昨日は久々に、まとまった量の雨が降りましたね。
この雨によって、辛うじてしがみついていた桜の花びらは、引力と風によって
多くは大地へと戻ってゆきました。
先週も雨の話をしましたが、考えてみますと、「雨」の曲で素晴らしい曲は、
けっこう沢山ありますね。
「雨にぬれた朝」 キャット・スチーヴンス、 「悲しき雨音」 カスケーズ
「雨にぬれても」 BJ・トーマス、 「雨の日と月曜日は」 カーペンターズ
「雨」 ジリオラ・チンクエッティー、などなど・・・名曲がひしめいています。
数ある雨の曲の中でも、私の一番好きなこの曲、C.C.R.の
「 雨をみたかい? 」1971年 を紹介します。
グループ名C.C.R.は、クリーデンス・クリアウォーター・リバイバルと、
サザン・ロックと呼ばれたアメリカ南部の
泥くさいサウンドが、持ち味のグループです。
C.C.R.が連れて行ってくれる所は、
都会でも宇宙でも未来でもなく、素朴な人間と
美しい自然のある田舎である。
そしてC.C.R.をポヒュラー・ミュージックの原点だという人は多い。
「雨をみたかい?」
この曲は、リーダーのジョン・フォガティーがドスのきいたガラガラ声を、
力一杯はりあげて歌いますが、実は、ベトナム戦争を批判した歌だと云う事です。
「あなたは、晴れた日に降ってくる雨を見たことがあるかい?」
撒き散らした「ナパーム弾」の事だと知ったのは、
ずい分経ってからの事でした。
アメリカではイラク戦争の時にジョン・レノンの「イマジン」と共に、
放送禁止曲に指定されたそうです。
とってもアメリカらしい話ですね。
普通に聴くと、とっても心地よく、かっこいい曲で、
そんな内容だとは、とても思えません。
アップルくん