主にオートバイ。時々クルマ。
なんだかんだと永年のブログです。
風に向かう刻
『なにをいまさら』のNikon D810 購入記 ~エイプリルフール編~
いやー。気が付くともう世間様一般は新年度。
私も例に漏れずといったところではございますが、どうやら今年は波乱の一年の見込みです。
というのも仕事方面で組織上の大きな改変がありつつ。当然一筋縄ではゆきませんのでなんやかんやとありますやね。
それは置いといて。本日 4/1 はエイプリルフールでもありました。
私、過去のblogでも触れたことがある気がしますがこの日が一年で一番嫌い。
たとえ他人を楽しませる(つもりの)嘘であってもそれは嘘。それで勘違いして悲しむ人がいるかもしれません。
厳然たる事実についての捉え方は個々人の問題の範疇ですが、ベースが不確かな嘘ではねえ・・・。
とはいえヒトは意図せずとも嘘を吐いて生きているものでもあります。
なればこそせめてこの日ぐらいは、より正直に生きたい気がいたしますね。
あ。勿論他人が楽しんでいる他愛ない嘘にいちいちキレたりはしませんけれど(笑)
ということで本日のネタ。
『またもやカメラを買いました。それもFXフォーマットの高級カメラを一式。』※ウソではありません。
私、どこかでも話したかもしれませんが撮影が趣味ということはまるでなく、
写真を他人にひけらかすこと自体に拘りもなく、そのために構えて取ることも皆無なのですが、
たんに機械としてのカメラは大好きということのみでここまで色々なデジタルカメラを買ってきました。
それはコンデジ時代から始まり、途中からNikon派となりD3100、D7000、D7200ときてZfcを買った割と最近まで。
そこで『うーむ。やっぱりD500が欲しくなるなあ』と思っていたのですが、※注:別に狙って鳥とかスポーツ選手とかを撮りはしません
『いや待てよ?そういえばここまでDXばっかりでFXのカメラを触ったことがないな。FXってやっぱ凄いんだろうなあ』と思い至り、
『流石にD6は買えぬ・・・かといってZfcを買った感じではミラーレスカメラは道具としてまるで面白くないので正直要らない。そもそもZfcはドレスコード的なことへ配慮して買ったカジュアルな旅行用だし』となりまして、
『それじゃあ型落ちのD1桁機を買うか?、いやいやいっそD780・・・うーん微妙すぎる。となるとD850でもいいんだけど別に設計も新しくないし』※注:D850は2017年の製品です
となりまして、2022に一眼レフの開発停止を発表したオールドNikonファンとして立派に難民になりました(笑)
そこから散々悩むこと2日間。
実に様々なFXフォーマットの一眼レフを比べてみたのですが、最終的に決めたのはD850ではなくD810でした。
とはいえD810自体も2014年の製品であり当然ながら簡単には新品などは見つからず、中古から選ぶことになるのですが・・・
たまたま新古に近いシャッター数を謳う出物がありましたのでそれを購入することにしました。
大体B品の相場の2倍ぐらいの感覚の価格帯です。
ではそもそも、なんでまたD810にしたのか?
これ、D850の価格がレンズは別売りの”本体だけ”でも現在30万円程度ということで決して安くはないこともあるのですが、
私の求める諸々の機能面でとくに個人的にD850である必要がなかったこと、そして一番の決め手は”内蔵フラッシュの有無”でした
最近買ったZfcもそうだったのですが、今どきのカメラ&高級カメラにはフラッシュがついてないんですよね・・・
確かに内蔵のものでは力不足や写真撮影の作法としての用途から外れるのは理解しますが、
やっぱりいちいち巨大な外付けスピードライトをいつも持って歩くのか&旅先で装着するのかというと。。。というのが本音です。
ということで今更(笑)D810を入手した次第。
これまでのメインはD7200だったこともあり、発売当時の価格が D810ボディ=35万円 /D7200=15万円 のコスト差は歴然でした♪
仮に、直前まで悩んでいたD500を買ったとしてもそこの差は解消しないゆえこの買い物は正解だったと思います。
というわけで今回買ったもの。
新古のD810 新品の ”小三元” 標準ズーム(F4遠しの24-120mm)、
安めのレンズプロテクタに高速なCF 64GBと液晶保護フィルム、カードリーダです。
FXレンズの最初の1本目が何故小三元なのかというのは、単に大三元の24-70mm F2.8ではでかすぎて使い道に困るから。
そりゃあ綺麗に撮れるのは確かなのですが、とてもオートバイなどに荷物と共に積めるサイズではなくなります。
そうそう。なんでカードリーダを買ったのかと申しますと。
SDはもとよりCF対応のリーダ自体は自宅のそこらにいくつか転がっているものの、
このリーダはUSB Type-CでOTG対応。すなわちスマホに繋いで読み取るためのものです。
というのも、このD810は製品の世代が旧いのもあってBluetoothはもとよりWi-Fiすらも非対応。
今のモデルはどれもBTでスマホと連携が前提となっているのに、D810は出先でスマホに画像の転送が出来ないのです。
D850は2017モデルと古い割にはしっかり対応していたりするのですが、言われてみれば時期的にその手の機能が搭載されるトレンドは確かにその頃でしたね。
ということで新旧比較。
やはりDX機のD7200よりFX機のD810のほうが一回り大きいですね。
こちらが今までのD7200。
そして新たなD810。
これまで一貫してDXで来ていましたので金の FX のエンブレムが眩しいです♪
しかし・・・9年も前のモデルを「今買いました!」なんて2023年に披露している私も滑稽ではあります(笑)
Nikonさんがデジタル一眼レフの開発を止めてなければなあ・・・と本当に寂しい限りです。
そして今までのD7200からD810で変わったこと。
Nikonのお高めのカメラだけに許された ”丸窓” のアイピース+アイピースシャッター。猛烈に見易いです。
