斉藤うめ子ブログ

新しいニセコの街づくりにとりくみます

私の入院日記 その①

2017-08-22 21:39:12 | 人生
5月半ばこれが5年目の最後の検査になる予定でした。
超音波内視鏡の検査結果、担当医師から「気になる所見」が
あると言われ、検査入院するように言われました。
今回の検査で膿胞に途切れている場所が見られるので上皮内がん
の疑いがあるということでした。“がん”の卵があるのではないか
と言われ、6月始め検査入院をしました。結果は6月末に出ると
いうことでした。

【青天の霹靂(へきれき)】

ところが6月半ば担当のE医師から直接電話が来て「早めの手術をした方が
良い」と言われました。まさに「青天の霹靂」でした。
何も問題ないと信じていただけに“手術”と聞いて、すごいショックでした。
E先生から6月中に必要な検査をすべて済ませてしまいたい、「物凄い早い段階で
見つけていると思う、家族にも一緒に来てもらった方が良い」と言われました。

先生の説明によると
「検査で“がん”を疑う所見が見られた。診断は確定できないが、恐らく
“がん”ではないか、確定は難しい。“がん”と疑って手術をする。」

私がどうしても手術が必要なのかとの問いに対し、
「今後経過観察をすることも考えられるが、今の段階で手術をすれば心配
ないのではないか」「今がタイミングだと思う」「“がん”ではないという
可能性もないとは言えない、が細胞検査で疑うものが検出された以上、
(“がん”ではないかと疑って)手術する」「手術前に肺から大腸まで
全身の検査を行う」と言われ、6月下旬、検査が行われることになりました。    
つづく            
                           


Stage 0

2017-08-21 22:21:00 | 健康
7月下旬、札幌の病院で5時間に及ぶ手術を受けました。
当初の予定は3週間の入院でしたが、経過は順調とのことで
術後10日目に退院しました。
今は普段日常の約70%~80%位まで回復してきたところです。
しかし精神的な回復にはまだしばらく時間がかかりそうです。

手術前に行ったあらゆる徹底的な検査では何も発見されず、
血液検査も全く問題ありませんでした。開腹手術でも“がん”
や転移と見られるものは一切ありませんでした。
しかし生検の結果は高度異型性上皮内新生物(上皮内がん:
内側だけのおとなしもの)と診断されました。
これから“がん”になるかどうかわからない(消えてしまうケースも
あるようです)段階で、主治医の診断では“ものすごい早い段階で
見つけていると思う”とのことでした。

しかし“がん”にだけは絶対になりたくない!絶対にならない、
絶対になってはいけないという強い思い込みがあっただけに、
手術を受けたことへの精神的なショックとdepression はかなり
大きいものがあります。

2人に1人が“がん”に罹ると言われる時代ですが、完治する人、
“がん”でも元気にしている人もたくさんいる一方で、亡くなる人も多く、
死亡率1位の“がん”はまだまだ怖い病気です。
“がん”が恐れられる病気ではなく100%完治できる時が一日も早く来る
ことを願っています。