ふくいんちょのつぶやき

山形県 米沢市 笹生歯科医院 副院長Kazuyoshiの
日常を通してのつぶやき

じっくり

2018-01-22 08:43:28 | 歯について

じっくり成果をだす。


そういう点では


口腔内はその機能を完成させるのに


生まれてから十数年の歳月が必要。


歯列の完成までとするなら


だいたい高校生ごろかな。


親知らずがはえ終わるまでとするならもっとだな。


上下の顎骨の成長も考えたら


結果が出るまで時間がかかる。


だからそれまでの過程が大切だし


結果がでてからもその維持管理も大事だし。


これも長期的なvision。


耕運のごとし。



山形県 米沢市 笹生歯科医院 副院長のKazuyoshiでした。
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歪み撓み

2017-12-14 08:45:51 | 歯について

歯にくっつけた白いつめものや、被せた銀歯、ブリッジや、義歯。


これらは取れたり折れたりと、壊れることがあります。


それは、咬むことにより負荷がかかることで、


歪み撓むことの繰り返しに耐えられなくなり


その結果、取れたり、折れたりするのです。
(セメントや切削量の問題もありますが)



天然歯は容易に取れたり、折れたりしません。


環境が整っていれば、何十年と


負荷にちゃんと耐える造りになっていのです。 天然歯には敵わないのです。 


耐えに耐えて
コアが折れる 取れる
義歯が壊れる
で、作用点ですが

山形県 米沢市 笹生歯科医院 副院長のKazuyoshiでした。
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倍率を上げたから?

2017-12-04 08:34:46 | 歯について

昨今では多くの歯科医師が拡大鏡(ルーペ)を使って診療していますね。


ルーペにも倍率がいろいろあって3倍 5倍 8倍・・・


マイクロスコープを使えば20倍近くまで見れます。



裸眼で問題ないと思っていたものがルーペ越しだと色々見えてきます。


一見なにも問題なさそうな方でも8倍のルーペでみると


あららら、あっちにもこっちにも


むし歯が見えますし、微細な亀裂もみえますし、


歯垢も歯石もみえます。


しかし、裸眼でみると問題ないように見えます。


8倍でみるとむし歯がたくさんあるから、


じゃぁそれら全て削ったらいいのか?


というとそういうわけではないと思うんですね。


削った後の補う方法にも問題がありますし。


やはり大切なのことの一つに口腔内管理があるのです。



山形県 米沢市 笹生歯科医院 副院長のKazuyoshiでした。
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それは異常?

2017-12-02 08:36:36 | 歯について

「歯がしみる」



むし歯になっていない歯でもしみることはあります。



それは歯の正常な反応の範囲のこともあります。



過剰にしみて生活に支障が出るほどであれば



なにか原因があるかもしれません。



「むし歯になっている」ということもあるかもしれません。



ただし、必ずしも「むし歯=しみる」ではありません。



山形県 米沢市 笹生歯科医院 副院長のKazuyoshiでした。
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食べれてしまう

2017-11-29 08:19:55 | 歯について


歯並び・かみ合わせが悪くても


そんなに困らないのは


現代の美味しく柔らかく食べやすく加工された食事内容では


食べれてしまうためです。


昨日の話で言うと


車のタイヤが四角形でも五角形でも、六角形でも多少は走れてしまう。


走れるから(食べれるから)大丈夫・・・


なのですが、長~い距離を走ろうと思ったら


車のタイヤが円形のものに比べたら、いろいろと不利なのです。 
 

16年で思う。


山形県 米沢市 笹生歯科医院 副院長のKazuyoshiでした。
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有利

2017-11-28 08:40:11 | 歯について

「歯並び良いほうがいいんですか?」



時々歯並びについての質問を受けます。



そうですね、「歯並び・かみ合わせ」がいいほうが有利です。



例えて言うなら



タイヤが五角形の車(歯並び・かみ合わせがよくない)があったとします。


走ることは可能ですけど、ガタガタ走りにくい。いろんなところに負荷がかかりますよね?


