日本全土が山村だった頃、山と里の中間に里山といって日々の薪を集める場所があったといいます。日常の煮炊きに必要な薪は、遠くに行かずとも住まいのすぐ裏山に拾いに行けばこと足りる、こんな場所を里山といったそうです。
私が子供の頃の田舎にはこんな里山は珍しくなく、木に登ったり、雑木林の中を駆け回ったりしました。日本の原風景のような心温まる景色で、大切に残したいものの一つだと私は思っています。
私の住んでいる佐倉市にもこんな里山がたくさんあります。でも、その里山を歩くと残念なことに空き缶が捨ててあったり、ビニール袋が藪の中に散っていたりします。何とかならないものかと思っていたら、なんと、里山を守るボランティア活動のHPに出会いました。佐倉の里山を守る、その名もズバリ「佐倉里山ガーディアン」でSSG。
ボランティア活動の原型のような素朴で、奇特で、肩肘張らない、無理しない活動のようなので、早速試しに行ってみました。案の定、主宰の飯田さんとその子供達が裏山を掃除して、歩道を整備して裏山を散歩しやすくしているのです。誰に頼まれたわけでもなく、何の得にもならない活動ですが、大切な里山が汚されたり、荒されたりされる前に綺麗にして汚しにくく、荒されにくい環境にしてしまおういう作戦です。
毎週土曜日の午後2時から3~4時間の活動。遠出は安くて空いている平日にし、週末は自宅付近で過ごすことにしている私には格好のリクリエーションです。近場で森林浴ができて体も適度に動かせて健康的、おまけに近場の景色保存、里山保存に一役買える。晩飯の食欲も旺盛になるなんて一石二鳥どころか一石五鳥です。
ご近所さん、いっしょに里山守りませんかぁ?
佐倉里山ガーディアンのHPhttp://www.catv296.ne.jp/~satoyama/ をみてください。