いつもの職場の教養から引用です。
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Y氏は、社内で新聞を読む際に手袋をします。
なぜなら、新聞のインクが手に付くのが嫌だからです。新聞を読み終えると、
<本当にこの部屋は汚いのだから・・・>
<やったらやりっぱなしで・・・>
とブツブツ小言を言いながら、部屋の掃除をします。同じ部屋の同僚が、
仕事用具を広げたままで、片付けをしないからです。
とにかくY氏は、だらしのない人、不潔な人が嫌いでした。
折に触れては、人の欠点をあげつらっていました。
そのためY氏がいると、職場の雰囲気が暗くなり潑剌とした空気が澱んでいくのです。
ある日、上司がY氏に「毎朝、新聞を読むときの手袋、黒光りして汚いね。
意外と自分のことは分からないものだね」と言ったのです。
Y氏はこの一言を聞いて愕然としました。
自分は誰よりもきれい好きだと思っていたからです。
自分のことはよくわかっているようで、案外わからないものです。
自分の足元に心を向けたとき、見えないものが見えてくるはずです。
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他人の欠点はよく目についても、自分のこととなると
わかっているようで、よくわかっていないことってありますよね。
周りの人のことをアレコレいうのも分かりますが、
一番難しいのは自分のことを理解するってことかなと思います。
自分を客観的な視点で観るためにも誰かの意見は貴重ですね。
山形県 米沢市 笹生歯科医院 副院長のKazuyoshiでした。