主にオートバイ。時々クルマ。
なんだかんだと永年のブログです。
風に向かう刻
ばってらー
いやはや。
NSR氏の不測の事態にバッテリを提供しておりましたので(笑
CUBの電源が無く乗れない状態でおりました。
すぐに乗るものではないとはいえ、
いつでも乗れて何でもできることが最大の魅力なのがCUB。
そのままにはしておけませんで早速バッテリ購入です。
最短で入手するのに選択肢がなかったので、
やむなく 「電解液注入不要(済)」 なんてのを買ったのですが、
既に電解液を入れられている鉛蓄電池は平時避けております。
理由は出荷前の管理状況が不明瞭であるのと、
使いたい時にフレッシュな状態で使い始めたかったのです。
が。
なにかこの商品様子がおかしいぞ?
あれま。パッケージが電解液別のタイプじゃないですか。
さりとて電解液は付属しておらず???
試しに開封してみると液は入れてあったので、
どうやら発注があってから液を注入して発送しているようですね~。
ともあれ『まあ入れたてならいいや』と中身を確認。
密閉式バッテリなのに栓がしっかり閉められておらず、
1mmぐらい浮いていたりするのが気にならんでもないですが。
まー通販なんてそんなものかと、
ドライバの柄でゴンゴンと密封し電圧計測もしておきます。
12.84Vですか・・・。
流石に補充電はしていないような気がしますね。
20℃程度の室温である程度放置してあってこの電圧でした。
ちなみに、私がNSR氏のところに持っていった
充電済バッテリは気温が少し低くて13V程度でしたので
念のため再充電して使用することにします。相手はカブですし。
さてさて。
取り付けは明日の夜かなー( ̄ー ̄)。
寒いですから。
いやー真冬でございますね。
寒い季節は人間も含めて化学反応的な活性が下がるもの。
御他聞に漏れず、我が家のバッテリもすっかり交換時期に。
うーん。
左が古いほうの中国製のノーブランド品ですが、
劣化は仕方ないとしても、電解槽が膨張して歪んでおります(汗
新たに用意したGS YUASA品も中国製だったりしますが、
YUASA品は過去に歪んだり膨れたりしたことはありませんでした。
やはりノーブランド品は恐ろしいですね~。
流行りのLiFe系のバッテリも気になりますが、
流石に鉛バッテリ前提で設計された電装系に使う気にはなりません。
GPレーサーみたいに乗る前に毎度充電するとかならともかく、
ちょっと着けっぱなしにするのは嫌ですね(笑
そんなわけで。
まずは初期充電を行ってから取り付けです。
原則的に、気が向いたときに短距離しか乗らないカブは
充電も足りなくなる傾向が強いので、
今回は維持充電用の電源取り出し端子もつけてしまいます。
CBRで愛用中のOptimate4の防水端子です。
正直自作でもいいような部分ですが、
ある程度防水処理されていて、
ワンタッチ接続が可能というのが気楽に使えて良い感じです。
購入したままの状態ですと、
余裕のないカブのバッテリ室にヒューズ部が干渉したり、
そもそも長さが足りなかったりとありますので、
一部の配線は足して対応いたします。
よしっ♪充電用端子の取り出し完了です!
