ふぁ~むずの一歩 ~ 見えないものが見えてくる♪

Runブログ。最近トレラン始めました。練習嫌いのおっさんがもがく日々を綴ります。

【第70回富士登山競走レポ】あんなに辛かった登り一辺倒の大会なのにまた出場したいと思うのはなぜだ!

2017-07-30 16:56:52 | ラン:レース

 

いつも見に来てくれてありがとうございます!

 

第70回富士登山競走(5合目コース)のレポです。長文&写真多めですが、1回読み切りでお送りします。

 


 

当日は2時半起床。準備をして3時半に家を出ました。

最近、この時間に出発することがパターン化しつつあります。

本当はあと1時間くらい遅く出発しても間に合うのですが、

高速道の深夜割引を受けるためには早起きだってへっちゃらです。(本当は辛い!)

 

時間調整のため河口湖ICの1つ手前にある谷村PAにピットインして1時間ほど仮眠しました。

この仮眠で体も頭もスッキリ。ついでにコンビニで買ったおにぎりで朝食を済ませました。

以前は朝食に炭水化物や糖分をたっぷり摂っていたのですが、最近は逆に摂りすぎないように心がけています。

摂りすぎちゃうと糖分を消費するモードに入ってしまい、脂肪が使われず、糖分を早々に使い果たしちゃうらしい。

 

ゆったり朝食を食べていると、次から次へと車がピットインしてはトイレ休憩してました。

そのほとんどがランニングウェアの方々。中にはチップをシューズにつけている方もチラホラ。

みんな富士登山競争の参加者のようです。

 

指定駐車場の下吉田第二小学校のグランドには6時20分くらいに到着。

ボランティアの方に誘導してもらい無事に駐車完了。朝早くからのボランティアに感謝です!

すでにたくさんの車が到着していました。皆さんお早いです。

平日なのに小学校のグランドを使わせてもらって大丈夫なのかな?と心配しましたが、

嫁さんから「夏休みやん!」とすぐにツッコミが入り、合点承知の助。

 

駐車場から会場へはシャトルバスが出ていますが、嫁さんは乗れませんので、僕たちは歩いて会場入りしました。

約20分。いっそのこと全員歩きで、シャトルバス要らないんじゃない?というくらいの距離でした。

 

ウォーミングアップがてら歩いて会場入りすると猛者たちがいっぱい。皆さん、引き締まった体で、脚の筋肉なんてムキムキ。

あちゃー、場違いなレースにエントリーしてもうたと思いました。「記念に参加しとこっかな」的な初心者ランナーは皆無で、

自分のひ弱さが際立って感じられ、おしっこチビりそうでした。

 

会場の片隅で筋膜リリースをしながら時間をつぶしました。

それを見ていた嫁さんが一言。「体、固った!!」

その後も「膝、曲がってるやん」「腕はこっち向き!」などと指導いただきまして無事に筋膜リリース終了。

だいぶ体が動くようになりました。可動域が広がるというんでしょうかね。おススメです。

 

荷物はトラックに直接預けます。「どこかなー」とマゴついているとボランティアの方々が寄ってきて荷物を積み込んでくれました。感謝!

 

天気は曇り。晴れていたら富士山がど~んと見えるところですが、この日はレース中、レース後も全く見れませんでした。

 

8時になり整列が始まりましたので、トイレに行っておこうと思ったら会場そばにあるトイレは行列ができていました。

歩いて会場入りする際に会場手前にもトイレがあったことを思い出し、そちらに言ってみると並ばずに利用できましたよ。穴場ですかね。

 

8時5分。もう皆さん整列されてましたが焦りません。今回は練習不足でタイムを狙えませんので最後尾スタートでいいや、

と思っていたので、8時15分くらまでここで嫁さんとしゃべりながら時間をつぶしていたのでした。

 

Eブロックの最後尾に並びます。5合目の参加者は1200人程度で、思ったよりスタート地点からの距離はありませんでした。

ちなみにスタートロスは手元の時計で53秒くらいでした。

 

スタート前の恒例の「エイエイオーーー!」で、やる気が一気に高まりました。ガチります!

