妊婦さんがタバコを吸っているのを見ると、ちょっとがっかりしてしまいます。
個人の嗜好といえばそれまでですが・・・
煙に含まれるニコチンが血管を細くしますから、お母さんから胎児に送られる
酸素と栄養が少なくなってしまいます。
また、たばこを吸っているお母さんの母乳を飲んだ赤ちゃんに「イライラ」や、
「眠れない」、「吐く」、「下痢」、「脈が速くなる」などの
ニコチン中毒症状がみら
れたという報告があるそうですから、赤ちゃんのことを、そして自分のことを
考えたらやめた方がいいですよね。
「換気扇の下やベランダで吸っている」
「子どもがいる部屋では吸わないようにしてる」
と言っても、タバコを吸ってると呼気にも含まれるために父親や母親と家族に
喫煙者がいると幼児の尿にニコチンが検出されるとの報告もあるそうです。ニ
コチンだけでなくタバコに含まれる有害物質の影響を受けるわけですから、赤
ちゃん、お子さんの発育や知能の発達は妨げられてしまいます。
妊婦さんの禁煙には手遅れということはありません。今からでも遅くはありま
せん。妊娠前に禁煙すると、妊娠初期では早産・流産のリスクは低下するとの
事ですから禁煙に取り組んでみてはどうでしょうか
山形県 米沢市 笹生歯科医院 副院長のKazuyoshiでした。
妊娠中の喫煙、子どもの動脈を損傷する可能性
世界禁煙デー
夫の喫煙で
喫煙と認知症
タバコ顔
妊娠とタバコ