ふくいんちょのつぶやき

山形県 米沢市 笹生歯科医院 副院長Kazuyoshiの
日常を通してのつぶやき

歯髄腔の大きさ

2012-02-03 07:43:28 | 歯について
  歯の歯髄(神経)が入っているところを歯髄腔(しずいくう)といいますが、ここの大きさ
  は年齢により変化していきます。年配の人の方が若い人に比べこの歯髄腔は狭いです。


  これは年齢を重ねることで歯髄腔が石灰化するために徐々に狭く、細くなっていくのです。
  咬む力やう蝕などの外からの刺激から守ろうとする防御反応で象牙質が内側から作られる
  ために細く狭くなっていくのです。 

  

      

  ちなみに上の写真は私のレントゲン写真ですが、各歯牙の歯髄腔はこんな感じで細く狭い
  です。オレンジで囲った部分がそうです。


      


  そしてこっちは一昨年とった長男のレントゲン写真。右下6番は根の先までも完成していま
  せんので根っこの先は閉じてませんが、歯髄腔の広さは明らかに違いますよね。広いです。 


  さらに、永久歯と乳歯でもその歯髄腔の広さは異なっています。歯髄腔は永久歯より乳歯の
  方が大きく角がとがっています。乳歯は永久歯に比べ酸に対して弱いのもありますがこのた
  め、むし歯が進むとすぐに歯髄まで達しやすいです。 

 

  山形県 米沢市 笹生歯科医院 副院長のKazuyoshiでした。 

  タウロドント歯 
  象牙質とは?
  酸蝕症
  
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 苦手な空間 | トップ | 来週も降るんだって・・・ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

歯について」カテゴリの最新記事