ささの子通信

温泉、人形遣い、ソフトバレー、育ジイ、B級グルメ?

第49回自主公演

2023-06-12 | 人形遣い
あつぎひがし座の公演に行ってきました。あつぎひがし座は東高校のOBと高校生が遣い手となる座です。
来年度は商業高校と統合となりますが人形浄瑠璃部は存続するそうです。

46回は中止、47回は観客のいない配信公演、48回はまだ県外に出るとことが怖かったので遠慮しました。
49回、あらかじめ申し込みでの指定席。
自分の状況をお知らせし、出入り口近くをお願いしましたが、今日は心配した体調も良く、公演中にトイレに行くことなく最後まで見ることができました。
撮影禁止なので演目の画像はありません(^^;)

市長、教育長の挨拶

三番叟
今年7人の新入生が入部。
先駆けで相互入部が可能になったため両校合同チームとしての披露です。
伝統芸能に7人もの若者が興味をもってくれたことに座は違えど感動しました。
主遣いは3年生。
左を三年生と1年生が交代、足遣いを1年生が交代で遣いました。
全員が遣うのでうちの座より長い演目となってました。

解説
あらかじめ募集した質問への回答
うちの座とおなじく衣装は手作りなんですね。
人形遣いの体験
人形の仕組みについてと遣い
指導をしている勘緑さんの話の中で太夫さん三味線さんの減少、人形浄瑠璃は絶滅危惧種!が印象的でした。
地元の小学5年生が人形遣いを習い発表をしていた時期もありますが今はありません。
数年前に蒔かれた種はいまだ芽が出ません(>_<)
現在、市の隅と隅となりますが、東にある高校が人形浄瑠璃を部活動として活動をしてくれています。
ひがし座は高校の部であることから相模人形全体の公演には出られないそうですが50年も続けていれば立派に伝統芸能ですよね。市長も市の宝と言っているのですから勘緑さんだけでなく自分も参加資格ありだと思いました。

休憩

増補大江山~戻り橋の段~
浄瑠璃 竹本土佐子(重要無形文化財)・竹本京之助
三味線 鶴澤津賀花・鶴澤津賀榮(重要無形文化財)
お囃子 仙波宏多社中

土佐子先生、追分では三味線をお願いしていました。

あらすじ:渡辺綱が若い女に化けた鬼を退治する話。
源頼光の家来渡辺綱は、都を警戒していた。戻り橋に差し掛ると、美しい娘がたたずんでいました。物騒な夜道を五条まで行かなければならないという心細げな娘を、送ることにします。ところが橋を渡る時水に映ったのは娘ではなく鬼の姿。知らぬふりをして女に素性を聞くと扇折の娘「若菜」と名乗ります。娘は綱に所望されて優雅に舞を披露。
綱は名乗りもしない自分の名を知っていることで「本性を現わせ」と迫りますが、正体を見破られた若菜は悪鬼の姿に変わり衿をつかみ愛宕の山奥の隠れ家がへ連れて行こうとするが咄嗟に片腕を切り落とされます。
クライマックスの立ち回り、髪を連獅子?のように振り回すさまは衝撃的でした(@_@。


公演後に




ほぼ満員。集客力凄いです。
来年は文化会館の改修工事のため公演は再来年になります。いまの一年生が三年生。会場を別のところに市で用意してくれることを望みます。
頑張るには目標が必要ですから。