いつも見に来てくれてありがとうございます!
なかなかブログの更新ができず、
妻から「いつまで山に登ってるん??」と言われました。
一週間も「山、満喫中」という訳ではありません。
ちゃんと下山して、会社にも行っておりました。(笑)
連休明け、まだ1週間しか経ってないんですね。
今週の仕事はヘビーでした。
やってもやっても進まない。
そんなときもあるよな~。
さて、少し古い話になりますが、
夏休みに備前焼の街を訪れたときの話です。
デジカメで写真を撮ったためにスマホからUPした記事では紹介できていなかった窯元を紹介したいと思います。
普通なら窯元の紹介なんてスルーしちゃうのですが、
すんごい窯元に出会ったので、紹介したいのです!!
それがこちら!
「小山一草」「小山真吾」さんの窯元です。
伊部駅の南側、徒歩2分くらいにある窯元です。
殆どの窯元は駅の北側にあり、僕らは最初北側の窯元を回っていたのですが、
なかなか「これは!」という作品に出逢えず、徐々にテンションダウン。
雨も降りそうだし、もう帰ろうかと思ったのですが、
最初にいった産業会館でチェックしていた窯元が駅の北側に1軒あったので、
なかなか来る機会もないだろうから行っとこう!ということで、
疲れた体に鞭打ってテクテク歩いていったわけです。
徒歩2分と書きましたが、それは伊部駅の改札の中を通った場合の話で、
僕らは律儀にも駅の中を通らず、線路を渡れるところまでぐるっと遠回りして行ってきました。
それでも徒歩5,6分なんですけど、半日歩き疲れた体にはこたえました。
ちなみに帰りは、お店の方から「田舎の駅だから通らせてらもらえるよ。」ということをお聞きしたので
駅の中を通らせてもらいました。めっちゃ近道できました♪ 田舎っていいよね~。
這う這うの体でお店に着いたわけですが、
お店の中の明かりが消えてる。。。
マジですかー!!
ダメもとでお店の扉を開けると、
ガラガラ~
開くやんけー!!
とりあえずお店の中に入り、
すみませ~んと声掛けするもシーンっとしており、
暗い店内でどうしようか妻と相談していると、
奥から可愛らしいお婆さんが出てきて、いらっしゃいませ~と出迎えてくれ、
照明とエアコンをつけてくれてました。節電してたのね。
そんなに長居するつもりもないのでエアコンまでつけてくれなくてもええでと
心の中で思いましたが、口に出すのはそれはそれで失礼な話なので心の中にしまっておきました。
棚に並べられている器を見始めたとき、
お婆さんから「窯出しした器を見ていかれますか?」と聞かれ、
どういうものが見れるのか全く想像できませんでしたが、
とりあえず「お願いします!」と伝えたところ、
作家さん(たぶん息子さん)に電話で窯だしした器を見せてあげるようお願いしてくれていました。
準備ができるまでの間に、
棚に並べられている器を一通りみて、好みのものがあるかチェック。
どの器もレベルが高い! ですが、お値段もそれなりに高い!
しかも目的のお茶碗がなく、う~ん、買えるものはないかなぁ~思っていたところに
作家の真吾さん登場!
裏にある作業場に案内していただき、
窯出ししたばかりの器(と言っても商品として売れる状態でちゃんとヤスリで滑らかにされています)を見せていただきました。
どれもレベルが高い!!
大きな釜で焼くので、普通は火の加減が弱かったり強すぎたりして焼きムラがあり、
自分好みの焼き加減、灰のかかり方をした器にはなかなか巡り会えないんですが、
この窯元の作品はどれもいい具合なんです!!
手に取る器がどれもいい感じ。
他の窯元では「これは失敗作じゃないの?」と思うような作品も並んでいるのですが、
この窯元さんは全部が成功作と思えました。
聞くと、失敗作は全て割って捨ててるとのこと。なるほど!
でもやっぱり窯での焼き方が上手なんだと思います。
1年に1回しか窯で焼かないそうで、
そうなると経験値としてはそんなに積めるわけでもないと思うのですが、
火加減はもちろん、火の当たり具合とか想像しながら窯の中の配置にも気を付けてるんだろうなぁと
容易に想像できました。それくらいどれもいい器なんです。
あと、土へのこだわりもあるようで、「土がいい」と何度も言われてました。
いろいろお話を聞きながら
30分くらい器選びに没頭。
楽しいひとときでした♪
購入した器を紹介しますね。
お茶碗です。実は別のお店でお茶碗は購入済みだったのですが、
こちらのほうが断然良かったので妻の許可を得て買っちゃいました。
お茶碗は3つを重ねて焼くそうです。
このお茶碗は一番上に重ねられたもので、内部は火が直接当たりいい感じに焼けてます。
そして外側は火が当たりにくく白っぽい感じに。藁の焼き目がアクセントになり、いい感じです。
こちらは向付の器。大きさはお茶碗より一回り大きいくらい。
こちらは重ねておらず、裏も表もいい感じ。この焼き加減に心を鷲掴みにされました。
最後は珈琲カップ。最近おうちでコーヒータイムを楽しむことが多いので
お気に入りのカップを探していたのですが、すんげー渋い焼き加減のカップに巡り会えました♪
受け皿は単独でも使えそうです。このお皿に何を盛ればいいのかちょっとイメージできませんけど、、、
半日歩き疲れて最後の最後に巡り会えた窯元。
ここは絶対おススメです!
【作陶展の情報】
平成27年8月26日(水)→9月1日(火)の間、
岡山高島屋7階美術画廊にて作陶展をされるそうです。
近くだったら見に行きたいんだけどなー
以下は、他の窯元で買い求めた器たちです。
ランチを頂いたときに、大皿のプレートに料理が載ってきたのをみて、
こういう使い方もいいね!って思ったので、プレートを探していたのですが、
なかなか良さげなプレートがあったのでゲット♪
上のプレートのおまけで戴いた「ぼた皿」。
ぼた皿というのは模様をつけるためのものらしいです。上の写真の器の丸い模様はぼた皿によるものですね。
こちらはお茶碗。 手ごろなお値段だったのでとりあえずゲット。
今回購入した器たちの集合写真です。
妻の腕がいいのは言うまでもありませんが、気に入った器で食べるご飯は最高に美味いです♪
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