用全般に関わって自由に活動ができるようです。期間は1年で、継続を
希望する場合は再度応募して3年間まで続けることが可能です。
今年ニセコ町は協力隊員を9名募集しています。

報告会を聞いた後、<地域おこし協力隊>って何だろう?なんとなくわかるものの、
よくわからないのでウィキペディアから「地域おこし協力隊」について検索してました。

<地域おこし協力隊(ちいきおこしきょうりょくたい)とは、人口減少や高齢化等
の進行が著しい地方において、地域外の人材を積極的に受け入れ、地域協力活動を
行ってもらい、その定住・定着を図ることで、意欲ある都市住民のニーズに
応えながら、地域力の維持・強化を図っていくことを目的とした制度である。
2009年に総務省によって制度化された。2014年度には全国444の自治体で
1,511人の隊員が活躍している。
地方自治体が募集を行い、地域おこしや地域の暮らしなどに興味のある
都市部の住民を受け入れて地域おこし協力隊員として委嘱する。
隊員には地域ブランド化や地場産品の開発・販売・プロモーション、
都市住民の移住・交流の支援、農林水産業への従事、住民生活の維持のための
支援などの「地域協力活動」に従事してもらい、あわせてその定住・定着を図る。
このような活動を通じて、地域力の維持・強化を図っていくことを目的としている。>

さらにニセコ町のホームページを開いてみました。
<ニセコ町は、北海道の西方、羊蹄山やニセコアンヌプリなどの山系に囲まれた
内陸の豪雪地域です。また、支笏洞爺国立公園、ニセコ積丹小樽海岸国定公園内
にあり、アウトドアを中心とした観光業が盛んで、夏はカヌーや登山など、
冬はスキーなど、通年楽しめるリゾート地となっており、年間157万人の観光客が
訪れています。また、近年は外国人観光客が多く訪れている国際観光地となっています。
このように、近年、ニセコエリアは海外資本の流入や外国人観光客の増加など
観光面での脚光を浴びる一方で、ニセコ町は中山間地域に属し、商工業の衰退、
農林地の荒廃や農家戸数の減少など地域の産業構造が変化しつつあり
一部集落では人口減少とともに超高齢化が進んでいる状況にあります。
そのため、地域課題に果敢に取組むとともに、地域資源をうまく活用し、地域に
根ざした産業・集落支援を行う、意欲的な人を「地域おこし協力隊」として募集します。>

なるほどこういう制度であることに納得しますが、協力隊員に応募する方々は
ニセコ町が何を必要とし、ニセコ町で何をやりたいのか、事前によく調査した上で
目的意識を明確にして応募した方が良いのではないかと感じました。

サイエンス・カフェ札幌

2016-02-22 19:40:25 | エネルギー問題
第87回サイエンス・カフェー札幌が紀伊国屋書店本店1階の
インナーガーデンで21日(日)に開かれ参加しました。
【未来は自分で変えられる】
~ドイツのエネルギー自立に学ぶニセコの挑戦~
主催:北大科学技術コミュニケーション教育研究部門
ゲストはニセコ町在住の教育研究部門特任准教授の葛西奈津子さんと
ニセコ町企画環境課の職員大野百恵さん、電子科学研究所
光システム物理研究分野助教授の酒井恭輔さんの3人でした。

葛西さんと大野さんのお二人からは身近なニセコの景色と共に
環境にやさしい暮らしや、ニセコ町が2014年に国から認定された
「環境モデル都市」として取り組んでいる事例として、地中熱ヒート
ポンプを取り入れている町民センター、有島記念館、ラジオニセコ、
ニセコ高校のビニールハウスの様子、近代産業遺産に登録された
100年以上の歴史ある尻別川発電所、近藤地区で独自の環境に配慮した
高断熱建築に取り組んでいるアラスカから移住してきたロブ・
マグマホンさんの様子などが映像で紹介されました。

