今年度、公益財団法人東日本鉄道文化財団から助成を頂き、その贈呈式が市役所で行われました。
保存継承事業としての助成となりますので委員会を発足して規約案を作り、承認を得るところから始まります。
終わって贈呈式。
市長、教育長も出席していただき、税理士会以来の重々しい式となりました。
平成5年度より地方文化の振興を目指して始まったこの事業。
一回目は車人形さん。
今回、助成を受けたのは2団体。
◇笹子追分人形の保存継承事業
カシラの修理・手足の制作、不足しているカシラ・衣装の制作。
◇宝鏡寺仁王門修復事業
大月市指定文化財であり、仁王門内にある仁王像も大月市指定文化財。
近年仁王門の経年劣化が著しく、平成24年4月の強風により屋根板の一部も剥がれてしまったため、大月市文化財補助金を利用し修復工事を予定してた。
地域で育まれた文化を貴重な財産として捉え、後世に継承するべき貴重な事業であるための支援。
贈呈式後、記念撮影をして終了。
一緒に助成を受けた仁王門修復のお堂を見に行きました。
奈良子は初めて。
すごい山の中なんですね。
民家の陰にある小さいお堂で一度通り過ぎてしまいました。
宝鏡寺は室町時代に建てられたとみられ、現在は薬師堂と仁王門しか残っていません。
江戸時代の地誌「甲斐国志」には、寺が廃寺となり地域住民が管理していたことが記されている。
1803年の改修時には既に住民によって管理されていたと記録されているそうです。
仁王門
仁王像
普段は見ることができない仏像。
「十二神将立像」(同市指定文化財)の12躯(く)一式は現在、国民文化祭事業の一環として11月10日まで郷土資料館(猿橋町猿橋)で開催中の特別展「郷土の祈り 宝鏡寺薬師堂展」で公開されています。
裏に紫陽花が沢山咲いていました。
文化財団の方々が来るまで練習場で二時間待ち。
特別展も実に行けば良かった。
せっかくなので掃除。
23日の阿波踊りに使う人形の手足を軽いものに交換。
見ていただくかしらを用意。
一番古い三番叟のかしら。
三時過ぎて財団の方々が到着。
色々なお話をさせて頂き、三番叟を観て頂きました。
10月までには助成金により、舞台幕やかしら、手足が完成します。