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ついに導入。スフィアライト ライジング2!

 いやはや。

 まだまだ世間は件の新型肺炎の影響が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
都心に本社を置く我が社では出社率を最大40%に抑え・・・なんて表向きは言っておりますが、
私は千葉の支社勤務。ひところリモートワークをしてみたものの、結局100%で動いております。
管理はリモートでも出来ますが、実際はヒトとモノがないと回らない仕事ってありますからね~。

 そんな中、危うく2か月もの空白期間が発生しそうになった当blogですが、お蔭様でなんとか生きております。
アクセスくださっている皆様には本当に申し訳なく存じておりますが、
ドレスコードとしてのマスク電車通勤の影響もありで日々草臥れてあまり筆?キーボードがのりませんでした。


 とはいえ久々の更新!バイクのお話とさせて頂きます!!
まずは思い出話から。思えばあれはいつだったかしら。かなり昔の話です。
ちょっと写真をNASから探してきます・・・お。あったあった。

 昔乗っていた2台目のNSR、
しかもMC21をがらっと弄ってMC28のシステムに入れ換えて乗っていた頃の話です。もう20年も前ですね。
車体としてはMC21&ガルアームが好き。でもPGM-IVとカードキーはもっと好き。
その憧れから生まれたのがこの写真のNSR、トップブリッジにキーシリンダーがありつつPGM-IVもありの姿でした。

 そんなNSRにはこれをつけてありました。

 右手にちらっと黒い箱が見えていますね。HIDのイグナイタです。
確か反対側にはバラストが置いてあったと思います。NSRですので規格はH4Rです。

 このHID、非常にモノがよくて全然壊れませんで。
今はなき小平市の パーツランドM'sむぎまる さんで購入したユニットでしたっけ。
同店では純正部品のクランクから、加工済フライホイール、
ビッグリードバルブやらなんやら兎に角NSR250Rのパーツ購入ではお世話になっておりました。
実店舗は1Fが駐車場で二階がお店。確か駐車場の柱は黄色の鉄柱だったような。懐かしいです。

 このHIDユニットをその後CBR600RRに移設(バーナーだけH7を追加で買いました)。
それから15年くらい経っていると思いますが、その後CBR1000RRに乗り換えても愛用していました。
NSR250RはH4Rで1灯Hi-Low切り替えですが、CBRは2灯なので持っている1ユニットではLowのみでの使用でした。


 ご存知の通り、HIDは基本的に切れるわけではなく光量の低下で寿命を迎えるものですが、
その目安時間は2000時間程度ですのでいくら日々乗るものではないとはいえ常時点灯のオートバイでは優に寿命を過ぎていました。
それでも”元のハロゲンよりはずっと明るい”ですし、車検もパスしますのでそのままでしたが、
いよいよ『やっぱりこれからもこのCBRに乗り続けるかなあ』と、
買えない新型を酸っぱいぶどう的ロジック込みで涎をたらしつつ眺めながらもメンテを本格再開することにしたのが春頃。


 それならばということで最近はCBRを楽しくいじっております。
それが前回の記事では車検整備目的での、各所の消耗点検とグリスアップ、
配線再取り回し+ついでのグリップヒーター取り付け+イグニッションコイル交換でした。


 今回は 【 LEDバルブへの換装 + Activeハイスロのケーブル交換 】がメニューとなります。
それでは現状確認から。



 Low(右)がHID、Hi(左)が高効率バルブです。M&Hマツシマのホワイトサファイアだったかな。
これらを今回 ”両方とも同じH7のLEDバルブ ”に交換してゆきます。

 まずは部材の購入から。

 こんな感じ。ZCOO Type-CとHONDAの純正部品が余分に写っていますが後述します。

 それでは作業開始。

 今回買ったLEDバルブは 【 スフィアライト RIZING2 】の2灯分です。

 数あるLEDバルブの中からスフィアライトのこれを選んだ理由は、
ルーメン値は高いが配光がギャンブルな中華製の有象無象はリスクが高いですし、
ヒートシンクタイプではなくFANタイプにすると機械的に故障リスクが跳ね上がること、
明るさでは競合のサインハウスの方が良好ながら、リボンタイプでは見栄えに難がある事などで最終的にこれに決めました。