モードダイヤル部の独立した設定ボタン群。その他も多数の独立した機能ボタンが満載です♪
これらがまた実に使い易い。今までではふた手間必要だったり、メニューからいちいち回るような操作も簡単にアクセスできます。
と、ざっと触っただけでも今までのものとは大きな品質&機能の差を感じて大満足。
デジタルの部分で年単位の大きな時代差は絶対に超えられないのは宿命ですが、
光学的な部分やメカについてはその限りではないとも思います。
その意味でこの道具はきっといい相棒になってくれる予感がしています。
D7200を買ったのが2018年の4月でしたから、なんだかんだと5年ぶりの買い換えでとてもワクワクしています。
(Z fcは2022年末でしたがどちらかというと割り切りベースなので別腹ですね。)
そうそう。ついでにこちらも購入。
いわゆる バッテリーグリップ。それを取り付けた状態がこちらです。
装着するとD6などの 真四のシルエットになり四角いプロ用のカメラ に似たビジュアルに。
バッテリーグリップは90度傾けた状況でも撮影し易くなるようなデバイスですが、私にとってはどちらかというと単なる ”増槽” ですね。
バッテリーをバカ食いするミラーレスなど問題にならないぐらい電池の持ちがいいデジタル一眼レフですが、
そのバッテリーがグリップ内にもう1本追加で入り、容量が更に倍になるわけで旅先などでバッテリー切れの心配はまず無くなります。
ちなみに、同梱のバッテリケースを変えれば単三電池でも使うことができるのも有事の際にはありがたいですね。
最後にこのD810で撮影した写真を1枚。
PCデスクの上に置いたカメラを適当に小三元ズーム(24-120mm F4)で撮っただけの画像ですが、
カメラの性能のお蔭か、今までのDXのD7200より綺麗に撮れている気がし・・・ます(笑)
あとひとつ言えるのは、ミラーレスのZ(Z fc)はかなりデジタル的にシャープな画質にされている印象ですが、
それと比べても人間の眼で見た像に近いような気が・・・素人には見えます(笑)
うーむ。マイクロレンズも欲しくなってきた・・・50mmぐらいの単焦点も欲しい・・・
これが世にいう ”レンズ沼” ですが、一眼レフの最大の楽しみはその手の用途に応じたレンズ交換システムですから自明の理ですね。
いままでDXで揃えてきているので先はまだまだ長いなあ^^; そう。レンズはどれもとても高価なのです。
しかしまあ。
世間様に比べればお世辞にも経済的な余裕はないのによく無駄遣いするなと我ながら自嘲しきりですが、
人間たまには欲しいものでも買って、おいしいものでも食べないと色々持ちませんやね。
仕事にもっていくわけではありませんが、これで私も気分だけでも今年度の激動の中を戦えそうな気がします♪
当blogをご覧のみなさまもよい新年度をお迎えくださいませm(__)m
Nikonの Z fc は着せ替えおしゃれカメラ。≪プレミアムエクステリア張替えサービス≫
いやはや。珍しく連日にて失礼しております。
前回がバリバリ伝説Blu-Ray発売速報のスタイルだった関係で、放置すると速報がずっと残るゆえ今回は早めに参ります。
さて。本日は年末に買った Nikonのデジタルミラーレスカメラ Z fc についてのお話。
このカメラ、DXフォーマットのミラーレスであることは いつか紹介(※記事リンク)しましたが、
その最大の魅力はまさしく”見た目”の一言。他にも性能が良いカメラなどはいくらでもありますがここまでカッコいいデジカメはまずありません。
そんなデザイン優先の商品だけに、2021年7月下旬の発売時から割とすぐに展開されていたサービスとして、
【 プレミアムエクステリア張替えサービス 】なるものがあり、しかも発売当初は無料キャンペーンが行われていました。
ただ、私が本体を買った2022年12月にはキャンペーンもとうに終わり有償サービスも一部の選択肢は終了している状況でした。
そんな折、先日2023/03/03新発売のブラックモデルに合わせ、なんと無料張替えキャンペーンが再展開。
しかもブラックのボディへと合わせる色味への配慮か、従来のものとは違った新色が用意されるとのこと、
そしてなにより従来のシルバーの Z fc を買ったがキャンペーンに該当しなかった、
私のようなユーザーも対象となるというので大変よろこんで早速申し込みを行いました!
と。ここで肝心なお話。そもそも 【 プレミアムエクステリア張替えサービス 】とは何ぞやという点。
簡単にいえば Z fc を買ったユーザーが \6,000- で外装の合皮部分を張り替えてもらえるというもの。
また、キャンペーン中は新品購入者であれば上記料金が掛からず送料だけで対応してもらえ、
2021年頃展開の初回サービスでは ”サンドベージュ・ミントグリーン・ナチュラルグレー・コーラルピンク・ホワイト・アンバーブラウン”の6色から、
2023年再展開のブラック発売に合わせたサービスでは、”チョークブルー・マスタードイエロー・オリーブグリーン・ウォルナットブラウン・ミッドナイトグレー”の新色5色から選べるというサービスです。
私、初回のキャンペーンからは時期が外れたものの その中では ”アンバーブラウン” がとても好みでして、
有償で問題ないので頼もうと思ったたらば、残念ながらその アンバーブラウン(とホワイト) はとっくに品切れでした。
そんな感じで燻っていた張替え欲がここへ来て新たなキャンペーンで再燃。新色の5色にもブラウンがありましたので早速お願いした次第です。
公式ページから手続きをすると ”納期は3週間前後 ”とのことで『ふーん』と思いながら気長に待つことに。
ちなみに申し込んだのはキャンペーン初日の 2023/03/03 、個体の回収サービス(有料)の梱包箱が来たのが3/7。
私がNikonのセンターに発送したのが3/8。センターは横浜なので翌朝3/9には着いたようですが、
なんと金曜の3/10には発送通知あり(笑)・・・え?もう戻ってくるの??? もの凄いマッハですね!
