☆ 昨日の復習

後手番大山先生の次の手は?
☆ 今日の棋譜20170705
昭和56年1月、石田和雄先生と第39期名人挑戦者リーグです。

大山先生は四間飛車、石田先生は天守閣美濃に。

それから棒銀です。

左美濃で居角のままの棒銀というのは見ませんね。中央が薄すぎます。引き角棒銀になりました。

84銀~75歩を65歩~66角で受けるというのは一番筋の良さそうな受けです。

石田先生は角頭を狙って動きますが

45歩を突かれて少し困りました。44歩のくさびが入ると角筋が止まります。

桂を捨てて角筋をそらせようとしますが

大山先生は強く飛を攻めます。61飛は53桂打、62飛は連打で飛車先が止まりますね。

二枚換えですが元が桂得なので銀桂交換。その桂を33に打ちました。これを取ると41金が浮いて、先手で61飛成が入ります。

石田先生の51金はその筋を防いだのですが、大山先生は21桂成。取ると63飛成で受けが難しい。42金上は41飛から寄せがありそうだし53銀では取られるし。

石田先生の64角打から桂を取るのはかなりひねった受けです。

でも角を取られて飛車を打たれ、駒損がひどすぎます。

大山先生はあっさり飛で底歩を取って

玉頭の急所に手をつけ

両取り。順位戦では手堅いですね。

手に乗って簡単に寄せました。

投了図。
もうこの形は出てこなくなるだろうというくらいの大山先生の快勝譜です。この振り飛車の受け方は覚えておくとよいです。
居飛車としては棒銀が取り残されるというのは、他で駒得だったとしてもまだ悪い、ということが多いです。
#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.31 棋譜ファイル ----
手合割:平手
先手:大山王将
後手:石田和雄8段
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 8四歩(83)
3 7八銀(79)
4 3四歩(33)
5 6六歩(67)
6 6二銀(71)
7 6八飛(28)
8 4二玉(51)
9 4八玉(59)
10 3二玉(42)
11 3八玉(48)
12 5二金(61)
13 2八玉(38)
14 5四歩(53)
15 3八銀(39)
16 1四歩(13)
17 1六歩(17)
18 2四歩(23)
19 5八金(69)
20 2三玉(32)
21 4六歩(47)
22 3二銀(31)
23 6七銀(78)
24 7四歩(73)
25 3六歩(37)
26 8五歩(84)
27 7七角(88)
28 7三銀(62)
29 4七金(58)
30 4四歩(43)
31 2六歩(27)
32 4三金(52)
33 3七桂(29)
34 3一角(22)
35 8八飛(68)
36 3三桂(21)
37 6五歩(66)
38 8四銀(73)
39 9六歩(97)
40 7五歩(74)
41 6六角(77)
42 6四歩(63)
43 同 歩(65)
44 6二飛(82)
45 6八飛(88)
46 6四飛(62)
47 4五歩(46)
48 同 桂(33)
49 同 桂(37)
50 6五歩打
51 8八角(66)
52 8六歩(85)
53 5六銀(67)
54 8七歩成(86)
55 6五銀(56)
56 同 飛(64)
57 同 飛(68)
58 8八と(87)
59 3三桂打
60 5一金(41)
61 2一桂成(33)
62 6四角打
63 4六歩打
64 4五歩(44)
65 3一成桂(21)
66 同 角(64)
67 7一飛打
68 6一歩打
69 8一飛成(71)
70 7三銀(84)
71 6一飛成(65)
72 同 金(51)
73 同 龍(81)
74 2二角(31)
75 2五歩(26)
76 同 歩(24)
77 2四歩打
78 同 玉(23)
79 5一角打
80 4二桂打
81 7三角成(51)
82 1五歩(14)
83 4五歩(46)
84 5五桂打
85 4六金(47)
86 1六歩(15)
87 3五銀打
88 同 歩(34)
89 同 金(46)
90 投了
まで89手で先手の勝ち