酒井先生は昨年2か月かけて調査したドイツで<エネルギー自立に学ぶ>
から、ドイツで100%再生可能エネルギーに取り組んでいる地域の紹介が
あり、<地域の資源を地域で運営、自分たちで作るエネルギー>、
ニセコ町もまだまだあらゆる分野で再生可能エネルギーの拡大と共に
<地域循環経済>への取り組みについて示唆されるものがありました。

私はニセコを再発見した気持ちになりました。
あなたも未来のニセコを再発見してみませんか。


訂正

2016-02-16 21:58:47 | 人生
昨日のブログで「おおたき国際スキーマラソン」の参加者数を
700人余りと書きましたが、2月15日の北海道新聞夕刊に
次のような記事が載っていました。

「第26回おおたき国際スキーマラソンが14日、伊達市大滝区の
総合運動公園を発着するコースで開かれた。大会初の雨に見舞われ
る中、道内外の男女355人が森林コースを力強く滑走した。」
「実行委員によると、雨の影響があり、264人が出場を取りやめたという。」

私は大会出場者の名簿欄からおおよそ700人余りが載っていたと
計算したのですが、出場を取りやめた人たちがそんなに多いとは
思っていませんでした。
確かに滑り終えて周りをみると人が少な過ぎるのは感じました。
この雨の中では滑り終えた出場者はみな早々と会場を後に
帰ってしまったのかと思っていました。いつもの半分の出場者で、
そんなに少なかったとは思ってもみませんでした。

実は私は5キロのスタートする時間をなぜか1時間勘違いをして
しまい、まだ1時間も後なのにどうしようかと受付に行ったところ、
もうスタートまで5~6分しかなくて、あわててゼッケンをつけて
タイムを計るビップ?コードを巻いて、特別にスタート地点に別な
入口から入れてもらい、同時にスタートしたので回りを見る時間も
余裕も全くありませんでした。
ただ飛び込んでいって間に合ったのが実情です。何という勘違い!

スタート後はのんきにいつものマイペースで雨の中、最後の方でも
滑り終えて「よかった!」という充実感の余韻がまだ残っています。

大会のために準備された関係者のみなさんは大変だったことと
思います。ほんとうにご苦労様でした。

第26回おおたき国際スキーマラソン

2016-02-15 19:16:50 | 自然と遊ぶ
寒中明けとはいえ、2月の北海道はまだまだ寒さがつづくはずですが、
2月14日(日)開催のスキーマラソンは朝から大雨に見舞われ、
その雨の中、国内外から700人余りが大会に参加しました。
私は5Kmの歩くスキーに参加しました。

   無情にもスキーマラソン雨となる

8年近く履いたスキー板は一部が剥がれて昨年修理してもらい、
今年こそは新調したいと思ったのですが、なんとスキーの値段の高いこと、
今年も諦めてなんとかなりそうなので履くことにしました。

私のスキーはもともとクロスカントリー専用ではなく、クロカンより少し幅広で
裏はうろこ状になっていて、スキーの両側の一部にはエッジがついています。
軽くて山スキーにも便利なので重宝してきました。ワックスがけもせず、
ただ歩くのみのスキーなので登りには良いのですが、滑りが悪くどんどん差を
つけられてしまいます。おまけにスキー靴は劣化してひびが入りそこから水が
しみ込んできます。ゆっくり下るのは良いとしても、遅すぎるので時間は
気にしていませんが、ぐしょぐしょに濡れたスキーコースを今回ばかりは
もう少し早く滑って欲しいと思いました。

雨と汗で頭の天辺から足先までびしょびしょに濡れてしまいレース終了後は
参加賞ときのこ汁を頂き早々と午前中に帰宅しました。

午後からはなんとか間に合いそうなのでおよそ半年ぶり?に句会に参加しました。
会員は一人逝き、先生を入れて8人になりました。
亡き友を詠んだ句が数種ありました。

   忽然と如月の日に友逝けり

   春待たず句集を残し友逝きぬ

   寒に入り眼(まなこ)をとどむ訃報欄