それで10年も走っていればどこかにゆがみがでて故障も何度もあるでしょう。


当然その都度修理が必要です。


燃費(うまく咬めるか)も悪いでしょう。






タイヤが通常通り円形(歯並び・かみ合わせがいい)であれば五角形より当然スムーズに走ります。


負荷も少ない。


10年走っていれば故障はあるかもしれませんが、前述の車よりはずっと少ないと思います。


燃費もよいでしょう。




どちらも走れますが、


五角形のタイヤの車より、円形のタイヤの車のほうが断然有利なのです。


 
不正咬合は悪化する傾向
山形県 米沢市 笹生歯科医院 副院長のKazuyoshiでした。
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歯科における予防とは

2017-10-31 08:26:30 | 歯について

歯科治療は軽度の治療であるうちは経過観察のこともあるし、


軽度であれば治療になっても痛みもかなり少なく、来院回数も少なくてすむことが多い。


けれど、口腔内の状態によっては痛みを伴う治療になることもあるし、


痛みある治療だと怖いし不安だし、来院回数も増えるし、行きたくなくなる。


でも、歯は自然治癒がないから何もしなければ状況はよくならない。


それどころか、ある一か所だけ気になっていたのが、


こっちも、あっちも、とあちこち問題を抱えてくると、あとですべてが繫がって


どうにもこうにもいかなくなって、咬合崩壊。



そうならないために予防なんだけど、


歯科における予防とは簡単じゃないと最近思う。


歯石除去だけが、予防じゃないし、


歯磨きだけが予防でもない。


歯並びや噛み合わせだけが予防でもない。


全てが積み重なっておこることだから。


注射一つで予防できるものじゃないから。 


歯科における予防は超難しい。と個人的に思う。


山形県 米沢市 笹生歯科医院 副院長のKazuyoshiでした。
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根治療法はあるか

2017-09-09 08:30:36 | 歯について

疾患の完全治癒を目的に原因となるものを除去していくのを根治療法といいますが


歯科の口腔内に起こる病気、むし歯、歯周病は完全根治するのは難しいように思います。


それは本人が獲得した歯並び、かみ合わせ、


歯の質、唾液の質、


生活環境と生活習慣、その他複数の要因に左右され続けるからです。 


大切なのはまずは自分がどんな状態なのか知ること。


そしてコントロールすることなんだと思います。 


ですけど、そのコントロールが難しい。



山形県 米沢市 笹生歯科医院 副院長のKazuyoshiでした
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根面カリエス

2017-09-02 08:31:28 | 歯について

年齢を重ねてくると


生理的変化で歯肉も骨もある程度は下がりますから、歯の根が露出してきます。


歯の根の部分は象牙質という酸に対して弱い部分ですのでむし歯になりやすいのですが


そこに加齢変化により唾液の分泌量が減ってくると


より根の部分がむし歯になりやすくなります。


根面カリエスといいます。


そのうえ歯周病だと支える骨がなくなり、根の露出量も多くなりますから


一気に全体に根面カリエスになる例をよくみます。 


口腔内のケアができていない方だと


できている方に比べて圧倒的に根面カリエスになりやすいです。 



山形県 米沢市 笹生歯科医院 副院長のKazuyoshiでした。


お手入れ

根面う蝕

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経過観察・・・見守る

2017-08-19 08:38:34 | 歯について





2015年に経過観察にしていた右上6番の咬合面の初期むし歯。


このぐらいのむし歯であれば、口腔内の清掃状態を良好に保っていくことで


削らずともこのまま推移することがあります。







その2年後の右上6番。


特に変化なしですので、経過観察です。 そのうしろから出てきた右上7番も初期むし歯ですが観察です。


生活環境や習慣の変化によって口腔内の状況が変化すると


むし歯が進行していくこともあるので、年に数回確認します。


もし、これ以上の進行が認められれば、切削することもありますけど、


なるべくなら削らないほうがいい。  


もし、2年前に削ってたら、こうはなってないと思います。


歯科医院はむし歯の治療のために削ることも抜くこともあるけれど、


削らずに見守っていくところでもある。 



山形県 米沢市 笹生歯科医院 副院長のKazuyoshiでした。
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