主にオートバイ。時々クルマ。
なんだかんだと永年のブログです。
風に向かう刻
行動パターン
えー。
ある雨の日のことです。
昼間家の中に居るのが、なにやら耐えきれなくなりまして。
”とりあえず”スーパーカブで、雨の合間を縫って走り出しました。
が、家から2kmほどの所で本降りに。
哀れ、長袖シャツの前半分がびっしょりになりつつ
素肌に張り付く有様で、その上この季節なので冷たいわけです。
で。
家に帰って参りまして、エアコンを入れてシャツを風で乾かします。
2時間後、懲りないお馬鹿ライダーな僕は
同じ格好のまま今度はCBRに乗り換えて走り出しました。
家から25kmほど。
辺りはすでに真っ暗、小雨も降っています。
そんな中、いつものダム湖に到着。
程良く冷えた素肌のまま、
いい感じにホットなMAXコーヒーを飲み干しました。
この裏手の公園、夜には街灯の一つも無いので真っ暗です。
続いて、ダムの堤の上で湖面を眺めます。
エンジンを掛けたまま暫しぼけーっと。
それにしても真っ暗です。
お気に入りのメーター。
様々な季節の夜に、青い光が気分を穏やかに保ってくれます。
レタリングが苦手なのでELパネルは既製品ですが、
ブルーのLED照明は自家製です。
暫くすると、なにやら満足した感が湧いてきます(笑
そんな所で、また田舎道を快走。
自宅近郊には存在しない大型書店に立ち寄ります。
ここで、先日のスペンサー本とヤングマシンを購入。
スーパー横のたこ焼き屋さんの灯りにつられました。
店頭で食べて帰ろうかとも思ったのですが
テーブルや椅子は雨でびっしょりでした。
地元客の人通りも多く、なにやら恥ずかしかったので持ち帰る事に。
シートに縛り付けました。
帰路、アツアツのたこ焼きが徐々に熱を失っていくのを
尻で感じながら家路を急ぎます。
自宅について早速食べます。やっぱり冷めていました。
昼でも夜でも、
雨でも晴れでもあんまり変わらない僕の行動パターン。
なにやってんだか。
時代に生まれた幸せ
つい、ニヤニヤしてしまうものがありました。
当日記によくコメントを下さる、
MIDOさんのblogを拝見していたところ、
今月のヤングマシンの紹介がありました。
ふむふむと読ませて頂くと、なんと付録が"2stレプリカのDVD”!
早速買いに行って来ました!
ヤングマシン12月号
【付録DVD:甦る2stレプリカNSRvsRGVΓ】
・・・おや?もう一冊。
一緒に陳列されていたので迷わず購入の
RACERS 01 '83NS500
こちらの本にはフレディ・スペンサーの勇姿と共に、
NS500の情報が”これでもか”というぐらい写真とともに掲載。
当時、まだ4歳ぐらいだった私ですが
『この時代に20歳前後で居たかったな~』と思うものでした。
この本は、今夜寝る前にでも熟読しようと思います!
と、買って帰るなりワクワクしながら
ヤングマシン付録のDVDを観ました。
90年代初頭、当時はRSの開発ライダーをされていたという
丸山浩さんが、映像を通じて本当にアツく語っておいででした!!
当時レースをやっていた人間にしか解らない観点から来る
とても貴重な話ばかりで、完全に引き込まれながら楽しませて頂きました♪
長めの本編の最後に「まだ語り足りないんですが…」との言葉が印象的。
僕としても、レーサーレプリカブームが去って久しい頃から
'89NSR250Rに始まり、'89NSR250R改(乾式ユニット移植)
↓
'92NSR250R SE(今回のDVDに登場のもの)、'92NSR250R改(PGM-Ⅳ+センサー類移植)
↓
'94NSR250R SE(友人の所に行きました)
と、本当にNSRに惚れ込んで乗ってきた物好きですから
今回のDVDが雑誌の付録になるという幸運に本当に嬉しかったものです。
当時を知る方、知らない方に係わらず、
【オートバイで走ることが大好き】なライダーさんには是非観て頂きたいです。
車じゃ駄目なんです、足代わりでもないんです。
ただ走ることにのみ昇華された究極のカタチが、
丸山さんの言葉を借りると、NSRなどの”リアルレーサーレプリカ”です。
近年のSSはあくまで市販車。
2st250のレプリカ群は本当にレーサーのレプリカなのです。
映像中で丸山さんも仰ってますが、
90年前後のNSRと、3XV辺りのTZR、初期のΓは正に”ホンモノ”でした。
ひとことで言うと、すげぇカッコイイですよ^^
では最後に、DVD映像の中で気になったポイントを。
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途中、92SEの乾式クラッチを紹介する時に、
エンジンをかけ、クラッチを握った途端”ニヤリ”とされたかと思うと、
「こんな音を立てて走れた時代を本当に幸せだと思う」