これでいちいちバッテリを車体から降ろして
充電をする必要がなくなりました。
MFバッテリなので栓をあけなくても充電できるわけですから、
車載状態で充電できることに越したことはありませんヽ(´▽`)ノ。
そしてバッテリを交換して気になったのは、
もしかしてレギュレータもダメそうな気が・・・。
HONDAは伝統的にレギュレータが弱いのが特徴ですが、
一応消耗品のひとつですから、近々交換したいですね。
そうなったら調子の悪いホーンも換えたいなあ。
スーパーなヤツがあらわれた
日記とあんまり関係ないタイトルは子供の頃のカードダスに書いてあった一文。
1枚20円で「ガリッガリッガリッ」って回すアレの、割と最初の方のものだと思います。
ふと思い出すに至り『SDガンダムとか懐かしいな~』と申し上げようと思ったところ、
しぶとく今でもテレビでやってたりするんですね~。
現在のものは三国志がベースのようですが、
我々の頃は戦国から中世ヨーロッパへの過渡期にあったように思います。
闇皇帝、殺苦頭、サタンガンダム、サイコゴーレムなんてのもいました。
というわけでスーパーカブ70DXのお話。
昨夜駅から延々と歩いて辿り着いたバイク用品屋で受けとった部品を使い
朝一番から消耗品の交換作業に入ります。
本当は7:00頃から始めようと思ったのですが、なんとなくだらだらしていたら7:30頃に。
休みの日ですから気楽なものです。
まずは素材の準備。
写真で見るとちょっと汚いだけで害はなさそうにも見えます。
それでもよく観察すると、明らかに消耗が酷いのも見てとれます。
因みにステップはフライホイールカバー兼スプロケットカバーを外す為に取ってあります。
(完全に抜き取るにはマフラーもずらす必要がありますが、作業に支障はありません)
”こういう状態”なのは1000kmほど前に認識はしていたので、
今回目の当たりにしたところでさほど驚きませんでしたが、
他のバイクでここまで酷い状態だとすると、
例えばCBR1000RRなどでは性能が出ないのは当然としても、
まともにすら走る事も困難で、場合によっては大変危険な程の消耗具合です。
カブについては危険云々という状態まではあと一歩という所ですが、
これでも普通に走る辺り、カブは本当に懐が深いのです。
どんなバイクでも距離を走るとそうですが、
チェーンが運んでくるオイルと砂などのダストでかなりの汚れが蓄積しています。
リアのド鉄のスプロケットも錆びております。
状態もざっと確認したので、
ホイールを外し、ドリブンスプロケットが取り付けてあるハブを外します。
続いてチェーンを抜き、ドライブスプロケットも外してしまいます。
ドライブスプロケットを外した段階で、必要な掃除を行います。
周辺の汚れは機能に影響がないので、する気全くなし。
ダストシール回りにはエンジンオイルでもよいのですが、
今回は耐熱シリコングリスを塗りました。
リアについても摺動部などは洗浄した上で、
ダストシールのリップにリチウムグリスを叩き込んでおきました。
ココで新旧スプロケット比較。
私の前のオーナーが農家のおばちゃんでありまして、
整備をしていたのは親戚の新聞屋という経歴なものですから、経緯が判りませんが・・・
メーター読みで【70,000km】を超えた状態でこれです。
写真では判りにくいかと存じますが、実物の消耗度合いは相当なものです。
フロントスプロケットは驚くほどの状態ではないものの、リアは明らかに限界。
一番酷い場所を写真に撮ってみました。
削れすぎて尖っているのは勿論の事、一部は歯の先端が欠けていたりもします。
それでも流石はド鉄、消耗した後の強度的にも頼もしいものがありますね。
アルミに硬化処理を施した軽量スプロケットは、
硬化層があるうちは素晴らしいのですが、そこが消耗すると一気に逝きます。
NSR時代、そこまで使用したつもりのなかったAFAMのゴールドスプロケットが、
見た目では歯が尖っているわけでもないのにも係わらず、
ある瞬間にパワーをかけたところ、歯が「バババババッ」と6本ぐらい折れて飛びました。
あれ以来、スプロケットは鉄かそれに準ずるものが好きです。
