桜子の † 智天使工房 † 

カラーセラピストでメタルスミスの私が歩む日々。
みんながハッピーになれるものを作りたい。

フウセンカズラを純銀で作る

2024-09-30 10:10:37 | ジュエリーメイキング
我が家では毎年プランターにフウセンカズラを植えており、可愛らしい風船を愛でています。

ずいぶん前に、魅力的なフォルムのフウセンカズラを何とかジュエリーにしたいと、銀粘土のペーストを重ね塗りして作ったものがあり、今回はそれらを色上げしました。

色上げ前↓


色上げ後↓


純銀粘土(シルバークレイ)に出会ってから20年くらいになります。

途中から彫金も並行して習うようになったので、残念ながら習熟度はそこまで上がっていませんが。

最近は銀粘土でしか表現出来ないことと彫金スキルを併用することが面白くなりました。

チョーカーにでもしようかと思います。


虹色のリング

2024-09-28 17:21:00 | ジュエリーメイキング
今月初めに『シルバーを虹色に』という記事でネックレスを紹介しました。
その時作った純銀パーツで、リングを作成しました。





色上げ(金属に被膜を掛けること)した後は、一切磨いたり火を当てたり出来ないので、全てを作り研磨してから作業します。

パールはさらにその後に付けます。

温度を変えたり、燻し液の分量を変えたり、目測で色の出具合を確認しながら色上げしてみてますが、一度として同じ色合いにはなりません。

だから楽しいのですが。

もう少し取り組んでみます。

虹色の蝶(シルバージュエリー)

2024-09-10 15:33:00 | ジュエリーメイキング
銀の虹色加工の試行錯誤を継続中です。
10年以上前に翅4枚だけ銀粘土の乾燥体として放置していたものを、やっとブローチに出来ました。

4枚の翅を蝶の形に接着するのもなかなか難しく、途中で割れてしまったりも。

この時点で8.4g


電気炉で焼成後に磨きに磨いて、シリンジの部分(ニョロニョロした模様)をマスキングして燻します。




ブローチ 金具は付いてますが、いざとなったらネックレスにもなるようにホールを開けています。

何度も実験を繰り返して、今回はかなり美しい色が出たかなぁと思います。


シルバーを虹色に

2024-09-04 12:41:00 | ジュエリーメイキング
ここのところ夢中になって試している技法があります。
銀(ここでは純銀)を燻す際にアンモニアを加えて、黒色ではなく虹色の被膜を生み出すことです。
宝飾学校のサマーセミナーで金属工芸の先生に教えて頂きました。

被膜を施す前に地金を徹底的に磨き上げるのも大事です。

今回は銀粘土で薄いシートを作り、折りたたむ造形でペンダントを作成しています。


左側が燻し液に浸ける前です。
小さなパールを付けています。

もう一点作りました。
こちらは2個の小さいハートを付けました。

まだまだ試すつもりで作成中です。





とにかく疲れたけれども

2024-08-29 14:00:09 | ジュエリーメイキング
昨日、3週間ぶりにトシヤをショートステイに預けてきました。

この異常な暑さも相まって、とてもとても疲れた7〜8月。
作業所がお盆休みで無かったり、息子の世話と家事で自分の時間がほぼ無かった。

正味たった48時間の自由時間を、とにかく休むことに使おうと決めた!

のですが、昨日からずーっと彫金作業(シルバークレイも)をやり続けています。

なんという貧乏性。

今朝は7時から作業してます。
たしかに休めないが、楽しくて楽しくてしょうがない。

ノロノロ台風で大雨だし、思いっきりパンダ目だし、これでいいか。

今、一度に3〜4作品作っていますので順次紹介します。

タイムリミットは明日朝11時(トシヤ帰宅)

この夏3本目!ブルーピリオド

2024-08-10 17:28:00 | ジュエリーメイキング
8月9日、『ブルーピリオド』公開初日に二子玉川ライズで観てきました。
アニメでストーリーにハマり、すぐ後に実写版が公開されるというグッドタイミング。

絵を描いたこともなかった高校生 矢口八虎が、突然最難関の芸大受験を目指すという話を2時間の映像に凝縮したのが今作。

ということで、いろいろ端折られた部分もありはしましたが、絵画制作のリアルさなどの迫力があり、八虎役の真栄田郷敦くんは全く違和感なく八虎を演り、龍二(ユカちゃん)の高橋文哉くんはエグい美女❤️でした。
それだけに、女の子になりたいリアル感が出ていたと思う。

