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日曜日(5/22)の話。
北信五岳の1つ、黒姫山(2,053m、二百名山)に登ってきました。
標準コースタイムは6:40で、標高差は約910mもあり急登が続くコース。
最近は低山でお手軽な山行ばかりでしたが、久しぶりに長い時間 山歩きを楽しめました。
過去の山行記録を調べたところ、2000m超の山は1年半ぶりでした。
また、麓の古池周辺では水芭蕉がキレイに咲いており感激しました!
(歩行時間 8:19、休憩 1:39)
自宅から登山口まで車で約270㎞、3時間半ほどかかる。
長距離ドライブに慣れている我々でもちょっと遠いなーと思える距離。
夜通し車を運転してそのまま登山するのもしんどい。若いころはいけたけど、もうアラフィフだ。
ということで、前日の夜のうちに上信越道の佐久平PAまで行き、そこでしっかり6時間ほど仮眠を取り、
翌朝登山口まで行く、そんな行程にしました。
前日の夜は雨。目が覚めたらやんでいるだろうと眠りについたが、朝になっても雨だった。
天気予報では前日は曇りで当日は曇りのち晴れだったのに、おいおい話が違うじゃないかと愚痴が口をつく。
そのうち止むでしょうと登山口に向けて車を走らせたが目的地に近づくにつれ本降りに。。。
雨の中を歩くのは嫌だなと思い、最終ICの手前にあるPAで1時間ほど時間をつぶしていると、
雨がやみ青空が出てきたので出発。下写真の山は、北信五岳の1つ、妙高です。
そんなこんなで6:47に登山口に到着。
ここにはトイレはないため、近くの戸隠キャンプ場前駐車場のトイレで済ませてきた。
今回のコースはこんな(↓)感じ。
大橋を発着として、往路は大橋林道を経て新道分岐まで行き、そこから黒姫山までピストン。
復路は新道分岐から古池を経由して戻ってくるコース。
高低図はこんな(↓)感じ。13㎞ほどで、標高差は約910m。
7:13スタート
最初は林道をてくてく歩いていく。
微妙に傾斜があるが最初で元気があるので全然苦にならない程度。ガシガシ歩ける。
林道はいくつか分岐があり、地図アプリで確認しながら進みます。
オオカメノキ(大亀の木)
ここ(↓)は2つ目の分岐。ここからトレイルに入っていくんだけど、標識が隠れていて見落とすところでした。
最初は笹が生い茂っており、かき分けながら進みます。
この笹、結構茎が太くしっかりしているので痛いほど。整備してくれているんだろうけど、成長スピードが速いんだろうね。
くるくるゼンマイ
またまた分岐。登山道の看板が分岐の真ん中にあり、矢印もないのでどちらに行けば良いのか分かりずらい。
地図アプリで確認してここは右方向へ進んだ。地図アプリさまさまです。
エンレイソウ(延齢草)
大きな葉っぱの真ん中から花のようなものが出ていた。初めまして、かもと思ったけど違いました。
8:30、新道分岐に到着。ここで小休止。
今回は行程が長いので、随時補給しながら進みます。ここではパンをもぐもぐ。
下写真はオオカメノキ(大亀の木)の若葉。
淵が白色しているんだと思ってよく見ると、開ききる手前の葉でした。
こんな開き方をする葉もあるんだ、と感心。
えっちらおっちら登っていると登山道に残雪がありました。
葉に赤い球が付いている。何だろう。
先程の新道分岐からは傾斜がきつくなり。ペースダウン。
長い急登でヒーヒー言っていると、還暦を過ぎているだろう団体さんに抜かれる。
皆さんすごいパワー。自分があの年齢になってあれだけ歩ける気がしない。
しなの木。大きい。この前、軽井沢の神社でも見た。「信濃」の語源となったとする説もあるらしい。
ようやく展望のあるところまでやってきました。
ショウジョウバカマ(猩々袴)。こちらも「初めまして」かと思ったら違った。
イワナシ(岩梨)。初めまして~、でした。
また残雪。朝まで降ってきた雨でぬかるんでいると思っていたんだけど、
残雪からの雪解け水でぬかるんでいるんだと気づいた。
先程のピンクの花。最初は珍しいから写真をバシャバシャ撮っていたんだけど、