 

 

今回はスマホを持って走りました。レース中の風景を撮ってきましたのでご覧ください。

 

月江寺駅前交差点を左折したところ。スタート直前にカンカン照りになったけれど富士山は見えず。

まだまだランナーがいっぱいいて走りにくいです。

ただ、前に行こうと思うと、足がついてきません。呼吸は早くもハァハァ。

 

こちらは嫁さんカメラ。ここも坂道なんですけど、先頭選手は涼しい顔して走っていきますね。

黒いユニフォームは5合目コース優勝者の松本翔選手です。

 

ランナーがぞくぞくとやってきます。

 

たくさんのランナー。圧巻ですね。

 

下を向いて「暑い、暑い・・・」とつぶやきながら走っていると、嫁さんの声が聞こえてきました。

親指を突き立ててまだまだ元気アピールしますが、ゼェゼェハァハァでした。

皆さん前傾姿勢のキレイなフォームですが、私(手前左のグレーTシャツ)は体が立ってます。

自分では前傾にしているつもりなんだけどね。意識改革が必要だと分かっているのに・・・ (^^ゞ

 

金鳥居。まだ1.3kmなのに、こんなにゼェゼェハァハァしてて最後まで持つんかいな!?と不安になる。

 

富士浅間神社手前を右折。

 

ようやく日陰に入った。少しは涼しくなるかと思ったが、風がなく暑いまま。およよ。

 

その頃、嫁さんは富士山駅からバスで5合目へ向かいます。

さて、走って登る私と、バスで登る嫁さん。どっちが早いでしょうか!?乞うご期待。(笑)

 

富士浅間神社を過ぎ、2車線の道路に出ます。ここから中の茶屋まで一直線の道路が続きます。

 

東富士五湖道路を通過。

ずっと登りが続き、「もう嫌だ!」と思うが登り坂は終わってくれません。

「ここで歩いたら楽だろうな」という思いが頭の中を駆け巡ります。

 

北麓公園へ通じる道との交差点。応援がありがとうございます。

ずっと下を向いて走ってたのですが、声援に気付いて久しぶりに顔を上げました。元気をもらいました。

 

なんとか中の茶屋に到着。 ここにはエイドがあるのだ。ちょっと休めるぜ。うほほ。

 

頭から水をかけてもらい、アクエリアスをしっかり飲み、さぁ出発だ!と思ったら、

「レモンもありますよー」という声が聞こえました。疲れに効くやつだと思い、再度立ち止まってレモンを受け取ると、

今度は「塩も付けて!」という。言われるままレモンに塩をつけてガブリといただきました。

普段ならレモンをかじるとヒィ~となりますけど、美味しかったです。

 

エイドで心も体もリフレッシュして再スタート。下を向いて淡々と登り坂を登っていきました。

大石茶屋跡を過ぎたころから歩きの人が増えてきて、「俺は絶対に歩かねーぞ!」と思いましたが、

馬返し1km手前あたりで歩いちゃいました。意志弱し。

歩いたら楽だろうなと思っていたのに、歩きでも辛い激坂。あの激坂を登れると山頂コース完走も見えてくるんでしょうね。

 

這う這うの体で馬返しに到着。

 

ここでも水とアクエリアスとレモンと元気をいただきました。

 

さて、ここからはトレイルに入っていきます! 試走しておらず未知の世界です。

 

よし、走るぞ!と思うものの傾斜がきつくて走れません。歩くだけでも必死。

膝に手をついて力を分散させて登ります。

 

周りのランナーも歩いてますが、少しでも平らな場所に出ると走るんですよ。みんな強い。

 

呼吸が整ったら走ろうと思ってても、ずっと呼吸が乱れたまま。

 

3合目のエイドに到着。少しガスが出始めました。

 

エイドで補給した後、先を進みます。

 

 

その頃、嫁さんはバスで5合目に到着。観光客と登山客でいっぱいですね。

 

 

 

その頃私は4.5合目。

2年前にランスマのハブ君が足をつっていた場所だ!と思ってとっさに写真をとりました。今年は走ったんだろうか。

ちなみに私も3回ふくらはぎを攣りました。左足が攣って、次の一歩で右足が攣ったときには参りました。

およよ、およよ、およよーー。悶絶。 ここで終わったか。。。

と思ったものの脇によって少しやり過ごした後、再度歩き出すとなんとか歩ける! 