後手番大山先生の次の手は?
☆ 今日の棋譜20170705
昭和56年1月、石田和雄先生と第39期名人挑戦者リーグです。

大山先生は四間飛車、石田先生は天守閣美濃に。

それから棒銀です。

左美濃で居角のままの棒銀というのは見ませんね。中央が薄すぎます。引き角棒銀になりました。

84銀~75歩を65歩~66角で受けるというのは一番筋の良さそうな受けです。

石田先生は角頭を狙って動きますが

45歩を突かれて少し困りました。44歩のくさびが入ると角筋が止まります。

桂を捨てて角筋をそらせようとしますが

大山先生は強く飛を攻めます。61飛は53桂打、62飛は連打で飛車先が止まりますね。

二枚換えですが元が桂得なので銀桂交換。その桂を33に打ちました。これを取ると41金が浮いて、先手で61飛成が入ります。

石田先生の51金はその筋を防いだのですが、大山先生は21桂成。取ると63飛成で受けが難しい。42金上は41飛から寄せがありそうだし53銀では取られるし。

石田先生の64角打から桂を取るのはかなりひねった受けです。

でも角を取られて飛車を打たれ、駒損がひどすぎます。

大山先生はあっさり飛で底歩を取って

玉頭の急所に手をつけ

両取り。順位戦では手堅いですね。

手に乗って簡単に寄せました。

投了図。
もうこの形は出てこなくなるだろうというくらいの大山先生の快勝譜です。この振り飛車の受け方は覚えておくとよいです。
居飛車としては棒銀が取り残されるというのは、他で駒得だったとしてもまだ悪い、ということが多いです。
#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.31 棋譜ファイル ----
手合割:平手
先手:大山王将
後手:石田和雄8段
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 8四歩(83)
3 7八銀(79)
4 3四歩(33)
5 6六歩(67)
6 6二銀(71)
7 6八飛(28)
8 4二玉(51)
9 4八玉(59)
10 3二玉(42)
11 3八玉(48)
12 5二金(61)
13 2八玉(38)
14 5四歩(53)
15 3八銀(39)
16 1四歩(13)
17 1六歩(17)
18 2四歩(23)
19 5八金(69)
20 2三玉(32)
21 4六歩(47)
22 3二銀(31)
23 6七銀(78)
24 7四歩(73)
25 3六歩(37)
26 8五歩(84)
27 7七角(88)
28 7三銀(62)
29 4七金(58)
30 4四歩(43)
31 2六歩(27)
32 4三金(52)
33 3七桂(29)
34 3一角(22)
35 8八飛(68)
36 3三桂(21)
37 6五歩(66)
38 8四銀(73)
39 9六歩(97)
40 7五歩(74)
41 6六角(77)
42 6四歩(63)
43 同 歩(65)
44 6二飛(82)
45 6八飛(88)
46 6四飛(62)
47 4五歩(46)
48 同 桂(33)
49 同 桂(37)
50 6五歩打
51 8八角(66)
52 8六歩(85)
53 5六銀(67)
54 8七歩成(86)
55 6五銀(56)
56 同 飛(64)
57 同 飛(68)
58 8八と(87)
59 3三桂打
60 5一金(41)
61 2一桂成(33)
62 6四角打
63 4六歩打
64 4五歩(44)
65 3一成桂(21)
66 同 角(64)
67 7一飛打
68 6一歩打
69 8一飛成(71)
70 7三銀(84)
71 6一飛成(65)
72 同 金(51)
73 同 龍(81)
74 2二角(31)
75 2五歩(26)
76 同 歩(24)
77 2四歩打
78 同 玉(23)
79 5一角打
80 4二桂打
81 7三角成(51)
82 1五歩(14)
83 4五歩(46)
84 5五桂打
85 4六金(47)
86 1六歩(15)
87 3五銀打
88 同 歩(34)
89 同 金(46)
90 投了
まで89手で先手の勝ち