ささかのブログ

雑多な思考整理のためにブログを活用中。
自分が生きやすくなればいいと思うけれど、教祖になるつもりはない。

介護への道 〜Road to Life Assist〜

2017-11-06 21:39:55 | Assist
始まってしまいました。

介護のお仕事の基礎講座。


始まりはこの杖。


「これを安く、軽く、付属品交換可能で作ってくれない?もちろん安全に」
「おおー。イイっすねー。やってみましょ」

と安請け合いしましたよ。ええ。

そのためには、最低限、作業療法や理学療法の現場に入れるだけの法やら専門用語などの基礎知識が必要だんべな?(←群馬弁)

そしたらハローワークで職業訓練として4ヶ月、実習込みでみっちり教えてくれるというので、早速申し込んで合格し、11月1日に入学式。

11月2日には最初の写真のテキストを購入しました。

「おー、資料がたくさん!」

で。


座学を2日やった感想。
まだ登山前に登山ルートを検討している段階で。

「こりゃあ、仕事がいっぱいあるわ…」

2000年に福祉関連法案が決まって、介護医療の仕事が増えるってことで、「○○福祉大学」がバンバン建って、学生さんも殺到しましたよ?

さながら福祉バブル。

実際は、キツイですよ。
相当ブラック。
かなりブラック。
そしてブラック。

若いうちに大学の助手や准教授に進むとか、結婚するとか、そういう人をたくさん見ています。

実の末妹も、福祉系大学卒で、レスキューの旦那と結婚したし。

講師には最前線の現場で働くエキスパートが来るわけです。

必ず、スカウトもしに来ますね。

だって、現場で最前線で働いてくれる人は、喉から手が出るほど欲しいもの。


もちろん、福祉用具の改良・改善なんかも話題に登るわけです。

まぁ、需要は相当ありますよと。


「手首から先は動かないけど、腕まで動きます。それで自分で麺が食べられるようにする」

こんな補助用具があるだけで、人生の質は変わっちゃうわけです。

自分で食事ができるっていうのは、「生きがい」という観点で、すごく大きい。

補助用具のあるなしで、寝たきりになるかならないかの差がある。


仕事ありますよ。
その手応えだけはあります。
たった2日の座学で。

逆にね、怖いですよ。

介護の現場は24時間フル稼働ですよ?
だってそこには24時間生きている人がいるわけですから。

入院病棟と変わらない。

そこに肉体労働が入るわけです。
・移動の介助
・車の乗降の介助
・食事の介助
・入浴の介助
・排泄の介助
 などなど

赤ちゃんと同じ?
いやいや、私達より生きている大先輩方ですよ?
元気のある方もいらっしゃるわけです。
口も達者です。

そんなわけでですね、4ヶ月のうちのたった2日で理解できるはずもないですが、パステルカラーのジャージやエプロンを揃えると、
「ああ、これから現場か」
と感慨深いものがあります。

・体を傷つけない(バックルNG)
・自らの安全(パーカーのヒモNG)
・視覚刺激の低減(原色・柄NG)
・利用者さんとの区別(白・黒・灰・紺NG)

といった意味が込められていると知ると、介護の現場で見るあの光景の意味が、わかってくるわけです。

道は長いなぁ。
コメント
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