と仰っていました。言った後に『何言ってんだ俺』となっていましたが(笑
音がデカイとか小さいとかではなく、
性能の為のメカが騒音規制に引っ掛からず許された時代。
その通りだと僕までニヤリとしてしまいました。
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今度は、タンデムシートの割り切った作りを指して。
(NSRの2人乗りシートは、薄いゴムシートをバンドで留めてあるだけです)
「NSRに関しては…二人乗りはないなと思った(笑」
そういえば、NSRに乗った友人はみんなそう言ってた気がするなぁ。
好きな女性を乗せて、雨の中鎌倉に行ったのは素敵な思い出です。
多分、辛かったんだと思うのですが、楽しかったと・・・本当にごめんなさい。
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昔のレースのスタートに倣って、
急に那須MSLのスターティンググリッドから押し掛けスタートを始めました。
一瞬『なんで急にこんなことを』と思いましたが、
2stレーサーだからこそ出来るシーンなんですよね。
乾燥で130kgを切る車体を、人間の力で走りながら押してすぐにクラッチを繋ぐ。
命を吹き込まれたかのように、エンジンが咆吼を上げ、それに飛び乗る。
そしてそのまま1コーナーへ。
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他にも、アツいポイントはいくらでもありましたが
書ききれないので感想としてはこんな感じです。
今はNSRが手に入る程の余裕がありませんし、
CBR1000RRにもお金が掛かったり色々ありますが
”老後に向けて、絶対に手元に置いておきたいバイク”の意識が
更に強くなりました。
やっぱり2stレーサーレプリカは最高です。
当時、一番良い時代に子供だったとはいえ
バイクの免許を取ってから10年近く、
何台かのNSRに乗れたのは本当に幸せだったと思います^^
まだあった。
ふふー。
自家製洋菓子の良いところというのは、
好きなだけ食べられる事だったりします。
そんなわけで、2個めのオレンジタルトです^^
1つ目の木枠の台座と違って、今回は何故かサラダ皿。
ネギやらニンジンやらという絵が描いてあります(笑
2日が経過しましたので、
オレンジのコンポートが、風味はそのままに完全に馴染みました。
皮の部分までもしっかりと、あま~い感じに仕上がっています^^
例えが適切ではありませんが、キンカンの蜂蜜漬けみたいな感じかなぁ。
先日のフレッシュな感じとはまた違った風味で美味です♪
(1回目のものです。)リンクはその時の日記です~
http://blog.goo.ne.jp/samurai_xiuhtecuhtli/d/20091027
本当は、余所様にお裾分けしたい所なのですが
初回の日記にも書かせて頂きましたが、
クリームがちょっと納得のゆかない出来なので恥ずかしいのです。
そうそう、
こんなの買いました。
小豆色のペプシと、小豆色のザク・・・?
通常の3倍小豆色です。
で、今朝早朝の社長面談ですが
全社員に対してかなり厳しい通告がありました。
しっかりと言いたいことは行って来ましたので
あとは自分のタイミング次第かなぁ。
唯一幸いだったのは、年俸制が月給制に戻った事です。
これで合法的に2週間で辞められます!ふふふ。
相変わらず急だ。
本日仕事に勤しんでおりますと、
夕方過ぎ頃か、自分の部署の電話が鳴りました。
相手は部長。
ぶちょー:「○○さん、急で悪いんだけど明日大丈夫?」
僕:「はい?私は通常通りの勤務の予定ですが?」
ぶちょー:「悪いんだけど、朝来られるかな(東京支社に)」
僕:「はぁ…可能ではありますが、何故ですか?」
ぶちょー:「社長面談のスケジュールが明日しか取れなくて…」
というやりとりで、
早朝6:30から家を出まして、秋葉原の東京支社で面談を終えた後
いつもの職場に戻り深夜まで働く事になりました。
だって、
ぶちょー:「○○さんに合わせて、社長と専務も来てくれるからさ」
そう言われたら出ないわけにはいかんのですよね。
面談の理由は至極明快です。
昨今の社会的な理由により、業績が低迷している事へのお叱り。
そして年俸契約の更改に望んで減俸をするつもりなのだと思います。
当然数字を追う上での自覚はありますので、抗うつもりはありません。
実際、僕と同列の他の部署の連中が
既に十数人社長面談を受けておりまして、
うち、5人が辞めています。
不利な条件を突きつけられたのが原因とは言い切れず。
ホンネとしては【いい加減愛想が尽きた】んでしょうね。
先日の”未通知で給料下がってた”事件がありました。
これは修正されていつも通りの賃金に戻っていますが、