1営業日で作業してくださったようで。いやーとても嬉しいです♪
ということでどのように変身したかをひとつ紹介。まずは元々の姿から。
【 Z fc (NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR レンズキット)】
1984年発売のフィルムカメラ Nikon FM2 イメージということで、
オーソドックスなシルバーボディ/ブラック皮革の渋いデザインですね。これはこれでとても好きです。
そんな Z fc が僅か1日でNikonさんの手により大変身して戻ってきたのがこちら。
ふふふ。かわいらしい姿になりましたね~♪
ボディのシルバーと元々黒いフレーム部、張り替えられたウォルナットブラウンの皮革がとてもいい感じです。
同じ ブラウン 名義ですが、先述の初回のサービスにあったアンバーブラウンとは少々色味が違い、
こちらのウォルナットブラウンは更に落ち着いた茶色で渋くまとまっています。この辺は黒ボディへも配慮した配色でしょうか。
それでは細部。
いわゆる 軍艦 部。
多くの意匠がある箇所ゆえに細かいディティールに沿った形状ですがとても綺麗に仕上がっています。
手前側のファンクションボタン部の小さな丸部分も抜かりなし。
(画像の状態はレンズではなくセンサー部保護のボディキャップをしてあります)
そしてちょっとだけ気になる背面。
画像の左側ですが、液晶画面ある場所は当然ながら(笑)黒いままです。
このカメラはモニタパネル自体を回転して収納できるバリアングル液晶ですが、
モニタが出ているこの状態はもとより、収納時のモニタ裏側も黒い樹脂のモールドですのでどちらにせよ黒のままです。
こればっかりは仕方ないですが、そもそもミラーレスカメラはモニタありきな使い方でもありますので特に問題ないかなとも。
尚、ボディ右側の操作ボタン手前までしっかり張り替えてありその辺りは抜かりありません。
もう一度正面。
もうここまでで大満足。
普通に旅行で持ち歩かれる皆さんは概ねこのビジュアルで思い出を切り取ってゆかれるものと思いますが、
この見た目ならばどんなシーンにも旅の小道具として溶け込み大活躍するものと思われます。
『カメラらしい黒が好きだしちょっと』というZ fcユーザーの皆さん、張替えも意外といいものですよ♪
また、先述の通り今回はブラックボディへのキャンペーンゆえその他4色も落ち着いた色味で写真で見る限りかなりよさそうです。
余談ですが、NikonのECサイトから買うと限定色の ”クリムゾンレッド” も選べるとか。深紅もカッコよくて少し羨ましいです(笑)
最後にオマケ。
私が愛用している社外のグリップ(純正にもGR1なるグリップがありますが機能で劣ります)を装着した状態。
流石にグリップのラバー部分は張替えできませんので黒いままですが、
実際にカメラとして気楽に振り回して使うにはグリップはあったほうが絶対に楽ですのでそこはやむなし。
それに本気?で使うと一番派手な状況でこうなりますからもはや関係ありませんね。
さてさて。本日のカメラのお話はここまでです。
いやー。いよいよ春の足音もすぐそこに来ていますし、今年のお出かけにも Z fc が大活躍してくれそうです♪
最近かわったこと。-デジタルデバイス編-
ふむふむ。2023年も始まりまして2本目のblogとなります。
いつまでも謹賀新年というわけにもゆきませんので筆をとりましたなう。(死語?)
