のほほんとしててもいいですか

ソプラノ歌手 佐藤容子のブログです。よろしくお願いいたします!

音声ガイド

2010-07-08 | 『毎日のこと』

今回の展覧会、会場の作品の音声ガイドが500円で貸出しされていました。

中には30分の音声による案内が入っていて、とてもわかりやすく楽しいです。

すると、音声ガイドは能登印刷株式会社の制作と書いてあり、調べてみたら、商品名を『ミュゼナビ』と言って、同社の開発商品でした。

携帯端末を使用し、タッチパネルで、音声はMP3だそうです。

マイクロソフトでも紹介されたことがあり、全国的に様々な美術展で使用されていると書いてありました。

印刷会社さんがされていたので、印象に残りました。


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モーリス・ユトリロ展

2010-07-08 | 『美術館・絵画に関すること』


日曜日にモーリス・ユトリロ展の最終日に行ってきた。

新宿の損保ジャパンビル、42階の東郷青児美術館での開催だったが、混雑していて、エレベーターに乗るまでに20分以上待った。

モーリス・ユトリロ(Maurice Utrillo, 1883年12月26日 - 1955年11月5日)は、日本でも人気のある画家です。

今回見た90数点の日本初公開の作品では、建物や風景画が主流で、人物が画面に登場するのは後半生のように見受けられました。

フランスの画家で、母は画家シュザンヌ・ヴァラドンです。

ユトリロは母親が18歳の時の子供で、父親がいなかったため祖母に育てられました。

ユトリロが7歳のときに、スペイン人ジャーナリストのミゲル・ウトリリョ(ユトリロ)が彼を認知したが、ユトリロは生涯この法律上の父に会うことはなかった。

ユトリロは、10代でアルコール中毒になり、治療のため、独学で絵を描き始めた。

「白の時代」といわれる、アルコールに溺れていた初期のものの方が一般に評価が高い。

信仰が支えになってからは、教会の絵も多いと、美術館で聞いた解説にあった。

わたしの印象ですが、構成などは特筆する感じではないのですが、実際に目にしたときの受ける印象は大きかったです。

白の時代といわれる、突き抜けるような白を使用した、整然とした建物や町並みには、聖なるもの、整ったもの、認知された確かなもの、有機への強い欲求と憧れ、渇望が感じられました。

その後、色彩の時代と言われるものに移行していきますが、だんだんといい意味でも、いい意味ではなくても、安心、ゆとり、愛情が感じられるようになり、だんだんと人が画面に姿を現したり、柔らかいカラーが散らばり始めます。

50代で、10歳ほど年上の女性と結婚し、彼女が薄めたワインなどでユトリロの健康管理をし、73歳まで生きます。

ユトリロという一人の人間の、価値観の変遷を観れた気がして、楽しい鑑賞でした。

もちろん、常設のゴッホのひまわりも目にしました。

うずまくものが、周囲の空気を呑むような、黄色、黄緑、緑、でした。


代表作

ラパン・アジル(1910年)(パリ、ポンピドゥー・センター)
コタンの袋小路(1911年)(パリ、ポンピドゥー・センター)
パリのサント=マルグリート教会(1911年)(ドイツ、マンハイム市立美術館)
ラヴィニャン街の眺め(1911-15年)(ニューヨーク、メトロポリタン美術館)
サン=セヴランの聖堂(1912年)(ワシントン、ナショナル・ギャラリー)
パリ郊外(1910年) (倉敷、大原美術館)
ノルヴァン通(1910年) (名古屋、名古屋市美術館)




資料はWikiより。




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楽しい誤解

2010-07-08 | 『毎日のこと』
昨夜、ブログに稚拙な短歌を書いたが、クラブ(そんなものがあります(笑))会員ナンバー3番のHさんが、メールで返歌をくれた。


それは、こうです。


願いごと
雨空向かい
してみるが
天の川溢れ
いっしょに流され

〉〉
彦星が
手差し伸べるも
頭から
一緒にぷかぷか
流れるプール




これを読んで、いっしょに流されたのは、願いごとをしたわたし自身と、捉えられたかも…、と自分の歌のへたさに笑いました。

わたしは、流されたのは、願いごとのつもりでしたが(笑)


でも、Hさんの歌、良くできています!楽しい。


昨日も仲間と、日本語って、意味が曖昧にしか理解できていなくても慣例的に使ったり、使い方で思わぬ誤解があったりと、おもしろいね、と話しました。

その誤解を理解する過程が、また仲を深めたりするんですけどね(笑)


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