今度は正式に通知されそうな予感がしますね。
ま、既に”賃金以上の”やる気は無くなって久しいので
相手の話を聞いた上で、適当に三行半でも突きつけてきてやろうかと。
晴れて自由の身になれたのならば、
お金を無駄に使うわけにはいきません。税金だってあります。
でも、赤貧でもよいので人間らしい生活をしたいですね。
キラキラしたもの。
男だってね、綺麗なものは好きなんです。
心に響く絵画や、クラッシック音楽なども綺麗なので好きです。
そんな6連勤あけの単休の本日。
朝起きると台風が近づいていて、外は暴風雨でした。
全く深い思慮もないまま、
『爽やかなタルトが食べたいな・・・』などと思い立ちまして、
防水性もある冬用のジャケットを羽織り、
いつものスーパーカブ70に乗って走り出しました。
目的地は大型スーパーマーケット、かな。
台風の中ゆえ、ずぶ濡れになりながらお店へ。
店内を探すこと数十分、ほぼ必要なものが揃いました。
ですが、肝心の素材が入手出来なかったので2店舗目へ。
これまた余計に濡れつつ、今度は無事に入手。
早速自宅に戻るとテーブルの上に材料を広げます。
ここからの写真は、
典型的な貧しい感じの台所が写りますが御容赦ください(笑
メインは寒い時期が旬の、ネーブルオレンジ。
各種砂糖や、香り漬けのブランデー、薄力粉などですね。
卵は20個程用意いたしました、高いのと安いのと。
★まずは手早くオレンジのコンポートを作ります。
オレンジの中で、所謂”オレンジっぽい部分”をスライスし、
グラニュー糖をひと煮立ちさせた所に放り込みます。
飽和状態を遙かに過ぎたグラニュー糖入りの水が、
沸騰直後に一気に透明になる瞬間が好きです。
今回のコンポートは、スライスのオレンジなので
あまり火を入れずに軽く煮立った所で火を止めます。
有る程度冷めたらブランデーを注ぎ込み冷蔵庫へ入れ馴染ませます。
★続いて、タルト生地の作成です。
薄力粉とアーモンドプードルをふるいにかけ、
軽く泡立てたバターと、全卵を混ぜます。
最後に適量づつ薄力粉を加え、生地を作ったら冷蔵庫で1時間強寝かせます。
まな板の上にラップを敷き、粘度の高めな生地を伸ばします。
薄くなった生地をタルト型に貼り付け、180℃に余熱したオーブンにて焼きます。
生地にバターが入っているので、型にバターを塗る必要はありません。
空気抜きの穴は開けますが、それでも少々膨らみますね。
我が家には焼く時の重りになる石が無いのでそのまま空焼きです。
フィリングを流し込んでから焼くのもありなのですが、
折角のオレンジがフレッシュな菓子ですから、
敢えてタルトは空焼きなのです。
★更に同時進行で、オレンジクリームを作ります。
手絞りでオレンジを搾ってゆきます。
この量に至るのに4つ程のオレンジを使いました。
オレンジジュースで代用も出来そうではありますが、
濃縮還元のものと、目の前で絞った生ジュースでは気分も風味も違います。
茶漉しで、湯飲みに向かって漉されるの図。
とても洋菓子を作っているようには見えません(笑
今回使う卵黄の数。
全卵も使いますが、卵黄だけでも結構あります。
19歳ぐらいの時に、青山の蕎麦屋でバイトしたことがありまして
卵割りとか、卵黄と卵白の選別などは得意だったりします。
片手でカパッと割って卵黄と分けてゆきます。
グラニュー糖と無塩バターを混ぜつつ卵も加えてゆきます。
手絞りのオレンジ果汁に加え、香り付けの果皮も加えて
混ぜ終わったらば火に掛けひと煮立ち。
心なしか鍋が小さかった気がしますがきにしない。
写真でも見て取れるのですが、泡立てすぎました。
これが後ほど少々トラブルの元に。
★タルト生地にフィリングを流し、コンポートを乗せます。
泡立てすぎたのと、バターの合わせタイミングをミス。
少し分離気味のクリームになっています。が、味は問題なし。
写真は冷蔵庫で冷やしたあとのものです。
コンポートにしたオレンジを半分に切っておきます。
シロップは、煮詰めてナパージュに。
黄金色に輝くこのシロップが、仕上げにとっても大事。
★オレンジコンポートを並べ、ナパージュを塗ります。
これで完成~♪
部屋の灯りの下ではありますが、
キラキラしているのが見て頂けるでしょうか?
色もまさに”オレンジ色”です。
オレンジ色がキラキラと輝くのはいいかんじです。
折角作ったので食べてみました。
休みが1日しか無いので、午前中に仕込んだコンポートが馴染まないまま
夜には盛りつけてしまったのですが、
その短い時間が却って、フレッシュな風味を残して爽やかでした。
少し失敗したクリームも、冷やしてから食べると違和感がありませんでした。
ちょっとだけ、素敵な休みになりました^^。
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