登るにつれて結構咲いておりました。そうなると素通りしてしまうね。
10:26、しらたま平に到着。
振り返るとこの景色(↓)。ここで10分ほど小休止。
岩の隙間に花を発見。まだつぼみでこれから咲こうとしているところ。
しらたま平からはほぼ平坦な尾根歩きになる。楽ちん。
これはオクチョウジザクラ(奥丁字桜)かな。下界の桜から2か月遅れで咲くんだね。
この時期に桜が見れるとちょっと得した気分。
イワカガミ。さっきしらたま平で岩の隙間にあったつぼみはイワカガミだろうか。葉が似ているね。
こちら、よく見ると提灯のような小さな花をつけていました。名前は不明。
嫁さんの観察力はすごい。
こちらは開きかけの葉。開き方っていろいろあるんだね。
ヒメイチゲ(姫一華)。面白い名前だね。それっぽく見えちゃう。
黒姫山の頂上が見えてきた。あと少し。でも下からガスが上がってきた。およよ。
11:15、峰ノ大池分岐に到着。
残雪が多くなってきました。キックステップで慎重に歩きます。
11:46、山頂に到着。ガスのなかで景色はなし。あれまぁ。
残念だけど、今日の僕の目的は水芭蕉を見ることだったので気にしない。
団体さんもいらしたので賑わってました。
ここで40分ほど大休止。
おにぎり、パンを食べた後は、デザートです。
この日のデザートは、セブンのワッフル。リュックの中でつぶれないよう大事に持ってあがってきたかいあって無事でした。
結局ガスは晴れないまま下山開始。
しらたま平の辺りまで降りてくると晴れ間が。下界は雲の中ですが。
水芭蕉が咲いているという古池が見えました。
あそこまで下らないといけないんだ、と思うとくらくらする。
東の方向は眺望あり。
行きは急登だったところが、当たり前だけど帰りは急な下りになる。
ぬかるんでいるところがあり、下りは怖い。
最近のマイブーム。おやつはヤマザキの薄皮クリームパン。
14:52、新道分岐まで戻ってきた。
普段、アップダウンが繰り返される登山道の場合、なんで下ってまた登らないとアカンねん!とぼやいていたけど、
ずっと下りというのも疲れる。
10分ほど小休止した後、古池方面へ。
こちらのコースは今日一番の急斜面があり、こわごわ進む。
登山道の先が見えないぞ。急斜面、キターーーーーー!
まぁ、実際にはそんな大変な急斜面ではなかったです。下りだし。
オオタチツボスミレ(大立坪菫)?
フッキソウ(富貴草)
渡渉ポイントがありました。
これを見たとき、木は細いし、水の勢いも結構あって本当に渡れるのかめっちゃ不安になる。
でも皆さん通過しているんだよね。濡れるのを覚悟で進みましたが、最後、手前側の木が動いて落ちそうになりました。
なんとか勢いで渡りきりましたがほんとヤバかった。嫁さんは川底にストックをついてなんとかクリア。
どこを渡るのが正解だったのだろう。帰宅後、他の方の山行レポを読んでいると、手前側は石を渡っていました。石の間隔が広く、苔むしっており、そこにジャンプして飛び乗る勇気はでなかったなぁ。
古池まで降りてきました。
お目当ての水芭蕉を発見。
辺り一面に咲いていましたが多少タイミングが遅かったようでキレイなものは少なめ。
でもこんなに群生しているのを見たのは初めてで感激。今日の目的達成!満足です。
黄色いのはリュウキンカ(立金花)
ミツガシワ(三槲)。こちらも「初めまして」です。
古池の隣に湿原があったのですが、目を凝らすと白いのがちらちら見えるんです。
きっと水芭蕉だね。もっと間近でみたいものです。
古池から見る、黒姫山。
古池の辺りで嫁さんがダウン。
下りの途中から頭痛がするといっていたのですが、ここにきて酷くなり10分ほど小休止。
なんとか西登山道入り口まで降りて、最後は大橋登山口まで舗装路を歩いて登山終了。
その後、小布施のハイウェイオアシスにピットインして、晩ご飯を食べて帰ってきました。
さて、またちょいちょい高い山にもチャレンジしていこうと思います!
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