☆ 昨日の復習

後手番大山先生の次の手は?
☆ 今日の棋譜20170703
昭和55年12月、二上達也先生と第37期棋聖戦です。

大山先生の四間飛車に。二上先生は棒銀で

いつもの32金を見て、引き角にする作戦でした。

でも大山先生は65歩、矢倉に組ませないと。これを見て二上先生は46銀と構えます。

銀を追って

中央に位を取ります。

6筋は先手の方が駒が多いです。

大山先生は35歩から5筋を狙います。

手に乗って二上先生は右銀を進出して

陣形整備の後、と金作り。

これは手順に左桂をさばいて、大山先生に文句はないでしょう。

銀を2筋に追いやって

角を84に移動し、金取りも控えの桂で受けて、調子は良さそうです。

二上先生は と金を引きます。32成銀から飛を成るくらいが普通ですが、それは遅いので勝てないと見ました。

86桂は急所で、大山先生はこの受け方が問題。64金は飛車先が止まるし、73銀も指しにくそう、でもそれが正解だったのかも。

64飛で受けたのですが、端角で狙われました。

二上先生は と金が間に合ってきて、53と同金74桂が狙い。

36桂にも構わず と金を寄ります。23成銀も働いていて、ぴったりの手です。

金を取れて

48桂成にも構わず両取りに飛を打ちます。

大山先生の反撃もあるのですが

駒得で攻めているので二上先生が十分すぎます。

自玉をしっかり守って

桂を跳ねて

金角を剥がし

きれいに寄せました。取れば詰み。
大山先生が十分な中盤に見えましたが、86桂の受け方が難しかったです。形よく飛で受けたら97角がぴったり、と金も働きだして二上先生が押し切りました。二上先生の好手が目立ちます。
#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.31 棋譜ファイル ----
手合割:平手
先手:二上達也9段
後手:大山王将
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 3四歩(33)
3 2六歩(27)
4 4四歩(43)
5 4八銀(39)
6 3二銀(31)
7 5六歩(57)
8 4二飛(82)
9 6八玉(59)
10 6二玉(51)
11 7八玉(68)
12 7二銀(71)
13 3六歩(37)
14 7一玉(62)
15 5八金(49)
16 4三銀(32)
17 2五歩(26)
18 3三角(22)
19 6八銀(79)
20 6四歩(63)
21 3七銀(48)
22 3二金(41)
23 7七銀(68)
24 6五歩(64)
25 9六歩(97)
26 9四歩(93)
27 4六銀(37)
28 8二玉(71)
29 1六歩(17)
30 5四銀(43)
31 5五歩(56)
32 6三銀(54)
33 3七桂(29)
34 4三金(32)
35 5七金(58)
36 6四銀(63)
37 5六金(57)
38 6二飛(42)
39 6八飛(28)
40 3五歩(34)
41 同 銀(46)
42 5四歩(53)
43 同 歩(55)
44 同 金(43)
45 3四銀(35)
46 5五歩打
47 5七金(56)
48 5一角(33)
49 2八飛(68)
50 6三飛(62)
51 6八金(69)
52 7四歩(73)
53 2四歩(25)
54 同 歩(23)
55 2二歩打
56 3三桂(21)
57 2一歩成(22)
58 4五桂(33)
59 同 桂(37)
60 同 歩(44)
61 3一と(21)
62 3三歩打
63 2三銀成(34)
64 8四角(51)
65 2四飛(28)
66 4四桂打
67 3二と(31)
68 5六歩(55)
69 5八金(57)
70 5五銀(64)
71 8六桂打
72 6四飛(63)
73 3三と(32)
74 5三金(54)
75 9七角(88)
76 6三金(53)
77 4三と(33)
78 3六桂(44)
79 5三と(43)
80 2四飛(64)
81 6三と(53)
82 同 銀(72)
83 2四成銀(23)
84 4八桂成(36)
85 5三飛打
86 6二金(61)
87 5五飛成(53)
88 5八成桂(48)
89 同 金(68)
90 2八飛打
91 5六龍(55)
92 2四飛成(28)
93 5五桂打
94 7二銀打
95 6三桂成(55)
96 同 金(62)
97 5四歩打
98 5二歩打
99 6五龍(56)
100 2八龍(24)
101 6八金打
102 1九龍(28)
103 7四桂(86)
104 同 金(63)
105 同 龍(65)
106 7三歩打
107 8四龍(74)
108 同 歩(83)
109 6二銀打
110 6一金打
111 7一銀打
112 投了
まで111手で先手の勝ち

