改めて、先週観た映画の話をします。
鑑賞後に直也さんに会ってきました - 桜子の † 智天使工房 †
LIFEisCLIMBING観てきました!湘南から帰った足でジムに行き、直接鈴木直也さんに感想を伝えてまいりました〜👏CINEMAAMIGOは逗子葉山にある小さな映画館で、雰囲気...
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ひとことで感想を言うなら、
羨ましい!
ひとりの人間が、ひとつことを成し遂げるのに、大事な仲間がいて、本人はもとよりヘルプしている人もまた豊かな時間と思いを共有している。
それは障害があるとか無いの話を超えたものです。
全盲のクライマーコバ(小林)さんとサイトガイド直也さんのチームの関係性は、誰が見ても心打たれます。
実は、劇中で私の心に一番引っ掛かった言葉の話をします。
彼ら二人がコロラドに会いに行った友人、エリック・ヴァイエンマイヤー氏(2001年エヴェレストの頂上に立った初の全盲クライマーであり、2002年に世界7大陸の最高峰を制覇した人)が言った言葉です。
彼は学生時代にランチルームで『FOMO』を感じた、というのです。
辞書によると
FOMO(フォーモ)とは「fear of missing out」の略語で、直訳すると「取り残されることへの恐れ」となる。
私にはすごくよく分かる感覚です。
一般の人とはかなり異なる人生を強いられている本人や家族には、こういう恐怖感が基本的にあるんじゃないかと。
私も息子がかなり重度障害があったことで、世間からの批判や差別が怖くて、潜在的に一歩引いた感覚で生きてきていると思います。
エリック氏やコバさんたちは、そのFOMOを払拭するためにクライミングに挑戦してきたのかもしれません。
しかしながら、最初は恐怖の払拭だったのが、いつしか自分の人生の充実や世の中の人々を包括するだけのエネルギーを発することになった。
私はライフ・イズ・クライミングから、こんなことを強く感じ取りました。