あれ以来さくらのコード恐怖症は治らず、時々挙動不審に…。
このソファーカバー嫌いなのに、珍しく背もたれの上に乗っています。
部屋を歩くのにびくびくしている時があって、何とも気の毒です。
エルが顔に引っかき傷を作ったあと、治りかけたのにかさぶたをはがしたらしく、
少し毛が抜けていたのですが、先日左後ろ足の指の間も一部禿げていることに気づき…。
動物病院に連れて行ったら、皮膚病ではないが、足のほうは怪我をしているとのこと。
(よくよく見ると、指の奥の方が赤くなっていた)
抗生剤を注射してもらい、患部を舐めないようにこの姿になりました。
エリザベスカラー付きの猫王子。我が家ではパラボラアンテナと呼んでいますが。
どうしてそんなところを傷つけたのか…。
DVDプレーヤーに直接猫が乗らないよう、折りたたみ網棚を置いていたのを、
勢いづいて駈け出したエルが飛び乗って、指の間にぐいと編み目が食い込んだのではないかと
夫は推測しているのですが…あの子は無鉄砲だからなあ。
普段と変わらない様子で飛び跳ねて遊んでいるので、
足に怪我をしているなんて全く気づきませんでした。
早く気づかなくてごめんよ、可哀想なエル…。
去勢手術以来のカラーをつけられて、とても嫌がっていた彼は、
そのままの状態で就寝時にケージに入れられると、一晩中大鳴きの大暴れ。
夫は一時間ごとに起こされ、さくらも異様ないでたちと異様な鳴き声に怯え、
わたしはケージを二回お掃除しました…(猫砂と水で辺りがぐっちゃぐちゃになったから)。
一番可哀想なのはエルなんだけど…家族みんなが振り回され、寝不足に。
そんな坊や、翌日は疲れたらしく昼間すやすや寝ていました。
お留守番と就寝時に、心配しながら再度ケージに入れたけれど、二日目は慣れたらしい。
一粒ずつ手で差し出さなければ食べなかったフードも、お皿の位置を調節すれば自力で食せるように。
お水は難しいようであまり飲もうとしませんが、こちらが不安なので少しシリンジで給水することにしています。
体を掻いたり舐めたりしようにもできなくて、尻尾が不機嫌そうに揺れる時もありますが、
なるべく代わりに撫でたり、ウェットシートで拭いたりしています。
自分ができないお手入れをしてもらっていると分かるのか、不思議と嫌がらないのでした。
まるで宇宙猫だなあ。
甘えん坊だけど、よく我慢している偉い子ですよ。治るまで一緒に頑張ろうね。
さくらはコード恐怖症を引きずったまま、うちの中をパラボラが歩くことに直面したため、
いつものリラックスが見られません。
この写真だとソファーに横たわる優雅なマダムっぽいけど。
お嬢様はなんとなくトイレの回数が少ない気がするので、
頻繁にお湯を口元に持っていくのと、少々のシリンジ給水を開始。
(食欲は変わらずあります。しかしカラーをつけたエルが生活できるように
猫トイレのフードを外し、少々配置を変えたので、落ち着かないのかも…)
たまにこわばる体をマッサージしたいけど、びっくびくされるので、ちと難しいです。
二匹の猫たちのことでは、次から次と心配が芽生えてくるんだよなあ。
ところで、動物病院では口下手なわたしに代わって、夫が前面で話す形になっております。
怯えるうちの子たちをキャリーケースから出したり、保定したりするのも夫。
わたしも隣にいて猫を落ち着かせようと触ったりするのですが、なんか付き添いっぽい感じなのかもしれない。
そのためか、診断や家での世話の仕方を説明する先生の視線が、この間は夫のほうに向けられていたような…。
いや先生、実はこの人に懇切丁寧に説明されてもさほど意味がないので…。
飲み会や出張やその他付き合いがあるとかで、エル療養中もたいして家におりませんし…。
日頃、この男と猫らの世話をしているのはわたしでしてね…。
気をつけていてもエルが異食したりさくらがストルバイトになったりして、
飼い主としてしっかりしてないように見られるのかもしれませんけど…(暗)。
まあ、いつかはちゃんとはきはき受診できるようになりたい、と思ったですな。
とりあえず、寝てないので仮眠とろうっと。
おい猫ら。なんでお前らまで、猫っ可愛がりばかりのとうちゃんが好きなのさ?
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