生活

とりとめもなく

WOMAN IN GOLD

2015年12月02日 20時56分25秒 | 映画
今日は水曜レディスデーだから、仕事の後TOHOシネマズ錦糸町で映画観ました。
封切りのけっこう前から気になっていた

黄金のアデーレ 名画の帰還
クリムトというオーストリアの画家がけっこう好きなんですが、その人の描いた絵がたどった数奇な運命を映画にしたもの。
第二次大戦中にナチスドイツに奪われその後オーストリアのものになった「アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像」を、アデーレ・ブロッホ=バウアーの姪っ子であるマリア・アルトマンが取り返そうと頑張るという話だった。実話をもとにしているうえ、1998年にマリアが82歳の時に実行にうつすという、ついこの間の話なのである。クリムトというと遠い昔の存在のような気がするが、そんな昔でもないのだね。
「アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像」についてはWikipediaを読んでください…
オスカー女優であるヘレン・ミレンさんがマリア・アルトマン役、その友人の息子で弁護士のランディ・シェーンベルク役はライアン・レイノルズという私はよく知らない俳優さんですけどすごく良かったです。最初乗り気でなかったなんだか頼りない感じの彼が、やがて使命感に燃え、トイレでむせび泣き、壁を殴り、弁護士事務所を辞めてまでマリアと共にアデーレを取り戻そうとするうちに別人のようになる。

現代パートに挟まれるようにして戦争中のエピソードが描かれて、それが本当に理不尽で悲しくて、家族が引き裂かれてゆくシーンでは涙を禁じ得ない。
まあ最後はハッピーエンドですけどね!
2006年、オーストリアから取り返されてアメリカにやってきたアデーレは、今はニューヨークのノイエギャラリーにかざられています…という説明がされて、映画はおわる。
ノイエギャラリー‼︎
私、行ったことある‼︎
イトとNYに行った際、とくに興味はなかったがイトに連れられて行ったのだ。あのこぢんまりとした素敵な美術館。他にもいろいろ行ったけど、いちばん気に入ったところだった。小さいけど自分ごのみの作品が多くて、クリムトの他にミュシャとかシーレが多く飾られていた気がする。
そうか…あの時、私、アデーレと出会って…と、一瞬思ったが、あれは2003年のことなのでまだアデーレはオーストリアにいたのでした。
やれやれ。
コメント
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