篠山マラソンレポの続きです。
今回はスタートからゴールまでを書きますね。
■Start~10km 53分59秒(㌔5分24秒)
最初は足の故障もあり様子見。
ちょっとゆっくり過ぎたのか、気づくと回りはCブロックのランナーだらけになっていました。
焦るもんか!と思って時計を見ると㌔6分30秒ペースで驚愕。
でも㌔7分で走ったとしても制限時間内で完走できることを確認して安堵する。
2km程走ったところで足裏に痛みが出始め、棄権の2文字が頭をよぎる。
とりあえず足に負担がかからないよう超低衝撃を心がけて走る。
少しすると痛みは和らいだ。ホッとする。
最近気付いたのですが、
どうもふくらはぎの筋肉が緊張状態にあって足裏に痛みが出てるようで、
その緊張状態がほぐれて痛みが和らいだものと推測してます。
足には負担にならないよう「おしり歩き」をイメージして超低燃費走法を心がけ、
5km過ぎから少しペースアップしました。
まだまだ応援も多く、チビッ子とハイタッチをしながら順調に進みます。
ハイテンションで手を伸ばしてくるチビッ子はもちろんのこと、
恥ずかしそうにちょこっと手を出してるチビッ子にも寄って行ってハイタッチ。
その瞬間の嬉しそうな笑顔が堪りませんね。
チビッ子だけでなく、お姉さんにもときどきハイタッチ。
お姉さん2人が手を伸ばしていたのでハイタッチしたのですが、
その後ろにオッサンが手を伸ばしていた・・・
一瞬迷いましたが、ここで手を引くわけにもいかずハイタッチ。(笑)
■10km~20km 51分15秒(㌔5分08秒)
10km付近で最初の給水です。
妻からちゃんと給水するようにといわれていたので、立ち止まって給水しました。
走りながら飲むと気管に入って咳こんじゃいますからね。
この辺りになると田園地帯を駆け抜けるため応援が少なく淡々と走るのみ。
まだまだ「おしり歩き」をイメージしないとフォームが板に着いてないから、集中して走るにはちょうど良かった。
15kmを過ぎると、スタート地点付近の街中?を通るコースでまた応援がたくさん。元気が出る。
妻も駆けつけてくれているはず。必死になってさがすがなかなか発見できず。
見落としたかなーと思っていたら、ようやく発見。元気100倍です。
妻は写真を撮るのと応援するのでてんやわんやって感じでおかしかった。
↑18km付近の私です。黄色いTシャツね。
まだまだ余裕だと思っていたのですが、腰が落ちかけてる? アゴ上がってるし。
■20km~30km 52分25秒(㌔5分15秒)
中間の21kmを余裕を持って通過。
ペースをあげたくなったが我慢。35km過ぎてからペースアップするのだと心に誓って我慢です。
しばらくするとイイペースで走るお兄さんを発見、付いて行くことに。
なかなか快調なペースを刻みます。
25km過ぎにしし汁のエイドがあり、人がたくさん。
ここで、かつみさゆりのさゆりちゃんを発見。でも時間がもったいないのでスルー。
椅子に座ってしっかりしし汁を食べてるランナーさんがいたけど、時間は気にしないのかなぁ?
付いていたお兄さんが若干遅れ始めたが、こちらはペースを落としたくなかったので一人旅に。
でもやっぱり一人はしんどいので次のペーサーさんを探す。
今度は小柄のおっちゃんを発見して付いていく。が、おっちゃんのほうがペースが少し早いのか、
私が疲れてきたのか、離されそうだったけど踏ん張る。
■30km~40km 54分00秒(㌔5分24秒)
ちょうど30km付近で野々村真さんを発見。「ファイト!」と声をかけて追い抜く。
芸能人が走ってるなんて思ってもなかったからテンション上がっちゃいました。
野々村真さんは1週間前の東京マラソンにも出場していたから2週連続でフルマラソンになります。
今回の篠山でベストタイムの3時間57分を出されてましたが、本気で走ったらもっと早いんでしょうね。
練習では最長で26kmしか走れなかった私でしたが、まだまだ元気。
30kmの給水でペーサーのおっちゃんを見失いない、また1人旅になっていたのですが、
25km付近で一緒に走っていた兄さんがまた現れた。なかなかいいペースです。
が、調子に乗ってお兄さんより前に出ようと32kmくらいでペースを上げてしまいました。
(正確には、ペースが落ちていたのを無理して維持したというところですが、)
これが大間違いでした。
35kmを過ぎたところでガクンとペースが落ちてしまう。
抜き去ったつもりのお兄さんにもサーっと置いてかれました。
これが、いわゆる35kmの壁というやつでしょうか。
もがいても、もがいてもペースは上がらず苦しい展開に。
でも1キロあたり1分ペースが落ちたところで、
あと7kmだから計7分だけタイムが悪くなるだけだーと思うと
少し気持ちが楽になり、淡々と足を動かしました。
■40km~42.195km 12分21秒(㌔5分37秒)
40km付近で疲労はピークに。
㌔6分ペースだとほぼ歩いてるような感覚です。
この辺りは川沿いで民家もなく応援が途切れるところなので、ほんとに苦しかった。
日々の練習のことや足を故障して走れなかった日々のことが頭の中を巡ってました。
そんな状況の中、遠く前方から「ふぉ~」「ふぉーーーーーー!」という声が聞こえてきました。
そうです。有森裕子さんでした。
これで元気が出ました。
チンタラ走ってる場合じゃないぞ!と自分に言い聞かせ、
そこからゴールまでは余力を残さず全力で走りました。
自分を鼓舞すために心の中で「行けー」「くそー」「ゴラァー」とか言ってたのですが、
ゴール直前ではそれらの言葉が口から外に漏れ、 前を走っていたランナーが振り返るほどでした。
そのときはもうゴールできる喜びで笑顔だったと思います。
「くそー」「ゴラァー」とか言いながら笑顔で走ってる姿は気持ち悪かったでしょうね。(笑)
そして笑顔でゴール!
モザイクかけても笑顔が分かるってどんだけだよ。(笑)
ゴールで待ちかまえてくれていた妻は、
私を発見して、普段は見たこともない嬉しそうな顔をしてたらしく、
疲れよりも楽しかったという印象を受けたそうです。
最初は棄権も覚悟でStartしましたから、
予想以上というか想像もしていなかった結果だし、
気持ちよく走れたことに心の底から嬉しかったんです。
Start時も走れる嬉しさで笑顔がこぼれましたが、
Goal時は溢れる笑顔が1時間以上続いてました。
ゴールではかつみさゆりさんがいまして、握手してもらいました。
私の1分後に野々村真さんがゴールしたようで、それを待ち構えていたみたい。
その後、しし汁を頂いて帰ってきました。
ちなみに、ゴール後は疲労感も筋肉痛もなく、すたすた歩けました。
35km過ぎのしんどさは単なるエネルギー切れだったのでしょうか。
次の日は会社を休まないといけないくらい筋肉痛になるものだと思っていたけど、それもなし。
そのあたりについては次回にレポートしたいと思います。
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帰りは妻に運転してもらいましたが安全運転で大丈夫でした!でも寝れなかったよ。(笑)
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