生活

とりとめもなく

まず2冊

2015年08月01日 20時10分09秒 | 読書
最近読んでた本たち

円居挽「クローバー・リーフをもう一杯 今宵、謎解きバー「三番館」へ
これは軽い感じのミステリで、この作家では今までに「丸太町ルヴォワール」しか読んだ事ないんだけどそれに比べたらすごく読み易くて面白かったー
一浪して京大に入ったばかりの主人公・遠近綸人が、散歩サークル賀茂川乱歩に参加するなかで謎に出会い、そんな時なぜか大学内でひっそりと営業する三番館というバーに行き着くという連作短編集だった。なんか変なのーと思いながらも、登場人物たちがなかなかみんな魅力的でよかったでーす。
京大出身の若手の作家ってなんか雰囲気似てない?万城目学とか森見登美彦とか円居挽…そこまでファンじゃないから同じように感じるのかねえ。
次はこれ

誉田哲也「Qrosの女
キュロスってなにー?と思ってたら、この本の中に出て来る架空のアパレルブランドの名前だった。そのコマーシャルに出ている美女は、素性が全く明かされてないがいったい誰か?というのを、ゴシップ記者や芸能界事情通、芸能事務所社長やタレントなどをからめて、ネタばらしとともに芸能界のウラ事情やらネットの怖さなどを描いているのです。推理小説かといえばそうではないような…オチもなんだかうまく行き過ぎのような…と、ちょっと文句言いたいとこはあるんだけどけっこう面白かったんだよねー魚住刑事のシリーズかと思ってたが、どのシリーズにも属してなかった。でも疾風ガールの世界とちょっとリンクしてます。
コメント
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