 ちなみに最近ライジングαなる比較的安価なコントローラレスのものも出ていますが、
光量/耐久度的に値段相応であり選択肢からは外れていました。(H7自体まだ未発売だったような)

 実はこの製品クルマ用とバイク用がありますが、今回は敢えて車用を買っております。

■バイク用:
・1灯¥13,800+税 2灯では×2点必要。
・ヒートシンクの取り付け構造が所謂ブレーキ球のような押し込んで軽く捻るタイプ。
・コントロールユニットの容積がクルマ用の50%程度
・バルブアダプター(下駄)付き

■クルマ用:
・2灯セットで ¥23,800+税。
・ヒートシンクはバルブ後端からスクリュー式にねじ込むタイプ。
・コントロールユニットがヘッドライトの釜に入らない場合がある大きさ
・下駄なし。H7のコネクターは付属している。

 以上の違いですが基本的には”機能は”同じものの模様です。
問題になりそうな光源(発光面)の角度は双方とも調整が可能ですので問題になりませんし割安なほうを選びました。
何等かのネガがあればあとで修正すれば済む話ですし。

 では開封。

 クルマ用には2セット入っています。

 ノーマルの下駄付きハロゲンバルブとの比較。
しっかし昔から疑問なのですが、
HONDA(スタンレー?)のヘッドライトはなんでH7バルブに態々H4の下駄を噛ませているのか。
その所為で買うバルブはH7ながら、車体ハーネスはH4ということでこの辺りも調整が必要です。

 こちらはHIDのバーナーとの比較。発光点は概ね同じ位置のようです。

 それではとりあえず仮配線して点灯テスト。

 おー。点いた。
スペックは 2400lm 6000K 消費電力は1灯あたり21Wです。


 続いて車両側の確認。

 ここに取り付けます。
この時点では 銀色の箱(旧HIDのバラスト)が付いていますが、
これが壮絶なノイズ源でして・・・近隣のナビなどに影響が出ていました。
長年気になっていましたが明るさには代えられず、やっと今回思い切りがついた次第。

 とりあえず取り付け。

 うーん。解っていましたが下駄がないのでバネの押さえが効かずガタガタでダメですね(笑)
最初は適当なもので嵩増しをしようと思いましたが、熱の出る場所なので安易な対応は危険です。

 スフィアライトのオプションで 1枚2000円のスペーサか5000円のエクステンションが出ていますがそれもなんだかなと思い、
汎用のスペーサー(写真を撮り忘れました)を購入。
アルミを切り抜いて自作するより早いですし。高さは9mm程度でした。耐熱樹脂製です。

 左右取り付けまして、コントローラーは左サイドカウル内に2灯とも収納。
従来あったHIDのバラストもなくなりスッキリです。
ヒートシンクが純正ゴムカバーに若干埋まり気味ですが、後ほどテストした感じでは放熱に問題ないようです。

 ついでにこちらも工作。
スフィアライトの指定では、
「車体がH7コネクタじゃない場合は、そのまま端子を車体側ソケットに挿入してビニールテープで固定」とのことですが、
すぐに抜ける状態ですし少々不安ですので H4のオスコネクタ を別途調達しました。

 画像では下側が買ったH4オスコネクタ、上側が車体ハーネス側のコネクタです。
ロック機構はありませんのでタイラップとビニールテープで抜け止めを行いました。

 メーターステー周りも従来のHID装着時と比べてだいぶスッキリしていい感じです。



 ヘッドライトレンズ側から見ても隙間なくしっかりとバルブが密着しています。

 余談ですが、Low側のヘッドライトレンズは長年のHID利用で紫外線由来と思われる曇りが出ています。
材質自体の変質のためどうにかなる感じではないですが、表面の飛び石の傷ともども長く乗って来た証ということで放置かなあ。
肝心の前照には影響ない程度です。



