生活

とりとめもなく

望郷、からの

2015年08月19日 21時42分55秒 | 読書
最近読んでた本

湊かなえ「望郷
これはかーなーり面白かった。湊かなえさんの作品はこの「望郷」までの単行本は全て読んでるんだけど、2番めに面白いかも…(いちばんは「花の鎖」)あまり本読まないけど何かオススメない?みたいな事言う人たまにいるけど、そういう人にもオススメできるし、もちろんよく読むという人にもオススメしたい。
みかんの花 / 海の星 / 夢の国 / 雲の糸 / 石の十字架 / 光の航路
という、6編の話で成る短編集で、因島がモデルと思われる白綱島という島を一貫して舞台にしていて、子供時代の薄暗い記憶やいじめられ経験みたいなのも共通してるんだけど、どれもすごくいい話で、いつもだいたい湊かなえ作品は嫌~な気持ちになることが多いんだけどこれは本当にすがすがしー
いろいろあるけどすがすがしー
その次はこちら

風野真知雄「東海道五十三次殺人事件 歴史探偵・月村弘平の事件簿
なんかこれ変なの!
五十三次で次々と人が殺される意味なんてあります⁈
いろいろこじつけっぽいし…
と思いつつも、けっこう楽しく読めちゃいます。正統派の推理小説が読みたい!という方には決しておすすめしないが、大人のライトノベルといった感じでのんきな気分で読んでいただけたらいいんじゃないでしょうか。
もともとこの風野さんというかたは歴史小説の作家なのです。月村弘平という探偵役のセリフを通して江戸時代について語ったりしてて面白いよ。
今のところシリーズで3作出てて、現在はこの次のやつを読んでます…なんやかんやで好きかもー
でもこないだ読んだ誉田哲也の「ケモノの城」とか横山秀夫の「64」のすぐ後とかに読んだら、あまりの警察ののん気さに読む気なくすかもー
読む順番を考える必要有り。
コメント
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