レーサーではありませんので、その辺の重さや見た目などよりも安定性の方が大切です。
まずはドライブスプロケットから取り付け。
セッティングプレートとボルトは新品交換にしました。
驚いた事にボルトの緩み留めのカシメがない仕様だったので(パワー的に不要か)、
中強度のネジロックを塗布して組み付けました。
次はドリブンスプロケット。
セルフロックナットも新品交換です。
見た目は問題ないようにも見えますが、自身の管理下に無かった個体は交換が無難。
丁数は敢えて純正の14T:36T(F:R)のままにしました。
C70のカブはそれでも80km/hは出ますので、最高速に振らずとも不便がありません。
勿論、カブの命であるトルクはそのままで、どんなに重い荷物でも2人乗りでも大丈夫。
・・・と、ここでセルフロックナット絡みで妙な事に気づきました。
整備話の途中なので、詳しくは最後で書かせて頂きますね。
スプロケットを取り付けたらば続いてチェーン交換です。
取り付け、取り外しそのものは非力なバイクでお馴染みの”クリップ式”なので簡単ですが
チェーンそのものはNSR50やAPEなどでも使える汎用品なのでカットが必要です。
吊るという行為は今回初めてやりましたが、丁度良い高さに屋根があったものでつい。
チェーンオイルは砂や塵をよく集めるので、地べたでやると始末が悪いのです。
その上、チェーンはその性質上一方向にしかクネクネしませんので取り回しが悪く、
どこかに引っ掛けて作業をしたほうがやりやすいのは確かです。
某用品店オリジナルチェーンカッターでピンを打ち出してゆきます。
ここで、チェーン交換経験がおありの方はお気づきかもしれませんが・・・
コレ”明らかに失敗か、おかしい状態”だったりします。
それというのも、使用頻度の低さゆえかすっかり忘れていたのですが、
私が持っているチェーンカッターは520や530というサイズ用のものなのです。
もともとNSR250R用に買ったものだったので、原付クラスは考慮されていません。
さりとて、420用のカッターを買いに行くのも面倒だということで、
愛と勇気だけでなんとかする事に。
上の画像の状態では、まずはピンを外側のプレートから押し出す所。
内側のプレートから反対側のプレート付近まで押し出すのには、
古いチェーンのクリップ接続用のコマを利用する事に致しました。
実に強引ですが、なければ無いなりに何か考えるのが人間ですよね(笑
古いチェーンの部品は再利用しませんので、ゴミの有効利用にもなります。
元々の100リンクのチェーンをカットしてゆくわけですが、
実は、対応表をどう見間違えたのか最初は”98リンク”だと思っていました。
C70のカブは本来”96リンク”なので、一度98にしてから96へ。
専用ツールの例外的な使い方なので、2度手間にするにはちょっと大変でした。
因みに、チェーンの伸びぐあいはこれぐらい。
左が新品、右が使用済み。
これだけ伸びるとチェーン引きの調整範囲は既に限界まで来ています。
伸び=ガタでもありますから、そういう意味でも大変ガタガタな状態です。
物理的に同じリンク数でこれだけの差が出るのは実に興味深いですね。
比較対象がいくらでもあるバイク屋ならぬ、
一般人の素人には時間の掛かる劣化は客観視し難いものです。
カットさえしてしまえばあとは簡単。
低性能バイクゆえにカシメタイプのチェーンではありませんので、
クリップでパチンとやるだけ。
チェーンの回転方向にクリップの閉じた方が向くように注意です。
加速度が掛かったときに逆だと抜けてしまいますので。
最後に、センタースタンド状態のまま主な部品を再度取り付けます。
リアブレーキのロッド、トルクロッド、シフトペダル、クラッチカバーなど。
途中、完全にカバーをするまえに車体を降ろして
スイングアームが沈んだ状態でのチェーン調整も忘れずに。
まだ”メイドインジャパン”が神話だった時代の設計品です。
今や勤勉でも、真摯でも、誠実でもない人間が構成する社会が造り出した製品は、
結果として”日本製”の付加価値などは見る影も無いほど落ちぶれていますが、