使う筋肉が違うからか、なんとか前に進めました。ほっ。

 

その頃、嫁さんは5合目ゴール地点に向かってました。

もうゴールした選手たちが引き上げていくところですね。

 

その頃私はロードに出たところ。今まで皆さん歩いていたのに急に走り出すからビックリ。

つられて私も走りましたが、走るというよりも”もがく”という表現がぴったりなくらい。

 

もう1度トレイルに入って、再度歩きになり安堵したのも束の間、最後のロードに出ました。

このとき、「あと1分30秒」という声が聞こえました。

えっ? 山頂コース挑戦権の2時間20分まであと1分30秒ということだろうか?

ずっと歩き倒してきたのでもうチャンスはないと思っていたのに、まだチャンスはあるということか?

時計を見て確認すればいいのですが、そのときは必死のパッチで、疲れた体にムチ打って再び走り出しました。

 

周りのランナーも必死に走ってます。

負けてられないぞ!と思って気合を入れ直しました。

が、その数秒後には私は歩いてました。もう無理と思っちゃったんです。

 

すると、私のすぐそばを女性ランナーが抜いていきました。

ヤバそうな呼吸音。必死に頑張ってます。こんなに頑張れるんだ。すごい。 

次の瞬間、自分も再び走りだしていました。

 

残ってる力を全部出し切るつもりで走り出すと、50mも走らないところにゴールがありました。

あれっ?って感じでゴール!

 

時計を見ると2時間15分台。

やった。山頂コース挑戦権、ゲットできたー!

今回はただただがむしゃらに走り、がむしゃらに歩いただけ。

山頂コース挑戦権は無理だろうと思っていただけに嬉しかったです。

 

その時の思いを体全体で表現してみました。

 

ゴール後の選手たち。みんな笑顔。いいね!

 

 

その後、嫁さんがゴール地点にやってきました。

走りとバスの戦いは、走りの勝ち!うほほ。

 

 

ちなみにシューズは履き慣れたランニングシューズで挑みました。

ロードは問題ありませんでしたが、トレイルでは滑ってダメ。来年はグリップ力のあるトレランシューズで挑もうと思います。

 

5合目のバス乗り場まで歩く選手たち。みんなスタスタ歩いてました。元気だね~。

 

 その道すがら、嫁さんが見つけた高山植物をご紹介します。5合目でも標高2200mだもんね。

 

クルマユリ(車百合) シモツケソウ(下野草)
ヤマブキショウマ(山吹升麻)? ヤマオダマキ(山苧環)

 


ヤマホタルブクロ(山蛍袋) タカネバラ(高嶺薔薇)
ミヤマオトコヨモギ(深山男蓬) ハクサンシャクナゲ(白山石楠花)

 

 いつもお世話になっているアミノバイタルの顆粒とドリンクを頂きました。

 

5合目のバス乗り場に到着。人、人、人。平日で天気も良くないのに多すぎる~。

 

雲上閣にて着替えをさせてもらいました。ありがとうございます。

 

その後はシャトルバスに乗って表彰式会場である富士北麓公園へ。

5合目の大型バス専用駐車場にはバスはおらず、バス乗り場はどこだ~?と思いながら

こんな(↓)普段は人が歩かないようなことろを600mくらいテクテク下っていくとバスがありました。

 

 

北麓公園に到着して荷物を受け取り、公園内のシャワーが使えるということだったので利用させてもらいました。

シャワーを用意してもらえる大会って初めて。大変ありがたいです。

 

スッキリした後、路線バスで北麓公園まできた嫁さんと合流して、

同時開催のB級グルメフェスを堪能。

 

吉田うどんと富士宮やきそばをいただきました。

 

 

 

 

時刻はまだ14時頃。このまま帰ったのではもったいない!ってことで少しだけ観光もしてきました。

 

