右四間飛車のもっと攻撃的な手段を見ていきましょうか。
68金寄を保留して、58金のままで攻撃型を作って待ちます。後手が83銀とすれば、待っていましたと25桂24角45歩
仕掛けて良い感じです。45同歩11角成は駒得が大きいので、45同銀同歩11角成
先手が穴熊の場合は33銀よりも11角成のほうが良いようです。65桂には35歩
35同角33桂成同桂同馬57桂成
ここは飛を逃げる方が得で、38飛58成桂35飛同歩42馬
この図の評価値は+611、金銀2枚の穴熊は薄いのですが、後手玉よりは堅いでしょう。それほど簡単ではないですが、寄せ合いで先手が勝ちやすいようです。
ということで後手は銀冠に組み替えるのに苦労するわけですが、
この図から14歩49飛65歩
これくらいの待ち方で先手が攻めたらどうなるかを考えてみましょう。先手としては68金寄とすると85桂86角の形が厄介なので、有効な手待ちは少ないです。後手が65歩を突いた(65桂がなくなった)というあたりが攻めごろでしょう。
続きは明日。