(一部の有能な人間は依然として存在しますが、それはどの社会も同じですよね)
1950~90年頃までの技術と、人々の姿勢は素晴らしいものだったように感じます。
そういえば、B.T.T.Fでも日本製を褒めていたっけなぁ。あの頃が最後ですね。
その意味で、既に日本製に対する拘りはありませんね。
ちょっと意味が違いますが、
VTR1000-SPやNSR250Rのクラッチカバーなどに存在する【HRC】の文字も誇らしいです。
一通りの作業を終え、ボルトの締め付けなどを確認して作業完了。
あとはスタンドまでテスト走行に行きます。
と、ここで先述の”セルフロックナット絡みの妙な事”について。
実はHONDA純正部品の袋を開けて使う時になって気づいたのですが、
バイク用品店で小分けにしていた注文品袋の、入り数表記がおかしいのです。
私は【4個】注文したのですが、小分け袋は【×2】になっています。
でも実際には”4個”ちゃんと手元に受けとってあります。
『なんでだろ???』と部屋に戻り、財布の中のレシートを確認すると・・・
伝票上は【2個】になっていました。
すると私は、お金を支払っていないものを余分に受けとってしまった事になります。
ここで即座に『代金を支払いにいかなくちゃ!!』と思い立ち、
部品自体はは取り付けてしまったものの、
純正品番の入った空袋と、小分け袋、レシートを持ってバイク用品店に急ぎました。
たかだか数百円のものではあり、相手が間違っただけではありますが、
私の中で『得した』だとか『なんで自分が行く必要が』などとは微塵も考えませんので
むしろ『お店や担当者さんは困っているんじゃないかな』という意識の方が先立ちます。
これは、自動販売機に残された釣り銭の取り忘れでも同じですし
頼んでもいない商品が余分に袋に入っていた場合も全く同じ事です。
狡いこと、要領のいいこと、卑怯な事は大嫌いですし、他人の所為にするのも嫌。
そもそも、困っているであろう相手がいれば当然そちらが優先でしょうね。
というわけで、足早に(バイクですが)家から数十kmの用品店へ。
昨夜も行ったばかりなので妙な感じもしますが、
店内で先日注文時にお世話になった方を見つけると、事情を話させて頂きました。
最初こそ『クレームかな???』と慎重な対応をされておいででしたが、
私がお金を支払いに来たことが判ると一転、店員さんの方が恐縮されておいででした。
こちらとしても当然の事をして恐縮されるのも、これまた恐縮で(笑
お互いに低姿勢になりながら、恙無く支払いを済ませることができました。
ともあれ、これで晴れてセルフロックナットもあるべき場所に納まりました。
心なしかCUB70DXの調子もよい様な気分になりつつも、
50kmほどのテスト走行に出掛けます。
今まで極度の伝達ロスになっていた部分が適正化した事により、
自動遠心クラッチのカブにあって、加速方向も減速方向も圧倒的に感触がよくなりました。
あとは暫く走ったら初期伸びを考慮して調整するだけですが、
気になっていた事が見事に片づいてとてもいい気分です。
次の交換が何万km後になるのかは解りませんが、
これでまた、当分の間カブと仲良くやって行けそうです♪
きっとカブ納め。
先日のRZ250Rに続いて、今日はカブ納め。
用途の性格上、完全に年内は乗らなくなるとは限りませんが
気分的な意味での仕上げというところですね。
そんなわけで、カブに乗ってライコランドへ。
年末セール中だったようですが、目的の物に割り引きはナシ(笑
でも、工具箱に残り1本半と心許なかったパーツクリーナーが、
1本198円で購入出来たのでちょっと嬉しかったり。
用品店でよく安売りしているProToolsブランドのパーツクリーナーですが、
個人的にこの溶剤の匂いが苦手なものの、屋外で湯水のように使うには充分ですね。
適当に店内を徘徊して、
いくつか欲しいものの中で、唯一在庫のあったものを購入。
あとは用事もないので、すいすいと帰りました。
今回購入したものはコレ。
カブのリア用の、DAYTONA製オーガニック系ブレーキシュー。
”サーキットでの連続使用で効果を発揮”と書いてあります。ホントかな?
