エル坊のウィンク(^_-)-☆
猫バカかあさん、めろめろよ~!
先週は弔事があり、急遽車で地元に帰った夫。
わたしが残って猫らの面倒を見ていたのですが、
大好きなおとうさんが数日間留守にしていたので、さくらは淋しそうにしていました。
トイレにおとうさんが隠れていると思うのか、一生懸命こじ開けようとしたり。
落ち着かないのか猫座りしたまま、しばらくくつろがなかったり。
帰ってくるまで寝ないで待ってる!とでも言いたげに、
夜中に駆けまわって手に負えなかったり。
淋しいならわたしに甘えればいいじゃないかと思うのですが、
ドライな一定距離を保つさくら。寒いのに布団にも潜ってこなかった…。
もう…お前はおとうさんに依存しすぎ!
日頃世話してるのはわたしなんだから、少しはなついてよ!
悔しいので抱き上げて、仲良さそうに偽装した。
iPhone6の幅で片手持ち自撮りはちょっと難しい。
スリングで抱っこも。
「えっ。な、なによ…?」「きょとん」「いやいや~!」となるので、
「きょとん」の時までに素早く撮影したほうがいい。
ちなみにエルくんは、毛布の中やストーブ前で寝てばかりいました。
二匹とも特別甘えてこないということは、そんなに不安がらずに済んだということかな。
それなら仕方ないけど…。
一途なさくら嬢、夫が帰ってきたらさぞや大騒ぎするだろうと思ったら、
その瞬間は存外あっさりしていたのです。
もしや忘れかけてたのかな、と思っていたら、朝方布団にもぐってきて、
おとうさんの手にはみはみして、おとうさん側にべったり寄り添って甘え倒していました。
一応隣に寝ていて、撫でても見向きもされなかったわたしの存在は一体…。
あんまり夫とさくらがベタベタしているので、やきもち焼いちゃったわよ。
留守中足りなかったおとうさんの抱擁を、一気に取り戻すつもり。
あのー。ほっぺに寝癖ついてますよ…。
ところで、今日は節分。豆まきしないで黒豆を食う。
もそもそと38個も食べるのは苦行でしかない。
さて本の方は、少しずつ薄田泣菫の「茶話」(キンドル版)を読んでいます。
古今東西の著名人を肴にした皮肉で小粋な噂話といった趣の随筆なのですが、
このコラム、当時の読者人気を察するとともに、
俎上に載せられた人々の怒りも買ったであろうことは想像に難くない。
まあ、ちょい辛口のユーモアなのです。
大正から昭和にかけてのことなので、女性蔑視や人種・職業等の差別もあるのですが、
実業家も政治家も芸術家も上流婦人も、実名で等しくおちょくっている点では公平かもしれない。
王義之やリンカーンやマーク・トウェインの逸話がまことしやかに語られていたり、
島村抱月と松井須磨子の話や、岩野抱鳴と清子の離婚がらみの話や、
上田敏が京都にいた頃の話、鳩山一郎のお母さんが息子の選挙のために動いたり、
広岡浅子が外国贔屓一辺倒だったり…。
近代史に詳しくなくても大正時代の人物伝を読んだことがあると、
うっすら覚えのある人が登場してきたりします。
(シリアスな偉人のはずが、小話にされてディスられてるのよw)
まるで見て来たかのような、豊かで鋭い文章表現も魅力。
紙の本ではこちらも持っていますが、抄本なので。
茶話 (岩波文庫) | |
クリエーター情報なし | |
岩波書店 |
全体的に大人しめに編集されている気がする。
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