天才世田介(よたすけ)は、母親の出番がカットされたりして、見ようによってはただのイヤミな天才になってしまい、ちょっとかわいそうだったかな。

映画ポスターにも『情熱は武器だ』とあるが、確かに情熱がなければ形にすらならないと実感。

懐かしい母校の武蔵美の校舎が出てきて、それだけでも嬉しかった。

私も作る姿勢というのをあらためて見つめ直すことが出来た漫画に出会えてラッキーでした。

小鳥の森のリング 作り方

2024-07-17 13:23:00 | ジュエリーメイキング
昨日書いた 小鳥の森のリング

作った過程を少し紹介します。

銀粘土で作った小鳥のパーツや銀線の木を撚り線リング2個にロウ付けします。

合成石を銀粘土でふくりん留めしたパーツも入れて、2つのリングを重ねてロウ付け。


1.8mmの撚り線で腕を作り、ロウ付けします。


あとはひたすら磨いて燻して、また磨いて完成です。



ざっくり説明しましたが、試行錯誤ですので考える時間の方が長かったです。





小鳥の森のリング

2024-07-16 21:23:00 | ジュエリーメイキング
宝飾学校は来週から夏休み。
今日は休み前最後の日でしたので、このリングを完成させました。

二重に透かしを貼り合わせ、森の木に小鳥が2羽止まっている立体的なデザインです。


素材はシルバーですが、生地のままでは立体感が出なかったので、全体を燻して前面の黒さを磨き取り奥行きを出しました。

石留めの都合上、合成石を銀粘土でふくりん留めにしロウ付けしてます。
こういう時に銀粘土と地金のハイブリッドが有効です。

小鳥二体も銀粘土で作成してます。

物語りのあるジュエリーを作りたかったのです。


小鳥のリングの作り方

2024-06-20 17:11:00 | ジュエリーメイキング
昨日上げた小鳥のリングの制作過程を少しご紹介します。

まず、小鳥の型をブルーミックスという型取り材でとり、銀粘土で作ります。

これを焼成炉で焼いたものを、銀線で作ったフレームにロウ付けします。


リングの腕は、1.8mmの太い銀線でより線にした後、ローラーで潰して作り、フレームにロウ付けしました。

簡単に説明しましたが、初めての試みなので苦心惨憺しました💦






小鳥のリング

2024-06-19 10:25:00 | ジュエリーメイキング
唐草デザインで再びリング。

物語のあるデザインにしたくて、大ぶりのリングになりました。
小鳥は銀粘土で成形、本体はシルバー925のハイブリッドです。
紅い実は珊瑚です。




ただし私の手が超絶小さいので(小学三年生程度)かなり大きく見えますが💦


いろいろあって完成までひと月も掛けてしまいました。

着けると楽しくてニヤニヤします。

Butterfly earrings 蝶のピアス2

2024-05-13 09:54:00 | ジュエリーメイキング
2つ目の蝶々のピアスです。

ピアス着用の問題として、何かの拍子で落としてしまうということがあります。
せっかくお気に入りのピアスなのに、片方だけ無くしてしまうショックは大きいですよね。

私がピアスをデザインする際には、落下を防ぐ工夫をします。

今回は通常のポスト(針)とキャッチ(受け金具)をチェーンで繋いだ上で、さらに意匠に取り込みました。

末端の石はペリドットです。
透明感のある涼しげな色です💚

ちなみに制作初期の唐草模様を銀線をロウ付けする際の画



まだまだ蝶々への興味は持続中です。

たくましいイチゴに倣う

2024-04-19 14:53:00 | ジュエリーメイキング
玄関先のイチゴの花が咲きました。
いつもはGW辺りに咲くので、よほど気温が高かったのです。

常々思っていますが、植物の生存戦略は最強です。
逞しい生命力が羨ましい。

数週間、息子の睡眠障害のため私がろくに眠れない日が続いていました。
睡眠は、時として食事より健康を左右すると言いますが、ほんとにキツかった。

そういうこともあり、私のための別空間つまり工房やセッションが出来る部屋を手に入れようと、ずっと物件を探していました。

昨年秋に好物件があり、いろいろありつつもう少しで借りられる段階にきました。

私がここんとこ鬱々していたのは、この件です。

人生は思ってるより短い。

用心深い私も一念発起、攻めてみます。
私の工房で、みんなを幸せにするものを作ると決めた。



どうしても手に入れたくて→手に入れた🎵

2024-04-08 14:21:00 | ジュエリーメイキング
朝、息子をショートステイに預けた足で、急ぎ電車で六本木へ。

先月行った ダニエル・ブラッシュ展を開催している21_21 DESIGN SIGHTに再び行ってきました。

というのも前回ギャラリー内に置いてあったある本をどうしても手に入れたかったのです。
昨年3月にレコールジュエリーと宝飾の学校を体験した際に購入した、英語版の原本の日本語版です。

展示ギャラリーでは物販は出来ない規定らしく、翌日から隣りの棟で開催される別の催しの展示会場で売られるという・・・😢
電話で問い合わせると、この書籍は現在ネットでも販売されていないらしく、ダニエルブラッシュ展が終了する4月15日までに現地へ出向くしかなく、お取置きも受けかねますという御無体なお返事😩

なので今日、万障繰り合わせて六本木くんだりまで行ったのです。

物販エリアには原本しかなく、あわや売り切れたか?((((;゚Д゚)))と思ったら、バックヤードから持ってきてくださいました!

わ〜♪( ´▽`)よかった〜
原本は原本で貴重。
お昼も食べずにヘロヘロでしたが、帰りの電車内でさっそく読みました。
私はツイてる!と思い込む。

実はかなり凹む事態が起きてるんですが、イヤイヤ私は絶対ツイてるし。
後々考えたら、ラッキーなことだったなあとしか思えないことしか起きないし。

今、気持ちを落ち着けて、ネガティブな心に向き合っています。

東京ミッドタウンのガーデンも桜が綺麗でしたよ🌸







蝶のピアス (Butterfly earrings)

2024-04-04 00:20:00 | ジュエリーメイキング
なんかもう春は体調が総崩れで、なかなか仕事に集中出来なくて。
•••まずは言い訳。


やっとこさで一昨日完成した、蝶のピアスのお披露目です。

フック型のポストに蝶がとまってるデザインです。


ちょっとだけ制作工程をお見せします。

赤矢印の順に、一対の蝶の翅を銀線で作り、ポストにロウ付けし、バレルで磨き、綺麗にヘラ掛けして翅を畳み、ラウンドカットのアメシストをぶら下げて完成。

左右2個作るので、手間暇も2倍です。





翅をもっと繊細に線で表現することも可能ですが、単純に線の量が増えるほど重くなるので、私は必要最小限にデザインしています。

次もまたピアスを作る予定です。