はてさて。楽しかった正月休みも明け「次の連休は5月だぜ?」というような能天気な笑い話もありますが、
嘗て私もサービス業従事の時期があり、当時の土日の2連休すらない状況に比べれば贅沢な話。
働かざる者食うべからず。とりあえず5月まで頑張ってまいりましょう( ̄ー ̄)♪ ※当社はカレンダー通りです。
閑話休題。そんな仕事の話はさておき、
そういえば最近触れていなかった気がする私のデジタルライフについて至近の変化をちょっとお話。
ここのところは2点大きな動きがありました。
まずはカメラ関連について。前提として私は撮影自体が趣味ということはまるでなく。
なにも構えずに単に気が向いたものをパシャッとしているのは当blogの読者様はお気づきでしょうか。
それでも ”文化とともに歩んできた装置としてのカメラ”については結構好きだったりします。
ただなあ・・・カメラ関連って本当に高価なんですよね。プロの道具か道楽者しか好き放題にはできない世界です。
そんな理由もあって、お財布と相談しつつある時に気に入って買ったものをそれなりに長く使うのですが、
ここ最近そのカメラを清水の舞台から飛び降りるつもりどころか実際に飛び降りて(笑)1台新調いたしました。
因みに今まで買ったカメラは、一眼系のカメラでいうと NikonのD3100 7000 7200 と来ておりご覧の通りのNikon派なのですが、
ここに至り前述のメカ的興味からか新たなカメラが欲しくなりました。
そこで候補に挙がったのは 『D500』『D850(またはD810)』『df』でした。
細かい蘊蓄はさておき、イメージセンサーのサイズ違いでD500とD8xxには明確な差があるも各々個別に機能的に欲しいもの。
dfは単にレトロ感のあるデザインでずっと前から気になっていたものでした。
それで自分が本当になにが欲しいのか?どう使うのか?を少し冷静になって考えてみたのですが、
最初に候補に挙がったD500は愛用のD7200の完全上位互換で、欲しい機能や技術的興味の対象も網羅されてほぼフル搭載。
同系統のカメラはセンサーサイズが比較的小さく(DX・APS-C)、
レンズや本体の設計が今のD7200と変わらないため一眼レフとしては比較的小型でツーリングカメラ用途にも叶うものです。
もし、そこをD8xx系の(FX・フルサイズ)にしてしまっては巨大化し、タンクバッグに入れるのに今以上に無理が出ますし、レンズ類も同様なことは明白。
そもそも前提が”車で撮影自体を趣味として三脚と機材一式を積んで構えて取る”ワケではない私には用途的にやはり違うかなと。
正直なところ金銭的なものも当然あるのですが(FXで今と似たような構成を揃えれば最小限でも軽く50万円を超えます)、
どちらかというとFXは一式のサイズ感が難点なんですよね。ツーリングや旅と共にあるならばできればカメラは気軽に扱いたいものです。
撮影会などにも参加しないので人間も撮らないですし。
そこまで悩んでから、一旦レトロデザインで欲しかったdf(これもフルサイズなのででかい)に目移りしたのですが、
仮にデザインを優先してサイズを無理やり無視したとしても一番のネックはその設計の古さでした。
これらのカメラは所謂 ”デジタル”カメラなわけですが、10年落ちのdfはデジタル世代的にはすでに太古のもの。
私の今の生業はデジタル関連業ゆえに肌身で感じますが、本記事の文末でも触れる”デジタルの世代差”は容赦なく実に残酷なものです。
そこで最終的に候補に固まったのが ”最近発売” の ”DXフォーマット”で ”レトロデザイン” のモデル。
そうなればそう。Nikonの Z fc しかないでしょう!ということで買うことにいたしました。
【 Z fc 16-50 VR SL レンズキット 】-製品リンク-
と。ここでお気づきでしょうか。
カメラに多少なりとも興味がある方には既にひとつ『それはそれで違うんじゃないの?』の点がいくつかあります。
ひとつめは今までと違う”レフ”の有無。
というのも、デジタル一眼カメラには先述の大きく分けて2種のイメージセンサーのサイズ以外に、
”一眼レフ”と”ミラーレス”というものが大きな違いとして存在しています。
フィルム時代から伝統の一眼レフカメラからその”レフ”関連の機構を省いたミラーレスは更なる小型化に成功しており、
ファインダーやリアのモニタ(液晶からOLEDなど)自体のデバイスの進化もあって、
そもそもファインダーを必要としなくなったことなどで”レフ”である理由が現代ではなくなりつつあります。
それゆえにスマホ感覚に近く気楽に扱えるカメラとなったことはいいことなのですが・・・当然多少のネガはあります。
そしてふたつめ。これ、Z fcの中身は基本的に低グレードな入門機であること。必ずしもD7200より優れた機械ではありません。
私の世代は旧い時代とイマドキの技術にネイティブに触れるちょうど中間に位置しておりますが、
生身の人間の目で見る以上は、どちらかといえば光学的なアナログ構成の方で安心感を得るタイプなものの、
単純に技術的な興味で ミラーレス 自体も気にはなっていたことも事実。
ここで仮にフルサイズでzfcのような ”最新の” レトロデザインカメラがあったとすればまた余計に悩むところでしたが2022年末の頃はその心配もなく。
ある種自然な流れで ”カッコ最重視” でzfcに決まったという次第でした。
ここまで経緯説明がたいへん長くなりましたが(笑)ここからは買ったカメラ関連の紹介です♪
Z fcの箱。
今までNikonの一眼といえば 金/黒 の高級感のある箱だったイメージがありますが、シックなグレーに変更されたんですね。
このカメラは、ともすると偏見で見られがちな従来のカメラ趣味の層に対する訴求というよりは、
ファッション的なアイテムとしての若かったりおしゃれな世代への訴求が強いようですので順当ではあります。
因みに箱の右上の無粋デザインの丸シールは【64GBメモリ同梱プレゼントキャンペーン】だそうで。
てっきりキャンペーン品はNikonオンライン専売かと思い、大手ECサイトで買った私は対象でないものだと思いSDXCを別に買っちゃいました^^;
とはいえ、複数あっても困るものではないのでこれはこれでありがたく頂戴。
それでは早速開封してゆきましょう。
箱を開けて冊子類を取り除くとこんな感じ。
左がカメラ本体、右上が充電器/バッテリ、右下がキットレンズです。
今回私はキットのレンズを28mm単焦点ではなく敢えて【 NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR 】で選んでいますが、
それにはれっきとした理由がありまして。NikonのミラーレスにはDXモデル3種とも ”手振れ補正”が搭載されていないんです。
もともとNikonはSONYなどと異なりメーカーの考えや歴史の違いで”ボディ内手振れ補正”は無いものではあるのですが、
その分を ”レンズ内手振れ補正”で対応してきました。
こと、ここでミラーレスの小型化に伴いサイズを追及するとどうやらボディ内で対応する余裕はないらしく、
”ミラーレスでもサイズの制約のないFXモデル”ならばセンサーシフトのボディ内手振れ補正搭載はあるものの、DXにはそれがありません。