後手番大山先生の次の手は?
☆ 今日の棋譜20170703
昭和55年12月、二上達也先生と第37期棋聖戦です。

大山先生の四間飛車に。二上先生は棒銀で

いつもの32金を見て、引き角にする作戦でした。

でも大山先生は65歩、矢倉に組ませないと。これを見て二上先生は46銀と構えます。

銀を追って

中央に位を取ります。

6筋は先手の方が駒が多いです。

大山先生は35歩から5筋を狙います。

手に乗って二上先生は右銀を進出して

陣形整備の後、と金作り。

これは手順に左桂をさばいて、大山先生に文句はないでしょう。

銀を2筋に追いやって

角を84に移動し、金取りも控えの桂で受けて、調子は良さそうです。

二上先生は と金を引きます。32成銀から飛を成るくらいが普通ですが、それは遅いので勝てないと見ました。

86桂は急所で、大山先生はこの受け方が問題。64金は飛車先が止まるし、73銀も指しにくそう、でもそれが正解だったのかも。

64飛で受けたのですが、端角で狙われました。

二上先生は と金が間に合ってきて、53と同金74桂が狙い。

36桂にも構わず と金を寄ります。23成銀も働いていて、ぴったりの手です。

金を取れて

48桂成にも構わず両取りに飛を打ちます。

大山先生の反撃もあるのですが

駒得で攻めているので二上先生が十分すぎます。

自玉をしっかり守って

桂を跳ねて

金角を剥がし

きれいに寄せました。取れば詰み。
大山先生が十分な中盤に見えましたが、86桂の受け方が難しかったです。形よく飛で受けたら97角がぴったり、と金も働きだして二上先生が押し切りました。二上先生の好手が目立ちます。
#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.31 棋譜ファイル ----
手合割:平手
先手:二上達也9段
後手:大山王将
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 3四歩(33)
3 2六歩(27)
4 4四歩(43)
5 4八銀(39)
6 3二銀(31)
7 5六歩(57)
8 4二飛(82)
9 6八玉(59)
10 6二玉(51)
11 7八玉(68)
12 7二銀(71)
13 3六歩(37)
14 7一玉(62)
15 5八金(49)
16 4三銀(32)
17 2五歩(26)
18 3三角(22)
19 6八銀(79)
20 6四歩(63)
21 3七銀(48)
22 3二金(41)
23 7七銀(68)
24 6五歩(64)
25 9六歩(97)
26 9四歩(93)
27 4六銀(37)
28 8二玉(71)
29 1六歩(17)
30 5四銀(43)
31 5五歩(56)
32 6三銀(54)
33 3七桂(29)
34 4三金(32)
35 5七金(58)
36 6四銀(63)
37 5六金(57)
38 6二飛(42)
39 6八飛(28)
40 3五歩(34)
41 同 銀(46)
42 5四歩(53)
43 同 歩(55)
44 同 金(43)
45 3四銀(35)
46 5五歩打
47 5七金(56)
48 5一角(33)
49 2八飛(68)
50 6三飛(62)
51 6八金(69)
52 7四歩(73)
53 2四歩(25)
54 同 歩(23)
55 2二歩打
56 3三桂(21)
57 2一歩成(22)
58 4五桂(33)
59 同 桂(37)
60 同 歩(44)
61 3一と(21)
62 3三歩打
63 2三銀成(34)
64 8四角(51)
65 2四飛(28)
66 4四桂打
67 3二と(31)
68 5六歩(55)
69 5八金(57)
70 5五銀(64)
71 8六桂打
72 6四飛(63)
73 3三と(32)
74 5三金(54)
75 9七角(88)
76 6三金(53)
77 4三と(33)
78 3六桂(44)
79 5三と(43)
80 2四飛(64)
81 6三と(53)
82 同 銀(72)
83 2四成銀(23)
84 4八桂成(36)
85 5三飛打
86 6二金(61)
87 5五飛成(53)
88 5八成桂(48)
89 同 金(68)
90 2八飛打
91 5六龍(55)
92 2四飛成(28)
93 5五桂打
94 7二銀打
95 6三桂成(55)
96 同 金(62)
97 5四歩打
98 5二歩打
99 6五龍(56)
100 2八龍(24)
101 6八金打
102 1九龍(28)
103 7四桂(86)
104 同 金(63)
105 同 龍(65)
106 7三歩打
107 8四龍(74)
108 同 歩(83)
109 6二銀打
110 6一金打
111 7一銀打
112 投了
まで111手で先手の勝ち