Blenderをインストール。
無料の3Dグラフィックソフトですな。
LightWaveをインストールしてあるけれど、インストール容量も大きいし、結構使いづらい。
今は結局Unityで3Dインタラクティブゲームが作れるわけで、個人単位で3Dグラフィックゲームを作れる環境ができつつある。
コンテンツ制作文化育成のためには、このような誰でも使える無料ツールが必須で。
このような基礎技術の高まりが、実際の製品づくりにフィードバックされるんですよ。
今のYouTube配信全盛時代で、Adobeの動画編集ソフトの果たす役割は大きいけれど、ニコニコ動画で作られた動画変換アプリや、窓の杜の無料ソフト、GNUプロジェクトでの無料アプリケーション開発など、
「金はないけど、ものを作る気は満々!」
という人を育成するツールができると、爆発的にコンテンツというか、文化のビッグバンが起こる。
MMD(Miku Miku Dance)がVocaloidの普及に及ぼした影響は大きいと思われるし、現在のVTuber文化普及の原点でもある。
振り返れば私が学生の頃、パソコンにBASICは付属していたけれど、C言語などのコンパイラーは高嶺の花で買えないわけ。
BASICじゃ遅すぎて、インタラクティブゲームなんか作れない。
ではどうするかというと、ハンドアセンブルでマシン語を作成して、メモリ領域に直接書き込んでいくという荒技を行うことになる。
今みたいにインターネットなんかない時代で、データのやり取りはフロッピーディスクとか、私の場合はカセットテープだったわけで。
C言語などの言語が無料で欲しければ、I/Oなどの雑誌に記載されているマシン語コードを直接打ち込んで、その上でゲームを作るなんてこともやる。
場合によれば、そのような言語やOSさえも自分で作り出す。
Linuxはそんな過程で作られて、今やスマホのAndroidOSのカーネルにもなっているわけで。
環境的に無料でしか作れない人が、それでもモノを作りたいという情熱によるエネルギーを、バカにしてはいけない。
今や図書館に行けばパソコンでインターネット調査をできるけれど、その環境がなくてなんとかしようと思っている人もいる。
ものを作り出すエネルギーは、そのような渇望が溜まりまくって爆発するわけで。
満たされてしまうと、急速に萎むのもそのエネルギーなのだけれど。
今や日本国内ではそのような渇望は少ないのではないかな。
逆に考えると、そのような満たされない環境にいる諸外国の文化が内在するエネルギーのほうが大きいわけで。
渇望エネルギーとでもいうか。
その満たされてしまった幸せな環境が先進国だと思っていれば、いつの間にか後退国になって追い抜かれますよ。
ぬるま湯にいては見えない世界があるのでね。
常にそれを追い続けていると、人生18才までとは思えない。
40歳だろうが50歳だろうが、新しい世界に飛び込もうと思えばいつだって学ばないとならない。
できるかできないかじゃない。
やるんだよ。