ふぁ~むずの一歩 ~ 見えないものが見えてくる♪

Runブログ。最近トレラン始めました。練習嫌いのおっさんがもがく日々を綴ります。

【レポ】OSJ安達太良山トレイル50K ~レース編(その1) もうこりごりだけど、おススメしたいレースでした!

2023-09-11 21:02:01 | トレラン
いつも見に来てくれてありがとうございます。

OSJ安達太良山トレイル50Kのレポです。
しんどかったことしか覚えてませんが。
途中で歩みを止めてへたり込んだのは今回が初めてでした。
距離は約50kmでミドル級ですが、獲得標高は約3800m。
トレランって距離だけでは難易度が分かりませんので、
私は獲得標高を距離で割った値を指標にしているのですが、
計算すると、3800÷50=76。これって驚異的です!
今まで10数レースに出場してきて、その指標がだいたい45~60で最高は65でしたから
走る前からビビっていました。

コースはこんな感じ(↓)。安達太良山とその周辺の山 あわせて5つの山を登って下ってを繰り返す変態コース。
周辺の山といってもどこも安達太良山へは通じているので、安達太良山への登山道をしゃぶりつくす、そんな感じのコースです。



スタート → 銚子ヶ滝(第1エイド)

1時に起床し、道の駅で準備を済ませ4時過ぎに現地入り。
駐車場でちょっとぐだぐだしていたら4時半くらいになってて焦ってスタート会場へ。

道の駅や途中のコンビニでトイレは済ませたはずなのに再び便意を感じてトイレへ。
スタート30分前ってトイレが混む時間なんですよね。ロープウェイ乗り場のトイレに一回並んだんだけど案の定行列ができていて、
受付本部近くのトレイの方が空いているかな?と思い、列を離れたんだけど、移動する途中、選手がどんどんこちらのトイレにやってくるのが見えて、向こうのトイレも混んでいるんだと悟り元の列に並び直しました。
その短時間の間に4人くらい行列が増えててビビる。そのトイレ行列がなかなか進まなくてスタートに間に合わないんじゃないかと焦る焦る。

結局スタート位置に並んだのは5分前でした。ほっ。
なんとか間に合ったのはいいけど、後方からのスタートになってしまい意気消沈。
ほんとは真ん中くらいに並びたかったのだ。やっぱ周りの集団のスピードが違ってきて、美ヶ原トレイルで敗因とまではいわないけど、後方スタートは痛かった。
そんな経験があるのでかなり焦って前半飛ばし過ぎてしまい、途中グロッキー状態に。次回から余裕を持った行動をせねばと反省。

5:00、いよいよスタート!

先頭の選手たちはすごいスタートで出発していきました。Photo by 奥さん。

こちらは私の背中。フォームがどうも淀んでいるんです。姿勢が悪いのは分かっているんだけどなー。

最初はスキー場のリフトの下を進んでいきます。
行列は出来ているけどまずまずのスピードで進んでいるので問題なし。
なんだけど、大バカモノの私はこれでさらに焦っちゃった。



そのあとはシングルトラックのトレイルになり、基本追い越したりするのはナシ。


日が差してきたなと思い後ろを振り向くときれいなオレンジ色に染まったソラが見えました。
「これ、これ!これがトレランの醍醐味なんだよね!」と思うものの前を見ないといけないのでほとんど見れませんでした。

薬師岳のピークを過ぎたところで安達太良山が見えました。
左の標識には「この上の空がほんとのそらです(二本松市)」と書かれているんだけど、激しく同意。

ロープウェイで登ってくる人たちの登山道と合流し、ここからしばし木道になります。

わっせわっせと登っていくが前の人について行くのに必死。後方スタートなのに早いですね。


6:10、スタートから1時間10分で安達太良山の山頂に到着。
ピークハンターとしては後ろに写っている乳首と呼ばれるピークに登っておきたいところだけど、登らずに和尚山へ。

ここからは笹や低木が生い茂っているルートになります。国立公園の特別地域になっており、必要最低限の刈込しかしていないんだろう。
事前にわかっていたので驚かないけど、足元が見づらく下ばかり見ていると、木に頭をぶつけちゃうし、
上を見ていると足元がおろそかになり早くも捻挫してしまいました。
また、まぁまぁの太さの枝が飛び出しており、なんか腕をひっかかれたことか。刈り込まれた枝なんだけど切り口が尖っているのだ。
上手い人は上手にかわしながら進んでいたので私のスキル不足ですが、、、

