久々に自閉症のカテゴリーで書きます。
ご存知の人もおられるでしょうが、息子は知的障害を伴う重度自閉症です。トシヤはこの2ヶ月ちょっとで大きく変わった、いや変わりつつある途上にあります。
ここ2ヶ月半ほど、私もある期待を持って微細に観察をしていました。
思春期も相当苦労しましたが、30歳を過ぎて、さらに行動障害的なものが顕著になり、ここ数年は私も夫もいつも傷だらけという有り様でした。
家族のみならず、通所先でも他者に掴み掛かるなどがあり、途方に暮れることもしばしば。
やはり親の責任は重大ということでしょうが、どういう手立てがあるのか誰も決定打を示しておらず、私は己が感覚で様々なことを試してきました。
ただ最近の研究で分かっているのは、自閉症スペクトラムにいる人は特殊な腸内環境を持っているということ。
息子も二十歳前後からいつもお腹の調子が悪く、常に下痢気味だったことを不思議に思ってました。
ここ数年で、やっと世間でも腸内環境が、メンタルをはじめ人のありとあらゆる生命活動に深く関わっていることが自明の理となり、関連研究も盛んになっているように感じます。
私なりに調べまくって、体内炎症を抑えるためにグルテン抜きの食事に切り替え、サッカロマイセスブラウディというプロバイオティクスを、ここ数年服用させておりました。
おかげで厄介な下痢はほぼなくなりましたが、自傷や問題行動はなくなりません。
さらにミネラル不足が発達障害を促進するという説を知り、無添加の出汁を取り入れたりとか、私が無理なく日常でやれることを加えていきました。
そんな今年の初秋、まったく偶然に舞い込んだ一枚のDMに私の心が強く動いたのでした。
DMにはこう書かれていました。
長野県のある『ぬか床』から東京大学薬学部が発見し研究した新亜種乳酸菌の『11-1乳酸菌』
ざっくり言うと、非常に高い免疫活性率をたたき出した乳酸菌を発見、製品化しましたよ、とありました。
免疫力が上がるには腸内環境が正常に整備されねばなりません。
ということは、もしかすると息子のお腹にも効くんじゃないか?
強い興味を持った私は、11-1(いちいちのいち)という変わった名の乳酸菌のリサーチをはじめたのです。