 ヘッドライトの点灯についてはこんな感じ。

 同じ製品を2つ採用したので当然ですが、今まであった左右の色味の違いもありません。
うちのスイフトスポーツを含め最近の四輪ではほぼ標準化しているイメージのLEDヘッドライトですが、
これで古いCBRも今風のライトになりました。

 夜になって配光のテストに出かけてみましたがこんな感じ。 ※当初Upの画像が見辛かった為撮り直しました

【 Low 】 対向車に眩惑を与えないような配光且つ、
    路側の歩道についても眩しくない範囲で照らされていて、全体的にムラが少ない印象です。良好。

【 High 】奥の90mほど先にあるガードレールも照らされ、
    対向車線にも必要な明るさが出ている状況。街灯のない夜の峠では心強いですね。

 全体的にスペック数値の割に良好です。
明るさについてはまあ・・・15年落ちのHIDよりは流石に暗めですが、ハロゲンよりは随分明るいです。
前述の通り、FANなどの動力を用いないパッシブな冷却装置のモデルとしては総合的にいい感じですね♪
値段もけっこうスゴいことになっておりますが(笑)


 さてさて。まだまだ続きます!
今度はスロットルケーブルの交換です。

 モノは ACTIVEのハイスロキット TYPE3用の交換ケーブルです。
現在はこれまた10年ぐらい前にハイスロを入れたときに買ったものを使っていますが、

 御覧の通り、ケーブルガイド部のメッキ仕上げが派手に錆びております。
場所的に一番目に入る場所ですので常々気になっておりました。
とはいえケーブルそのものは注油も適切に行っていますのでまだまだ使用可能ですし勿体ない。
まさか外の飾りのほうがダメになるとは・・・といった感じ。

 今回はこれを ”メッキ仕上げ ”の物から ”ステンレス ”のものに変更します。
当時なんでメッキのものを買ったのかは忘れましたが、
今は亡き千葉湾岸のライコで在庫がそれしかなかったからだったかなあ。
値段は引きと戻しの各¥3,000-+税。純正ケーブルと大差なく安価ですね。

 では作業。

 毎度思いますがスロットルボディ到達までに外す部品が多いです(笑)

 今回はケーブル交換ですので、HESD(電子制御ステアリングダンパー)も外しておきます。
そうすると取り回しが楽になりますので。

 それでは入れ替え。

 同じメーカーの部品ですのでスロットルボディ側の見た目はかわりません。
目当てはこちら。

 よし。いい感じできれいになりました♪
もはや旧車に近い域の車両ですが、小物がリフレッシュされると気持ちがいいです。


 最後におまけ作業。
先日の2りんかんでお願いした車検で1点だけ指摘されていましたので修正。
純正部品を買ってありました。(ZCOOは今回使いません。寿命が近いので買ってある状況です)

 2りんかんで指摘頂いたのは「マスターシリンダーのブーツ破れてますよ」でした。
では確認。

ブレーキ側

クラッチ側(この時代のCBRは油圧クラッチです)

 ブレーキ側は問題ないようですが、クラッチ側が確かに傷んでいます。
別段シリンダーの動きには違和感ありませんでしたので、ここは盲点でした。

 交換はとても簡単。外して挿し込むだけ。内部の明確な液漏れなどはありませんでした。
とはいえここ(ブレーキ/クラッチマスターシリンダー)も遠からずOHしておきたいですね。


 こんなところで今回の作業は完了!
これでまた気になっていた点がひとつ解消しましたので満足です( ̄ー ̄)♪

 一通り終わったあとのテスト走行にて。
道中HIDのノイズ源がなくなったことによるナビの感度も増し、ライトの明るさも及第点。

それにしてもこの時期は夜が気持ちいいですね~♪ 夏近し。いい季節です!

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