和尚山が見えてきました。地図では近かったのに結構離れており精神的ダメージあり。
地図だと50㎞の行程を縮尺しているので小さくなるのは当たり前なんだけど、このあとも何回も騙されちゃいました。(汗)

和尚山への登り。何人かのランナーが取り付いています。いい景色です。

その登りから見える景色。磐梯山が見えました。
この辺りはトレランのレースではなかなか出会えない、山岳ゾーンといった印象で、ちょっとテンションアップ。

和尚山を登り切って水平部分のところ。ここは気持ち良かったです。ここまでは。

その後、銚子ヶ滝までくだっていきます。
ここも笹や低木が生い茂っているゾーン。結構 急な下りなんだけど、みなさんドンドン下っていく。

銚子ヶ滝までの間に1か所、渡渉がありました。
石の上を渡っていくんだけど、1か所だけ石の上まで水が来ているところがあって若干濡れちゃいました。
でも厚底タイプのシューズだったのでじわっと染みたくらいでその後の走りでは全く気にならない程度でホッと一安心。

この後の下りで走りやすいトレイルがあって、まぁまぁスピードの速い集団がいたんです。
これについて行くぞ!と気合を入れてついて行ったのですが私には速すぎた。
にもかかわらず脚には負担はかかっていないから大丈夫!なんて変な自信からスピードを緩めず第1エイドまで。。。
この区間、キロ7分ちょいでした。バカなことをしてもうたです。


銚子ヶ滝(第1エイド)→沼尻登山口(第2エイド)

第1エイドは水分だけの提供で食べ物はありません。
水の補給だけしてすぐにエイドアウト。あとで確認したらエイドでの滞在時間は3分でした。我ながら早い。
いつもエイドで時間がかかっている私。今回は少し考えまして水に混ぜるミネラルタブレットなどを
ザックを降ろさずに取り出せる胸ポケットに収納し、エイドに着く少し前から準備を始めるようにしたのです。
そこまで急がなくてもいいと思うところもあるけど、こういうのって「早く出発するぞ!」という気持ちが大事だもんね。
じゃないとついつい休憩してしまいます。

銚子ヶ滝から次のピークである船明神までは登り一辺倒。私の予定では90分ほどかかる。
登り一辺倒のコースだけでなく、この日は快晴で容赦なく照り付ける太陽にだんだんと体力を削られて早くもグロッキーの予感。
エイドから80分。これ(↓)が最初の動画撮影というのが辛さを物語っております。(笑)

9:10、2つ目のピークである船明神山に到着。

この辺り、急な斜面の滑りやすい砂地で怖かった。慎重に進んでいたんだけど、なぜかロープの外側へ。
外側が内側と勘違いしちゃったんだ。横を歩いていたランナーさんが「そちらは危ないですよ」と教えてくれ、
ハタと気づきました。危なかった。感謝です。
↑左のオレンジの選手が正解。

船明神山から爆裂火口が見えました。すごい迫力。疲れていたけど、何回も動画撮影しちゃうほど圧巻の景色。


さて次は第2エイドまでの下り。動画撮影は一切なし。ただただ疲れ切っておりました。
まだ5個中1個半しかきていないのにこのありさま。先が思いやられます。

女の子2人組が下りが苦手なようでゆっくり下っていたのですが、それに必死のパッチでついていってました。
途中お先にどうぞと言われたけど拒否。(笑) すぐに抜き返されるに違いありませんからね。
案の定、第2エイドまでついて行くことが出来ずに途中でちぎられちゃいました。

エイド直前の1.5㎞ほどはエイドを出た選手とのスライド区間。
こっちは下りを必死で進んでいるのに、すれ違う選手は登りなのに元気そうに見える。
安達太良山あたりを一緒に走っていた選手もちらほらいて、すげーなと思いながら自分の不甲斐なさを痛感。

10:10、第2エイドの沼尻登山口に到着。

一旦区切ります。


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