実は、NSR時代にデイトナのパッドで酷い目に遭ったので
CBRにもRZにも、まずデイトナブランドのブレーキパーツは使いませんが
私の年式の古いCUB70DXに合うシューはこれしか在庫がありませんでした。
今やカブも殆どフロント荷重で操るようにしていますが、
ブレーキや足回りの、絶対的な制動力とコントロール性が弱いので、
緊急時や峠の下りなどではリアブレーキも相応に必要だったりします。
フロントで荷重制御しながら、エンブレとリアブレーキでって感覚ですね。
そんなリアブレーキなのですが、
最近微妙に戻りが悪くコントロール性も落ちていた感があったので、
リンク回りの軽い注油などは行っておりますが、それでも改善しませんでした。
そこで、分解点検がてらついでにブレーキシュー交換もしてしまおうという魂胆。
もともと、現在ついているブレーキシューは私が取り付けた物ではなく
中古で買ったカブに最初からついていたもの。
純正品なのか、誰がつけたのか、どういう整備をしたのか不明でしたので、
そこの再確認も重要なポイントですね。
とりあえずドラムブレーキ回りを覗き込みます。
『ふーん、なるほどねぇ。』カブは本当にいいヤツです。
ドラムブレーキの整備経験など無いに等しい私ではありますが、
何も考えずに一見するだけで、
どんな原理でどういう構造になっていて、どうすれば外れるのかが解ります。
【世界で一番、人間に愛されているオートバイ】は伊達じゃありませんね。
構造が解ればあとは外すだけ。
そういえば『カブのリアタイヤは外しづらい』などと聞いたことがあります。
恐らく、センタースタンド状態では深めのフェンダーに干渉して
タイヤを抜き出すことが困難なのだという事だと思います。
でも、そこは私だって一応”男の子(笑”ですから、
たった80kgのバイクの一端を、片手でヒョイと持ち上げれば済む話です。
スタンド下にスペーサーを入れる必要なんてありませんね。
手っ取り早くホイールハブからドラムブレーキユニットを外し、
ハブの内側、即ちブレーキシューの接触面を清掃してゆきます。
パーツクリーナーをそれこそ湯水のように使い、ここはバッチリ脱脂&掃除。
こちらは外したブレーキシューとベース部。
目視で見る限りはさほど消耗して見えませんが、
どうやらブレーキシューを広げる方向に動くカムの動作が渋くなっているようです。
ここは、ブレーキペダルからのリンクがついた状態では確認しづらいですね。
新旧比較。
ブレーキの回転方向に片減りしてはいるようですが・・・。
素性が解らない部品では不安なので、今回は容赦なく交換です。
ここが一番気になったカムの軸部分。
フェルト状のシールを外すと、中心の軸付近にはダストが詰まっていました。
汚れを完全除去後、モリブデングリスを吹き込み、軸をよく揉んでおきます。
新品のブレーキシューとスプリングを取り付け、
回転方向の角をヤスリで面取り。この辺はディスクブレーキと同じ考えですね。
勿論、異常に神経質なまでの脱脂もしっかりと。
あとは元通りに組み上げるだけ。
組み上がったら、新しいブレーキシューの状態に合わせて
ペダル位置をアジャスト、念入りにブレーキの作動確認をして完了です♪
もう70,000kmを走るバイクゆえ、
まだ少々気になる部分もありますが、年内の整備はひとまずここまで。
CUB70DX、今年も一年お疲れさま~(笑
こん不心得者がっ
世の中は、この金曜・土曜とB級グルメで盛り上がっていたようですね。
静岡県富士宮市育ちの身としては、富士宮焼きそばはごく身近な存在でしたが
B-1グランプリ殿堂入りとか聞かされてしまうと、なんとも不思議な感じです。