船津胎内樹型。

この神社のさい銭箱の裏側に入り口があるのです。

 

入口から中を覗いてみるとこんな感じ。

 

中に進んでいくとだんだん狭くなります。

 

大人がしゃがんでようやく通れるくらいの狭さ。

 

樹型という名前から気付かれた方もおられるかと思いますが、

この穴、富士山から流れ出た溶岩流が倒れた樹木を包み込み、その後樹木が焼けたり風化により消失し、周りの溶岩だけが残ったものだそうです。

だから穴が小さいんですね。でも樹木だと思えばかなりの大木だったんだ。すごい大きい木。

 

中はひんやりしていて肌寒かったですが、外はムシムシ蒸し暑かったです。

 

 

その後、道の駅「富士吉田」に立ち寄り、桃などを買い物した後、

完走賞を受け取っていないことに気付き、会場まで戻りましたが時すでに遅し。既に撤収されておりました。

が、ここで諦めません。スタッフの方に聞いてみたところ、体育協会のある鐘山スポーツセンターに行けば受け取れるとのこと。

大雨が降っていましたが執念でゲットしてきました! 富士吉田で作られたミルキークイーンちゃんです。ありがたく頂きます!

 

 

 

帰宅後、ガーミンの記録を確認。

 

すごいところを走ってたんだなーとつくづく思いました。

しかもバスに勝ったよ! 

 

 

今まで経験したことのないことにチャレンジして無事に完走。

期待していなかった山頂コース挑戦権もゲットでき、達成感につつまれております。

辛く長い登り坂のことはもう忘れちゃいました。

来年は山頂コースに挑戦するぞ! エイエイオーーー!(考えただけでも吐きそうです)(笑)

 

 

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【第70回富士登山競走レポ】五合目コースの「エイエイオーーー!」

2017-07-30 10:57:35 | ラン:レース

いつも見に来てくれてありがとうございます! 

 

 

第70回富士登山競走のレポは、ただいま写真整理中のためもう少し時間がかかりますので、

まずは五合目コースの「エイエイオーーー!」をお楽しみください♪

 

 

 

■上位3位までの記録

【山頂コース】

 ▽男子

 (1)五郎谷俊(埼玉)  2時間31分34秒

 (2)加藤聡(愛知)   2時間45分39秒

 (3)江本英卓(岩手)  2時間48分43秒

 ▽女子

 (1)吉住友里(大阪)  3時間 1分17秒

 (2)小川ミーナ(東京) 3時間13分30秒

 (3)大石由美子(静岡) 3時間34分32秒

 

 【5合目コース】

 ▽男子

 (1)松本翔(東京)   1時間21分29秒

 (2)斉藤拓也(神奈川) 1時間25分 7秒

 (3)小寺晃弘(大阪)  1時間29分46秒

 ▽女子

 (1)俵千香(福岡)   1時間36分48秒

 (2)田中礼美(神奈川) 1時間42分 9秒

 (3)長谷川奈々(新潟) 1時間45分 2秒

 

山頂コースの優勝タイムは例年ですと2時間40分~50分なのですが、

今回優勝した五郎谷選手のタイムは歴代2位の好記録。

レース後、会場に張り出されていた記録を見たときは本当に驚きました。

モンスター級の選手が出てきて、来年が楽しみですね。

 

■完走率

毎日新聞の記事によりますと、

大会にエントリーした4051人のうち、出場したのは3669人。

出場者の内訳は、

 山頂コースが2391人(男子2256人、女子135人)

 5合目コースが1278人(男子1136人、女子142人)

完走者は、

 山頂コースが1209人(男子1159人、女子50人)  ・・・完走率は50・6%。

 5合目コースは1259人(男子1121人、女子138人)・・・完走率は98・5%。

 

 

5合目コースは制限時間が緩いので完走率が高いですが、それにしても98・5%ってすごいなー。

一方、山頂コースは50・6%とかなり低いです。

山頂コースには出場資格があり、5合目を2時間20分で通過する力のある選手のみがエントリーしているにもかかわらずこの数字。

正直、ビビります。考えただけで酸欠になりそうだ。ヒィ~。

 

 

 

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