※参考寸法:フルサイズ機で一番小さなZ5が約134×100.5×69.5mm。zfc≒Z50が約134.5×93.5×43.5mm、D7200が約135.5×106.5×76mm。
ボディ内手振れ補正のあるフルサイズ系モデルは従来の”DX系の一眼レフ”に近いサイズ感であり、
ミラーレスの小型化のメリットを潰してまで厚くし手振れ補正を入れている印象です。
それゆえに、レンズには手振れ補正(VRレンズ)はあってほしく、
三脚構えてorしっかり撮影ポジションをとって撮影をするような使い方を求められる、手振れ補正のないレンズは私の用途ではあまり向きません。
他方、明るくてシャッタースピードを稼げる単焦点レンズではそこまで構える必要もありませんが、そもそも雑に撮るのでVRズームが都合がいいのです。
それでは開封の続き。
冒頭で”レトロ風デザイン”と申し上げましたが、こここそがその真骨頂。
ミラーレスですから機構的には必ずしも上にある 通常プリズムが入っている箇所の突起 は必要がないのですが、
昔の【 FM2 】なるヒットしたフィルムカメラのデザインに寄せこうなっている模様。
また、各種撮影時の設定を刻んだアナログダイヤルも設定されています。
このFM2については、昭和のお父さん方には温かい大切な思い出がよみがえる向きも多いのではないでしょうか。
(我が家は車orバイク、巨大なステレオなどの音響系の趣味でしたのでカメラはバカ●●ン位しかありませんでした)
続いて内容物一覧。
こんな感じ。ストラップも従来の 黒/黄 のものと変わったんですね。
これが噂のキット同梱のの手振れ補正付きズームレンズ 【 NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR 】。
黒いボディで単体販売もされていますが、これはZfc用に特別にシルバーに塗られています。
ここまで来るともはや取り付けずにはおられません(笑)
Zfc + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR (キットレンズ)
いや~文句なしにカッコいいですね「持って歩きたくなるデザイン」とはこのこと。
サイズ感といいデザインといい中々ないモデルです。フジなどにも似たモデルはありますが1段上なデザインですね。
ちなみに従来はこんな感じ。
D7200 +(写真のものは)AF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR
(整備なんかの時に使っている手元撮り用です。ツーリング用は別のレンズ)
このTheカメラな感じは男心的には大好きなのですが、仮に出先で構えて撮るとなると黒く存在感のある見た目は大仰な感じは否めません。
ただ、オートバイと同じで形=機能が表れているカタチなのでこれはこれでカッコいいです。
とりあえず Z fcの標準スタイルは満喫したので続いてはアクセサリ類の取り付け。
これらを同時に購入してありました。
液晶保護フィルム・SDカード・レンズフィルタ・レンズフード・エクステンショングリップとなります。
どれもカメラを買ったらほぼ当たり前に着けるようなものばかりではありますが、
最後の エクステンショングリップ これは細かいことをいえば本来デザインを損ねかねないものでもあり、
標準の小型レンズだけで使う分には必ずしも必要はないものの、私には必須でした。(理由は後述)
エクステンショングリップ。
これはサードパーティ製のものですが純正のものより高機能且つデザインがよく、
下にアルカスイス互換の突起があったりコールドシューがあったり、そもそも価格が圧倒的に安いのが魅力です。
この Z fc カメラ上部の質感はかなり良い半面、底面部分にコストカットが露骨に出ており、
三脚穴周辺の強度も見るからにかなり低い様子でそのまま三脚に乗せるには不安がありまして、
代わりにアルミ製エクステンショングリップ底面のより強度の高い三脚穴に取り付けた方が安心ということもあります。
アクセサリ類取付後の姿。
懸念したグリップのデザイン的な違和感もそこまではなく、
これまた社外のレンズフード(一番手前の銀色のリング)の色味もキットレンズとの違和感がなく一安心です。
ついでにこんなものも購入。
モバイルバッテリです。永年の間に他にも十数個ぐらい持っていたりしますが、USB TYPE-CでPD対応のものを選んでいます。
実はこの Z fc はUSB給電(充電)が可能なのです。充電はZ50でも可能なのですが給電はZfcとZ30だけ。
公式に表記は見つけられませんでしたが上位機種と同様にPDに対応していそうです。
小型化の代償でバッテリ容量が削られ、そもそもミラーレス化=モニタ駆動に電力が割かれ電池の持ちも悪いため非常に有用な機能です。
あと、細かい話ですがこのZfcは背面の液晶が所謂バリアングル(2軸で回転する)タイプ。
背面のモニタパネルを回転することで表示面を内側に向けて仕舞えます。
これも実はこのカメラを選んだ大きな要素の一つだったのですが、本来は自撮りやローアングルでの撮影のための機能ながら、
タンクバッグに無造作に放り込むスタイルのツーリングライダーとしては、
仮に保護フィルムやプレートを装着していたとしても画面の表示面は内側にあってくれたほうが気が楽なのですよね。
そんなこんなで。ここまでがやっと普通の「 Z fcを買いました」のお話。
ここからが私がこのカメラをどう使うのかのお話になります(笑)
実は本体同時で購入とお話した前述のアクセサリに加え、別のECサイトで ”あと2種類” のアクセサリを注文していました。
まずは一つ目から。
これ、ミラーレス一眼のレンズマントである 【 Zマウント 】を、歴史あるNikonの【 Fマウント 】に変換するアダプタ。
メーカー純正だけにかなり高い(3万円します)ながら、物理的なフランジバック調整以外に電気的な仲介もしてくれます。
折角のデジタルカメラですので電気的につながらなければなんの意味もありませんからね。
で、これをどう使うのかというと。
Z fc 本体のZマウントに装着するとこの状態。黒い出っ張っている部分が”アダプタ”のFTZⅡです。
これだけですでにレンズを取り付けたような装着感ですがまだまだ序の口。
続いて私がメインで使うレンズを取り付けますと・・・
どうですかこの存在感(笑)
ちなみにレンズはD7200で愛用の 【 AF-S DX NIKKOR 16-80mm f/2.8-4E ED VR 】
これがまた便利なんです。最近オートバイでお出かけのときは専らこれです。
バランス的にはご覧の通り 『折角ミラーレスにしたのになにやってんの??』 スタイルではあるのですが、
この手のアンバランスも私的には好み。なにより単純に面白いじゃないですか( ̄ー ̄)
尚、上述の エクステンショングリップ もこのために取り付けたといっても過言ではありません。
元々四角くてカッコいい昔ながらのデザインが売りの Z fc ですが、
その分右手で本体をしっかりと支えることはなかなか難しく、アクセサリ装着状態なら尚のことです。
また、重量増の分出先で落とす可能性も高くなりますのでやはりグリップは必要です。
これで完成!
