夫に腕枕をしてもらい、ドヤ顔をするさくら。
引っ越し前の写真です。
冬になってから、さくらは布団にもぐってくるようになりました。
名前を呼ぶとたいがい、雪をかき分けるようにして掛け布団を歩いてきて、
すーっとわたしたちの間に入ります。川の字です。
人間の体温が両脇から伝わって一番温かい場所なんだとよく分かっているらしい。
布団の中では、おとうさんの腕に体を囲まれて、ゴロゴロ…。
(わたしは時々勢いよく寝返りをうつタイプなので、あまり信用がない)
人間の指を次々甘噛みしているうちに眠ります。
(さくらのよだれで手がべちょべちょになる。
そういうのをずっと噛んでいるのは自分でも嫌らしく、
また別の濡れていない部分を探して、カプ、としてきます)
布団の中でどんな様子をしているのか、ちらっと覗いてみたくなりますが。
おそらく旧居の秋(避妊手術前)の写真と感じは変わらないのでしょう。
結局おとうさんっ子ですからね…。
のびーっとして、べたーっとして。
だらーっとして。
寝返りうっても体に添って。
再びドヤ顔。
「おとうさんはあたしのものなの」
そうですか。
姿勢を変えても、ちらっと確認。
「ね?おとうさんはさくらが一番好きよね?」
以前はわたしを先住猫として、その動向に敏感に反応していたさくらでしたが、
近頃はわたしの行動をあまり気にせず堂々と夫にひっつくようになりました。
夫は夫で「さくらは可愛いねえ。おとうさんが猫なら放っておかないよ~」などと言うし。
ますますラブラブな一人と一匹(と、それを指をくわえて見ている一人)。
さくらのドヤ顔はわたしに向けられているんじゃないかという気がします…。