星さんぞう異文化きまぐれ雑記帳

異文化に接しての雑感を気ままに、気まぐれに

きょうの一言(5) Finger Language おまけ

2006年03月17日 15時37分29秒 | Weblog

指の語る英語が出たついでにもう一つオマケです。
これを英語でなんと言うのか不勉強にして知りません。呼び方があったらどなたか教えていただきたいものです。(→英語でAir Quotes と言うそうです。友達が教えてくれました。)

映画やテレビでの対話シーンやコメンテーターが解説するような場面が出てきたら、今度注意してみてください。


話の途中で、両手の人差し指と中指でつくるチョキを、目の高さほどに持ち上げ、両耳の脇あたりで折り曲げて「ペコペコ」させる動作に気づくはずです。ありゃなんだろうと不思議に思っていましたが、分かってみれば納得でした。

話し手の言ったことを直接話法で表現する場合に使う、日本語のかぎ括弧(「 」)に相当する、Quotation mark (”  ” )の「チョンチョン」を指で表現したものなのです。

日本語で「括弧○○○・・・括弧閉じる」、英語で ”Quote○○・・・Unquoteと、他の人の言った言葉を引用するときに、指で作った二つのチョンチョンを作りながら、引用するときに使うのです。

さらに、必ずしも他人の引用ではなく、話し手がある言葉を強調したしたいときに、その言葉を発しながらチョンチョンを付け加えることもあるようです。書き言葉における鍵括弧の、話し言葉バージョンと理解したら良いかもしれませんね。

I had talked with him for hours, and he just kept repeating Nonsense.
この例で言えば、話し手は最後のNonsenseのところでチョンチョンを作るのです。

ついでに言えば、「括弧○○○○括弧閉じる」に相当する英語は、
Quote ○○○○ Unquote” であり しばしば略してコード化し、QTE  UNQTE と表現します。

長い引用文の最初に「QTE」と置き、引用の最後に「UNQTE」と示すことで引用部分を本文と明確に区別するわけですね。