・・・と思いきや、実はもうひとつあります。
こちらは今までのD7200のトップ部分なのですが、
銀色のパーツの下側にフラッシュのアームが格納されています。
それに対して。
こちらの Z fc にはそもそも内蔵フラッシュがないのです。
カメラに拘りがおありの向きには『そもそも内臓フラッシュなぞ』的なお話もあるかとは思うのですが、
そもそも被写体毎に使い分けるものとはいえ、やはり何もないのは不便。
Z fc はこういう部分にもデザイン最優先で割り切った作りであることが見て取れますね。
余談ですがベースモデルのZ50には内臓フラッシュはありますが、その他のNikonミラーレスには搭載がないようです。
ということでD7200でもどうせ使うしなあとフラッシュも購入。フラッシュというかスピードライトですね。
これについてもまあ安くはない。いちいち高いのはカメラが趣味のものであるゆえですね~。
極端なことをいえばSNSで投稿するだけなら現代はスマホで良いし遥かに便利なわけですから。
これはこれで5万円ほどもします。経済的にシヌ。
内容物はこんな感じ。
専用ポーチに、スピードライト本体+スタンド+フィルタ類。
細かな使い方はその手の詳しい方のサイトをご覧いただくとして(笑)
ご覧いただけますでしょうかこのメカメカしい感じ。
SB-700は設計が少し古い製品なのですが、この青緑のバックライトはなにやら世代的に安心しますね~
初めて買ったG-SHOCKは黒/紫の青緑ELライトだったのですが、
昔はバックライトといえば 緑・橙・あとはこの青緑 でしたっけ。
それでは満を持して私の Z fc 完全体の登場です。
どうですか。このV2アサルトバスター感(笑)
(※注:私のリアルタイム世代のガンダムの名前です)
冗談はさておき、流石に出先でこの使い方はしないなあ・・・とは思いますがコレで憂いなし!
本体+レンズの姿で常用はしますが、スピードライトについては必要に応じて持ってゆこうと思います。
今度こそカメラのお話は完了!
肝心のお出かけの予定はまだありませんが、毎年恒例の長距離旅行に今年もゆければその時も活躍してもらいましょう。
撮影した感触については現時点で操作性&画質ともに概ね良好。
難しいことを考えずに気楽に持って歩いてパシャパシャやるスタイルにはよい感じです。
飲食店なんかで目立たずに撮影をするにはお洒落なキットレンズも便利そうですね。
さてさて。最後にオマケ。
デジタルつながりで現在の私のPCの主要部分のパーツなどを。
Core i9-9900K + RTX3090(OCモデル)
うーむ。その他は自ずとこれらのパーツに応じた構成になっているわけですが、
NVIDIAについては最近4000系が出ていますし、IntelのCPUは13世代。
別に最新を追う必要はありませんのでこれで必要十分ではありますが、
CPU=諸々主要部分だけは14世代で買い換えたいなあと思っております。あ。その前に頑張って働かねば(笑)
なんにせよデジタルは時代の移りが早くて大変ですが、いつも新しいものというのはワクワクしますね♪
そんなこんなで最近の私のデジタル生活でした。皆様も冷え込んだ日本の消費にぜひぜひご貢献ください( ̄ー ̄)。
アナログ人間のユウウツ。
うーむ。
残念ながら見えない相手-コロナ禍に対して世間はもはやどうにもこうにもならず。
不自由ながらも皆様がせめて健康に過ごしていらっしゃることを願うばかりで御座います。
そんな中のGW休日ではありますが、
流石の私も合理的判断からオートバイで遊び目的に走りにゆく選択肢はあり得ず、
社会通念上も『俺だけは大丈夫』では済まないことは社会人ならば誰しも理解する所でもありますが、
そうなると進むのがお買い物の類。最近はパソコン用にこんなものを買いました。
それにしても素っ気ない白い箱。
モノはSONYのヘッドフォンでMDR-7506。よく言うところの青帯というやつです。謳い文句は”業務用”。
ここで申し上げておきますが、私はオーディオ関連になんの造詣も拘りも信仰もありません。
そんな私が予想通り踏んだ地雷(失敗談)も交えて本日はお届けしようと思います(笑)
それでは開封。
いわゆるヘッドフォン。
スタジオなどでミュージシャンがよく?着けているらしいモデルです。
国内では別モデルの赤帯(MDR-CD900ST)がスタジオの定番とも聞きますが、
色々と解説を見ていると、普通に使う分には仕様もケーブル形状も私にはこの青帯の方がよさそうです。
私はレコーディングもしませんし、音源をもって演奏やレコーディングしにいくこともありません。
ただ、なんで敢えて ”モニターカテゴリ”のMDR-7506を選んだのかと申しますと、
単純にヘッドフォンについて 色々考えるのがめんどくさくなった というところが実態です。
ちゃんと音が出るということは不確定要素が排除できることに他なりませんし、普通に動くことは最終的に楽なんですよ。
ちなみに今まで使っていたのはこちら。
オーディオテクニカのATH-T200TV。
多分2000円くらいの価格帯のものですが、
型番が示す通り ただ単純にテレビの音を聴くためのもの でしかありません。それ以上でもそれ以下でもなく、品質も相応。
これを10年位使ったのかなあ。
最近はいよいよL側が途切れたりするようになったので今回の買い替えに至りました。
それにしても ”これで10年過ごした” というのが、私がオーディオに拘りがないことのなによりの証拠です(笑)
あたりまえですがちゃんと音は聞こえておりました。
そんなわけで新調した SONYの MDR-7506 ですが、パソコンのヘッドフォン端子に繋いで吃驚!
