四季彩の丘の写真。夏の北海道は花ざかりで目に楽しい。
そういえば北海道旅行の記事の続きをすっかり忘れていました。
日常に戻って暮らすうちに思い出が溶けていく…。
いかん…最近では衰えていく記憶力と代わって過去記事が頼りなのに。
という訳で自分のためにぼちぼち記録を書きます。
〇 3日目 →四季彩の丘→富良野通過
実は旭山動物園で、夫の眼鏡が崩壊の危機に。ねじが取れてレンズが外れた!
幸いねじは無くさず、時間がかかったけど爪で締め直すことができたので良かった。
しかし、レンタカーの運転は夫しかできないので、ちょっと慌てる。
今度旅行する時は代えの眼鏡を持参すべきという教訓に。
こうしたトラブルもあったので、そろそろ移動しようかという気分になって、園内の観光案内所に相談。
美瑛を通ってラベンダー畑を見て、宿泊地札幌に行きたいと希望を述べると、
案内所のおじさんに、この道で最寄の高速入口まで行けば「近い」と、
ナビにはないルートを教えてもらう。
それが…思いもよらぬ長い旅の始まりだった…。
四季彩の丘までの行程は順調でルンルンだったのですがね。
花々が鮮やかなボーダーの絨毯みたい!
念願のラベンダー畑鑑賞。
もっと強い香りなのかと思いきや、顔を近づけないと分からなかった。
当たり前の話だが、人工だから芳香剤の匂いはきついのだなと実感。
パッチワークのような見事な景色。
また機会があったら、美瑛で一日自然を楽しむコースもいいなあ、と思いました。
(観光客がわんさかおられるので、下部分がモザイクだらけ。すみません)
昼食を食べていなかったので、夕方近くだったけど2階のレストランに入りました。
夫は鹿丼。わたしは北海道旅行経験者から勧められていたスープカレーを注文。
焼野菜ごろごろのスープカレーは、さっぱりした辛みで美味しかった!
それから己に課したソフトクリーム宿題をクリアするために、
売店のラベンダーソフトクリームを食べました。
うーん…匂いは際立ってるけど普通の美味しさかな…。
(メロンソフトはさすがに旅のノリでも食べきれないと思われたのでやめました。
注文していた猛者を見かけた。若者は元気だ)
さて出発。やがて、中富良野通過。
通りすがりの山の中腹に「なかふらの」の花文字。なんだか得した気分。
(ここはもしかして、中富良野町営ラベンダー園?)
富良野はいつか改めて観光しにきたい…。
その後は山道をうねうねうねうね。
あれ…どこに向かってるのわたしたち…?
どんどん地元の人しか知らない奥深い場所に入っていくような…。
高速に向かっているように見えない道なのに、日はどんどん暮れていく。
ナビの提案するルートに戻したくても、一度停車しなくては設定できない仕様。
だけど後続の車が来るからとりあえず進むしかないし。
観光案内所のおじさんが適当なことを言ったんじゃないかと徐々に不信感が芽生える夫。
北海道の自然を満喫するどころか、町からの離れ具合に不安になる妻。
これは菱沼さん(『動物のお医者さん』)または良牙(『らんま1/2』)状態になってしまうのか。
相変わらずカーラジオの電波が入らないから、賑やかしにiPadでYouTubeの音楽を聴いたけど、
それも次第に充電が切れてくるし…。
あれですね。推理小説ならそのまま人里離れた山荘に辿りつき、
主人に頼んで一晩宿を借りることになり、滞在客と共に晩餐の席に着いたら、
離れの方で悲鳴があがって…この中の誰かが犯人、みたいな展開になりそうですよね。
名探偵登場キタ━━(☆∀☆)━━!!! …なんてな。
(ホラー展開もうっかり思い浮かべたけど、怖いので想像をねじ伏せた。
絶対車は止めないで!湖の近くから離れて!ヒッチハイカ―がいたとしても乗せてはだめ!)
まあ、標識の地名を見ていたので、いずれはどこかに着くとは思いましたが、
一体いつ札幌に着くのか見当がつかず困惑しましたね。
長時間かかって、ようやく新しくできた高速の入口に着いた時には、
二人とも安堵の息をもらしたのでありました。
大変親切な観光案内所のおじさん、一時は疑ってごめんなさい!
結局、メジャーな国道を通るために来た道を引き返すという手間を取ることなく、
マイナーな道を走ってショートカットした形になり、高速料金も節約できたのです。
しかし…わたしたちは悟りました。
北海道人の「近い」は他県民との感覚とは違うのかもしれないと。
札幌に着いたのは、実に夜だよ!(@_@;)
前回→ ☆1 ☆2 ☆3 ☆4
続く
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