やったほうがいいんですか?
ひとしきり現在の口腔内の状態を説明し、治療内容を説明した後にそんな風に聞かれることがあります。
治療したほうが今後のためによいと考えるのでお伝えするのですが
患者さんからすると
「今なんともないのに必要なことなのか?」
「治療したら痛くなるのではないか?」
などなど不安や疑念がわくのだと思います。
確かに今は痛くないのですが
いつ痛くなるかはわからないけれど、急激に痛くなる恐れがある状態である。
今は安定しているように見えるけれど、将来的に悪化する。
そんな訳で、なにか症状が出てからだと今より状況が悪くなるからお伝えするのです。
もちろん治療したら治療後の痛みがでるということもあります。
「今痛くないのに治療したら痛みがでるんだったら、じゃぁしなくていいや」
そう考えるのもわかりますが
そういうときに限って困ったタイミングで口の中のトラブルはやって来ます。
そしてその時にはできることは限られてくるのです。
歯科治療はマイナスへの治療であるから。
山形県 米沢市 笹生歯科医院 副院長のKazuyoshiでした。