『おー・・・ちゃんと聴こえる♪』ってあたりまえですね~
うちのPCのM/BはASUSの Z170 PRO GAMING(もはや古いですね~)ですが、
一応ゲーマー向けのカテゴリーとかで、ゲームには重要な音をよくするためのSupremeFXなるオーディオ回路がついております。
スペック的にはS/N比115db で、オンボードながら回路は絶縁部を挟んで別体で低ノイズなのが売りですので、
私のように拘りのない人間は実際にはこれで充分なのですが、
サウンドカードの雄、Sound Blaster PRO世代なのでどうもオンボードにいいイメージがありませんで。外付けの物を試したくなりました。
そこでこちらを購入。
amazonで実売3,000円しないUSB-DACです。
ところがこれに新調したSONYのヘッドホンを接続してこれまた吃驚!
『明らかにマザーボード直より音が悪くなってるじゃん』ということで。
開けてみました。
うーん。まあそうか・・・そらそうだよなあ。
構成はシンプルにUSB DACにCmediaの【 CM108B 】、ヘッドホンアンプにHEROIC【HT97220】とのこと。
オーディオに執着のない私でさえこれらが力不足であることはよくわかります。
また基板上も深めの傷などがあり、さすがは低コスト商品だなあとしか思えない印象です。
正直なところ『こんなもん所詮デジタルだからどれでも一緒だろう』と考えていましたが、
その名の通りDACなワケですし変換経路の構成や回路はとても重要。
エンド部のヘッドホンが高機能になれば力不足は否めずその妄想には無理がありすぎました。
ただ、廉価DACのページには回路構成まで謳っていることはまずありませんので買うまで判らなかったのも事実。
開けて初めて判りましたが、深圳のベンダー GAIAのGV-021なんですねこれ。amazonのページには書いてありませんでした。
ということで取り付けて20分。早々に『こりゃダメだ』と見切りをつけて買いなおすことに( ̄ー ̄)♪
買いなおしとなればネガも見えましたのである程度調べて動きます。
ただ、マニアではありませんので自分が納得さえいけば値段やブランドなどは気にせずGo!
今度は日本のベンダー、ノースフラットジャパンなる会社の製品です。
モノとしてはODMっぽい感じで、中華製品を日本の会社が仕様指定して作っているようですね。
モデルは DAC-X6J。
発売は比較的古く、ぼちぼちロングセラーなのはマニア受けする商品だからのようです。
開封。ACアダプタなどは ”別売り” の為本体だけが入っています。シンプルで好印象。
そしてデザイン。
ケースなどもネット上でよく見かける中華製品のそれで、汎用品でコストを下げている印象です。
ただ、一見して加工精度にまったく問題はなく質感は低くありません。
そしてこちらも併せて購入。
12V 1A出力の汎用ACアダプタ。センタープラス仕様で変換プラグが数種類ついています。
早速接続して動作チェック。
『おおう。これはまるで違うなー!』耳は基本的に悪い方ですがまるで違いました(笑)
数十分程聞いてみてすっかり満足。即座に買い替えてよかったです。
回路的にはUSB経由の入力の場合では、
【 VIA VR1728A】→【CIRRUS LOGIC CS8416】→【同 CS4398P】→【TI OPA2134PA】→【Analog Devices OP275G】→【TI TPA6120A2】とのこと。
うーむ。これまた先ほどのDACとはまるで違いますな。
名だたるパーツ群が採用されているうえ、当たり前ですが目的を絞って整然と配置がされている印象です。
因みに別にデジタルでRCAとOPTICAL系統の入力があります。
それでは基板を観察。(メーカー保証外です)
おー。かっこいい!
この手のモノにしては決して値段が高いわけじゃないのですがキレイ。
奇麗な機械は大抵性能がよいものです(笑)
ここでケース開けたのにはもう一の理由が。
DAC(CS4398P)のアナログ信号を変換-増幅するオペアンプ(OPA2134PA)に用がありました。
中央上のICがそれですが、これを取り外すと・・・
DIPソケットになっています。
この OPA2134PA については2channelのため注意が必要です。そこでこちらを購入。
【TI OPA627AU】ですが、このICは1channelのため、2channelでの取り扱いが必要となります。
そこで両面実装で端子変換をしている基板のものを利用。
これでソケットに挿した状態では2channelとして動作します。
あとは元に戻して通電し、棚に納めてもう一度聴いてみましょう。
うーむ納得。最終的に唸っちゃうぐらいによくなりました!