そういえば、先日読んだ某Kawasaki系バイクカスタム屋さんのblogで
富士宮焼きそばツーリングに行ったとても楽しそうな記事がありました。
彼らが訪れたのは、今は亡き”長崎屋”の裏にある”虹屋”というお店ですが
曰く、”とても有名なお店”なのだそうです。
地元民としては、”虹屋”というお店自体が
大中里のフジマキストアーの向かいにあった”ねこざ屋”の1コーナーでしかなく
当初は昭和初期の面影をそのまま残したような駄菓子屋のイメージでした。
ほどなく駄菓子屋のお婆さんの姿を見なくなり、残った”虹屋コーナー”は
あくまで”子供にも手が出る価格のチープなハンバーガー屋”でした。
マクドとは違う路線でコストダウンが徹底された面白い食べ物でしたよ(笑
話をB-1に戻しますと、2008年のグランプリで殿堂入りしているという
”厚木シロコロホルモン”が有名です。
実は、我が家の裏手にあるローカル肉屋にそれらしいお品書きがありまして・・・
【 厚木”シコロコ”ホルモン 】って書いてあるんですよね・・・。
このお店は何を畏れているのか、或いは何かと闘っているのか。
なにやら不安で手が出せません。
そんな、B級ネタから始まった本日の記事は
『バイク乗りとして自分はB級・・・否、カテゴリーFだな・・・』と
少し反省する出来事があったからなのです。
先に言い訳をさせて頂くと、
ここ1ヶ月ほどあんまりバイクに乗れていない状況だったりしました。
それというのも、ギックリなのかヘルニアなのか、
明らかに最近の運動不足で衰えた肉体が、腰痛という形で悲鳴を上げまして
2箇所程続いて激しく傷めた状態だったのです。
日本男児らしく『気合いが足りないんだ!』などと己を誤魔化すも、
悪化させても今後に響く方が賢くないと、
守りに入りオートバイを控えめにしていました。実に情けない話です(苦笑
そんな腰痛も少し落ち着いてきた所で
先日より気になっていた、67,000km以上走っているカブの状態を確認することに。
1ヶ月少々前の段階で、
クラッチ回りの組み替えと消耗品交換を行った事を記述しましたが、
それでも速度が上がると妙な感触と異音がありました。
エンジンの圧縮抜けも気にはなっていたものの
明らかに外部に露出しているパーツの異音らしい感触だったので
『ベアリングか、あるいは駆動系か…』などと予想したまま件の腰痛に。
それが漸く今日になって確認出来るようになったというわけです。
まずはカブの駆動系を目視確認。
・・・と行きたい所ですが、御覧のように完全にカバーで覆われていて見えません。
一応確認用の小窓があるものの、
見るからに”本来あるべき場所”にチェーンが通っていませんね。
(ケース下部まで下がっています)
ここでまた一つ私のミスなのですが、
実は1000km程前の段階で、某バイク用品店でリアタイヤを新品交換しています。
”工賃に入っていない”といえばそれまでなのですが、
私のイメージの中で、自分が作業をする前提で考えると、
タイヤ交換をしたら、チェーンアジャスタなどを適正位置に設定するのは
どこか当然だと思いこんでいたのですが、どうやらそうではなかったようで。
お店のミスなのか故意なのかは不明ですが、
他人の作業に対してしっかり確認しない自分に呆れるばかりです。
とりあえずちゃちゃっと、
フライホイール&スプロケカバーとチェーンカバーを外し状態の確認です。
それでは実にありえない画像を以下に。
実にだらけきっていますね~!
カブのチェーン振れ幅は、10mm~20mmという指定なのですが・・・
上端。
(#゜Д゜)<振れ幅20mmってレベルじゃねーぞ!
