星さんぞう異文化きまぐれ雑記帳

異文化に接しての雑感を気ままに、気まぐれに

王ジャパン

2006年03月22日 23時25分21秒 | Weblog

王ジャパンがとうとう世界一の座についてしまいました。オメデトウ!!

WBC二次リーグでアメリカに敗れ、韓国に負けたときの苦渋に満ちた王監督とは別人のような、喜びを満面にたたえて晴れ晴れとした笑顔が印象的でした。勝っても驕ることなく、変にはしゃぐこともなく、まさに王さんの品格がにじみ出た優勝インタビューでした。

それにしてもあんなに弾けたイチローを見るのは初めてでした。よほど嬉しかったのでしょう。それだけチームリーダーとしての責任、プレッシャーが重かったことの裏返しなんでしょうね。

自分ひとり頑張ってもチームとしてのパワーが出ないマリナーズでの野球人生、それに比べて打てば響くような王ジャパンの仲間と一緒に味わった一ヶ月の別世界。これからスタートするシアトルでのシーズンに向けて、英気が養われたと思いたいものです。

それにしてもキューバの底力もたいしたものです。8回裏に6対5まで迫られたときには、いやな予感にとりつかれたものです。あのままズルズルと行ってしまうのではと弱気になりました。テレビの解説者が妙に悲観的なコメント出すのも影響していたんでしょうね。

テレビの前のみんなが同じような気持ちでいたときに、この嫌な空気を払いのけてくれたのもイチローでした。ライト前に打ち返して叩き出した追加点の重みは計り知れません。

荒川静香の金メダルを褒めるのに「こんなこと言っちゃ悪いけど、ロシアが転んでくれたおかげで・・・」と本音を漏らした小坂文科大臣じゃないけれど、今度ばかりは皆が「メキシコ様さま」と本音で感謝しても感謝し切れません。

メキシコに心から感謝しつつ、WBCがこれだけ盛り上がったのも「あの」ボブ・デイビッドソンの存在も大きかったことを思いながら、久しぶりに興奮させていだいた日本のプロ野球選手にアリガトウ!