(※注:オーディオなんてもんは基本的に個人の感想です。一番アテにならんのは生身の人間の耳ですから)
なんといいますか、欲しい情報がほぼ漏れなく聴き取れるようになりました。
例えるならば、自然の森の中の音源で小川のせせらぎが聴き取れるような、
オーケーストラの演奏の中でちゃんと各々の楽器が出している音のような”情報”が聴き取れます。
今までは単純に ”曲だなあ ”ぐらいの感想だったのがガラッと変わりました。
また、気にしたこともなかった ”収録時の良し悪し””古い音源の情報不足” まで手に取るように判るようになり、
これがいいことなのか悪い事なのかは置いといて、客観的な ”目 ”を手に入れたような感触です。耳ですけれど。
これはヘッドフォンの MDR-7506 だけでも不足でしたし、
オンボードのオーディオだけでも、廉価なUSB-DACだけでもそうは感じませんでした。
多少はお金がかかりましたが買ってよかった品物たちです♪
とはいえ私はオーディオマニアではありませんのでひとまずこれで満足。
あー。でもこうなるとRCA入力のまともなスピーカーが一組欲しいなあ( ̄ー ̄)。
以上、オーディオ沼の片鱗に触れさぞ恐ろしいものであるのだろうなあ・・・というお話でした♪
2018年2度目の日記がこれか。
いやはや本日は成人の日。
世の中では浦安(千葉)のディズニーランドでお馴染みの式があったとか、
着付け屋が夜逃げしたとかいろいろと話題になっておりますが。
私は年末最終出勤日に枯れてから出なかった声がやっと戻りつつあり、
養生の為にの週末もほぼ引きこもり気味な生活をしておりました。
まあ日曜だけは退職した昔の同僚と、
西葛西で真っ昼間から半日近く呑んでいたりもありましたが・・・。
ともあれなんとか明日からは2018年の仕事が本格始動できそうです。
というわけで。
なんとなく新年の気分に合わせて腕時計を新調してみました。
先に断っておきますが私はこの手の道具について、
”装飾品としての面”や”希少価値”に微塵も価値を見出せないタイプですので、
数千万円しながらも100円のクォーツ時計にすら劣るような精度の機械時計に道具としての意義はなく、
「ブランド?なんだそれ?」「だってあんた時計でしょ?」ぐらいの感覚の持ち主。
それでも機械自体は嫌いではないので、
ずいぶん前にトランスルーセントなswatchを買ったりしたこともありましたが、
機械時計の宿命である数年の寿命には抗えず途中で動かなくなり終了。
OHにはそれなりに金額もかかるので買い替えのほうがよいかと悩んでいる間に、
結局合理的なG-SHOCKなんかに落ち着いておりました。
ここ暫くはCASIOのOCEANUSで大満足。
電池交換要らない、時刻合わせ要らない、防水の完全メンテフリーな最高の相棒です。
ただ、昨年ドラッグスター1100で事故に遭った時にも装着していた関係で、
チタン素材のケースは路面との摩擦でガリガリに削れて悲惨な状態であり、
高品質なサファイアガラスが使われているのでガラス面だけはほぼ無傷なものの、
正直見た目がかなりアレな状態であったことは否めませんでした。
そこで、今回の時計の新調に至りました。買ったのはこんなやつ。
あらまー安っぽい!
価格のネタばらしはblogの最後で行わせていただきますがとりあえずupで観察。
機械式の実にそれっぽい時計です。
でもまあ2mも離れたらロレックスだかフランク三浦だかわかりませんよね。
そもそもが、普通の感覚ならば他人がしている腕時計なんて興味ないでしょう。
裏面を見てみるとこんな感じ。
大きなウェイトがついておりますが自動巻きです。
手巻きのゼンマイと比べてここの効果はたいしてアテにはならないものですが、
装着して日常生活を行っていればそれなりの保険にはなる機構です。
ついでに私のメイン時計と比較。
あれ?なんで逆さに置いて写真撮ったんだろう・・・。
比較してもどっちがどんなものかはよく判りようもないですが、
派手さだけは新しい方が目立っている気がいたします。
ガラス面もブルーのコーティングがされているのでそれなりに奇麗です。
曰く「幻のサファイアガラス採用!」なんてカタコトの日本語で書いてありましたが、
青いイメージの普通のガラスであってサファイアガラスとは関係なさそうです。
肝心の時計としての機能についてですが、
この記事を書いている時点では動作確認を初めて3日目。
おおむね日差±10秒に収まっている印象であり、思ったよりも好感触ですね。
よくある機械時計と一緒で防水性能はそこまで期待できませんので、
水濡れとか何らかの溶液(海水とか)がかかったりしないようには注意が必要です。
ともあれ時計としてはちゃんと動くようなので一安心。
明日からの仕事にはこれを装着して通勤しようと思っております。
最後にお値段。なんと¥5,000-!
定価は¥15,000-だそうですが定価なんてあってないようなものですので参考値ですし、
仮に¥15,000-でも時計としてはかなりの安価なものになります。
機械時計は”機械ゆえに”数年の寿命ののち数万円のOHに近いメンテが必要ですが、
この価格ならば壊れたら買い替えれば済む話ですのでその必要もありません。
ちなみに同価格帯の機械式時計で、
”日付+曜日”の表示機能があるものもメカとしては惹かれたのですが、
そちらは金色すぎるケバい時計でしたので残念ながら購入には至りませんでしたとさ。
いつかOCEANUSが壊れたらばG-SHOCKのGravity MASTERでも買おうかしらん。
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