昨年大ヒットし静かなブームを巻き起こした『のだめカンタービレ』という
漫画とテレビがありましたね。
改めてクラシック音楽の良さを発見し、
クラシックのCDもすごい売り上げを記録し、
ひとつの社会現象となりました。
そうそう『スウィング・ガールズ』という映画がヒットした時も、
ジャズファンが増えたり、ブラスバンド部に入る学生がとっても増えたらしいですね。
ロック界でも71年にエマーソン・レイク&パーマーというスーパーグループか゜
クラシックのムスログスキー、『展覧会の絵』をエレキギターやシンセサイザーで
ロックにアレンジし、センセーションを巻き起こしたこともありました。
音楽も色々なジャンルがありますが、それぞれに素晴らしさがあり、奥深さがあります。
一つのジャンルだけに傾倒するだけでなく、それを超えてクロスオーバーすることは、
とても大切なことであり、そこに「新しい発見や新鮮な驚き」があります。
ロックにブラスを取り入れ「ブラス・ロック」とか
「ジャズ・ロック」といわれたグループがありました。
『シカゴ』です。
今日、紹介の曲は『 シカゴ 』の
『 クエスチョンズ67/68 』(1969年) です。
これまでのレコードやCDの総売り上げが、全世界で
なんと1億2千万枚を突破するスーパーグルーフです。
彼等の代表作サタデー・イン・ザ・パーク(1972年)が
あまりにも有名ですが、私自身はやはりこの曲ですかね。
この曲をはじめてに聴いた時の衝撃は今でも覚えています。
何だこのイントロ・・・。何だこのボーカル・・・。何だこの間奏・・・。
中学生だった私が初めて聴いたシカゴはとっても大人のバンドでした。
少し背伸びをして聴いたシカゴは音楽的にも奥深く、知的で
ブラスサウンドの心地よい響きと、テンポのよいリズム
そして華やかで美しいメロディー・・・。
『クエスチョンズ67/68』
いつまでも色あせない、スケールの大きさを感じさせる曲です。
アップルくん