いくら普段見えないからといって、ここまで放置する事はバイク乗り的にありえません。
それにしても恐るべしカブ。こんな状態でも走っちゃうんですよね。
まずはチェーンを清掃してからチェーンルブを吹いた後に、
リアアクスルのボルトを緩め、チェーンを引きながら
ドライブスプロケットやドリブンスプロケット、チェーンの状態を見ていくと・・・
ドライブスプロケットはまだ交換時期には至らないものの、
チェーンの伸びはチェーン引き一杯まで伸びて交換時期目前であり、
ドリブンスプロケットは歯が尖り、これまた交換時期目前の状態でした。
状態は大体こんな感じ。
ドライブ・ドリブンスプロケットとチェーンはセットで交換しますが
当然作業は自分でやるとして、全部セットで8,000円ぐらいでしょうか。
あと2,000km以内には行わないと限度が来そうな感じです。
ともあれ、現状で一番良い状態まで調整してテスト走行です。
ここで、ニュートラルインジケータの点灯具合からバッテリの弱りを感じましたが、
ガソリンスタンドまで走ってから充電状態を確認することにしました。
CBRなどとは違い、カブはコンピューターバイクではないので、
エンジン回転が低い時の灯火類しか不具合が出ませんので様子見です。
自宅から20kmほどのガソリンスタンドまで進み
クラッチや駆動系に問題がない事を確認出来ました。
それにしても相変わらず4輪には何度も殺されかけます。
CBRですとそこまで顕著ではないものの、カブで走ると命の危険がすぐそこに。
車は原付や自転車、歩行者という存在を舐めているんでしょうね。
『イモみてーな箱に乗った位でいきがってんじゃねーよ!』とは思うものの
巻き込まれたら殺されるのはこちらですから自衛運転に徹します。
・道路の構造上、”侵入すると危険な場所”に設けられたゼブラゾーンに乗り上げ
目の前の横断歩道を横切る自転車の隙間を、少しでも早く抜けようとするミニバン。
(ミニバンには、他人の危険を意識せず我先にという性格のドライバーが多いです)
本来通るべきではない場所を通過しているので、
このドン箱車の所為で、前方の視界は遮られて横断者の視認が遅れます。
勿論、予測して走っていたので歩道の2m前で私は停止しましたが・・・
車はゼブラゾーンに乗り上げたまま私の横に並列で停まっていました。
・停止して待っている間は一切ウィンカーを出さず、
常に走り出した瞬間になってウィンカーを出す箱っぽい軽自動車。
このバカは何を守っているんでしょうか。
”法律で決まっているから一応出している?”
”テメェの安物カーの、たかが数百円のウィンカーバルブをケチってる?”
本当にどんだけ阿呆なのかと。ウィンカーは他者に今後の挙動を知らせる為のものです。
早く出して当然、自分の意志を気づいてもらう為に車の外についています。
・・・等々。
本当に呆れることしきりです。こういうのに殺されたら浮かばれませんね。
何度もそんな不条理にイライラしながら、とりあえずガソリンスタンドに到着。
ガスを入れる前にクレジットカードのお誘いに来た、
”口はよく動くが、目が一切笑っていない”勧誘のおばちゃんにも呆れつつ
(そんな勧誘で他人の心が動くはずありませんよね。)
色々ありますが、
とりあえずガソリンは入ったので帰りは更に一層の注意をしながら走ります。
途中、いい感じの山道があったので停まって思考を落ち着けたりしつつ。
下りのS字が続くコーナーで負荷をかけて車体の挙動を確かめながら、
夕暮れ時の車の動きに気を付けながらの帰宅となりました。
1ヶ月近い放置によって弱った、不安に思っていたバッテリーは
1時間そこそこの走行で充電されるわけもありませんので目下充電中です。
手前の小さいのがカブ。後ろの大きいのがCBR1000RR。
朝夕は秋らしい空気が通り抜けるものの
日中の整備はやっぱり汗だくになってしまいますね。
どうやら本日も30℃を超えていたようですが、いつまで続くのやら。
それにしても、「我ながらよくもここまで放置したり」と
とても酷い状態のチェーン・スプロケ回りでした。
見えない所にもしっかり気を配らないといけませんね。(自戒)
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