イッキ飲み、アルハラに注意 宴会シーズンで市民団体が警鐘
飲酒する機会が増える歓迎会や花見シーズンを迎え、気を付けなければなら
ないのが急性アルコール中毒だ。全国ではここ数年、毎年死者が出ており、市
民団体などは「イッキ飲みや飲酒強要などのアルコールハラスメント(アルハラ)
は命を失う、奪うような行為」と警鐘を鳴らす。
山形市立病院済生館が2007、08年度に受け入れた急性アルコール中毒の救急
患者は、それぞれ53人、62人。07年12月には10人が運ばれている。同市消防本
部救急係によると、歓送迎会シーズンは、急性アルコール中毒患者の搬送が増
える傾向にあり、年齢層は若者に限らないという。担当者は「体調、体質に合
った飲み方をしてほしい」と話す。
全国ではイッキ飲み・飲ませで学生らが亡くなるケースも。子どもらをイッ
キ飲みで亡くした家族でつくる市民団体「イッキ飲み防止連絡協議会」(東京
都中央区)の調査では、08年に急性アルコール中毒などで死亡した大学生らは
少なくとも5人おり、未成年も含まれていた。ことし3月には、愛知学泉大のサ
ークルの送別コンパで大量飲酒した1年の男子学生が倒れ、翌朝、死亡が確認
された。事務局の馬場亜紀子さんは「仲間の結束を強めるための道具としてア
ルコールを使うべきではない。強引な飲ませ方が命を奪うこともあることを知
ってほしい」と強調する。
県内の各大学は以前から啓発チラシを配るなど対策に乗り出しており、山形
大は「学科やサークルの歓送迎会などで、未成年に飲酒させないよう説明して
いる」とし、東北公益文科大も「クラブやサークルの代表者にイッキ飲みさせ
ないよう周知している」という。10日に行われた東北芸術工科大の学生生活ガ
イダンスでは、学生課の職員が「今後、酒を勧められる場面があるかもしれな
いが、未成年はきっぱりと断るように。アルハラ被害に遭った場合は相談して」
と呼び掛けた。
もし酔いつぶれた人がいたら周囲はどうすればいいのか。山形市消防本部や
イッキ飲み防止連絡協議会は▽酔いつぶれた人を放置しない▽吐瀉(としゃ)
物で窒息しないよう寝かせるときは体と顔を横向きにする▽夜間は低体温にな
る恐れがあるので保温する▽呼び掛けや痛みに反応しないなど昏睡(こんすい)
状態になっていたらためらわずに救急車を呼ぶ-ことを注意点として挙げる。
2009年04月20日
山形新聞
私も学生の頃は酔いつぶれてしまったこと多々あります。。。
酔いつぶれ
た友人を救急につれていったこともあります。社会人になってからは学生の時
のようには無茶することはなくなり?ましたが、今思い返すと危ないこともあり
ましたねぇ
。
お酒は度を越さなければ、みんなで飲んでいて楽しいものですが、度を越し
てしまうと後が大変です。場を盛り上げることも大事かもしれませんが、ほど
ほどにしておくことが大切ですよね。あと、無理と思ったら断ることも大事ですよね。
身体を大切にね
山形県 米沢市 笹生歯科医院 副院長のKazuyoshiでした。